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自衛隊ニュース   2011年2月1日号
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両国友好の象徴
北澤大臣ら除幕
初代インドネシア国軍司令官の銅像
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 北澤防衛大臣との会談のため防衛省を訪れたインドネシアのプルノモ・ユスギアントロ国防大臣が1月14日、両国友好の象徴としてスディルマン初代国軍司令官の銅像を寄贈した。スディルマン司令官は、オランダとの独立戦争の指導者で、日本の教育訓練を受けて最年少で将軍にもなったインドネシアの国民的英雄。銅像は防衛省内にあるヘリ展示場に置かれ、北澤防衛相のほか安住副大臣、松本・広田両政務官らが見守るなか、銅像除幕式が行われた。
 防衛相会談に先立ち行われた銅像除幕式では、北澤大臣が挨拶で「我が国との関係が深い方の銅像をこの市ヶ谷にお迎えできることを大変光栄に思う」と述べ、プルノモ大臣も銅像の引渡しについて「日本とインドネシアの防衛協力関係の象徴」と応じた。続いて、日本側、インドネシア側双方がそれぞれ紐を引いて銅像の除幕を行った。
 また、銅像の除幕式の後には防衛相会談が行われ、両国間の防衛協力・交流の強化や地域情勢等について、意見を交わした。3月にはARF(ASEAN地域フォーラム)災害救援実動演習をインドネシアと共同開催する予定で、両国の防衛協力が一層重要となる。


空自准曹士先任が交代
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 航空自衛隊准曹士先任が1月20日付で交代し、作山委久夫准空尉が離任、第3代に本田久範准空尉が着任した。
 交代行事は20日午後4時から防衛省で行われ、岩崎茂空幕長をはじめ、長島修照空幕副長、空幕各部長など60名が出席した。はじめに、作山准尉が准曹士先任徽章を返納し、続いて本田准尉が就任の申告を行うとともに岩崎空幕長から同徽章が授与された。
 岩?空幕長は訓示で、空自准曹士先任を2年5ヶ月間務めた作山准尉に「航空自衛隊の准曹士のトップとしてリーダーシップをよく発揮し、よくこの制度を航空自衛隊の中に根付かせてくれた」と労いの言葉をかけた。また、着任した本田准尉に対しては「更なる発展のために、本田流の新しい風を吹かせてもらいたい」と激励した。
 空自准曹士制度は、「服務指導体制の充実」「組織の活性化」「他自衛隊及び米軍等との交流の活発化」を目的に平成18年3月から2年間の試行を行ったあと、本運用を開始して今年で3年目を迎える。本田准尉は、「私自身謙虚に、誠実に、思いやりの気持ちを持って隊員と接し、航空自衛隊の准曹士のために、また制度発展のために頑張る。全国にいる各准曹士先任とともに力を合わせ、連携をしっかりとってスクラムを組んでやっていきたい」と就任の意気込みを語っている。


新年賀詞交歓会開く
空自百里基地
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 空自百里基地では1月5日、基地周辺市町協力会、基地後援会及び自衛隊協力団体等、約80名の来賓を招き、恒例の新年賀詞交歓会を開催した。終始和やかな雰囲気の中、新たな年の始まりを祝うとともに、基地周辺の協力者等との会話も弾んだ。
 今年は例年と異なり、基地近隣のかすみがうら市の太子囃子獅子舞保存会による太鼓や笛の演奏に合わせた勇壮な獅子舞を披露された。太子囃子獅子舞は、かすみがうら市にある「安食太子古墳」から命名され、昭和57年に誕生した獅子舞。この地方独特の山車に幌をかぶせ、その先に獅子頭をつけたものをかぶりながら舞うもので、大人にまじり子供たちも参加して獅子舞と共に元気に踊った。
 それに応えて、百里基地からは昨年5月に発足した基地エイサー部が演舞を行った。エイサーとは沖縄地方の伝統芸能であり、太鼓等を伴奏に集団で歌いながら踊るもので、全員の統一感、一斉の躍動といった勇壮さが魅力の一つ。昨年の基地エイサー部発足以来、この演舞は百里基地のイベントには欠かせないものとなっている。
 これらのイベントで賀詞交歓会も大変盛り上がり、百里基地は地元との一体感を醸成させ、新年早々すばらしいスタートを切った。


雪月花
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 節分に恵方巻きを食べるようになってかなりになる、西には昔からあったそうだが今や全国的な習慣になった。従来の豆まきよりも家庭に根付いた感じがする、豆まきはどこへ投げるか、またあとの掃除も大変だ。コンビニの商魂作戦に巻き込まれるようで知らぬ顔をしていたがいつの間にか毎年仲間入りしている、上等に美味しい。ヤフーのネットには巻きずしの30万種類が画像表示されているから一家に一つのオリジナルがあるのかもしれない。わが家でもこどもたちで賑やかだった頃には食卓に海苔と酢飯と芯になるものを並べて勝手に巻いて食べた、家人は自分から手抜き寿司と言っていた。最近は巻きずしと言わずにハンドロールと言うようだ、オーストラリアではヘルシーなファーストフードとして人気があり海老やサラダを入れたものを日本に逆輸入もしている、こんなものまで外国産?と思うが国際線の機内食にも「sushi rolls」のメニューがあるそうだ(朝日新聞)完全に国際食になった。だが郷愁を誘うのは郷里の海苔巻き、筆者が帰る度に近所のおばあさんが大きなものを作ってくれる。目の前の畑で作った人参やごぼう、かんぴょう、高野豆腐、かまぼこなどを「巻きす」でギューと巻いたものだ。「あんたのお母さんは上手だったよ」と言われるがこれが世界で一番美味しい海苔巻きだ。(所谷)


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