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自衛隊ニュース   2011年2月1日号
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31空群が初訓練
US—2など救難訓練も
岩国
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 海上自衛隊第31航空群(群司令・小松龍也海将補)は1月5日、初訓練飛行及び初訓練航海を実施した。
 初訓練には、第31航空群所属の救難飛行艇、訓練支援機と電子戦データ収集機、画像情報収集機及び第111航空隊所属の掃海・輸送ヘリの参加を得て、8機種12機が訓練に臨むとともに、支援船が参加した。
 訓練に先立ち、隊員約500名に対し、群司令が「岩国の各航空隊は海上自衛隊唯一の任務を実施しており、各航空隊のレベル低下は海上自衛隊の能力低下することを肝に銘じ各自が飛行作業、整備作業等に当たれ」と訓示し、「かかれ」の号令で、各隊員が持ち場に就き、航空機が次々に離陸していった。
 岩国航空基地を離陸した航空機は、江田島や宮島上空を飛行した後、救難飛行艇US—2とUS—1Aが、基地沖合の海上で離着水や救難訓練を実施した。救難訓練では、初訓練航海の支援船が見守る中、US—1Aの機上救助員が、寒風の吹く低水温の海に果敢に飛び込み、遭難者役の隊員を救助する等の訓練をし、初訓練を完了した。


米イージス艦、舞鶴寄港
日米統合演習に参加
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 12月3日から始まった日米統合演習に参加中の護衛艦「みょうこう」「くらま」と、米海軍イージス艦「シャイロー」(ミサイル巡洋艦、基準排水量9600トン、乗員数約390人)が同月6日舞鶴港北吸岸壁に寄港した。
 みょうこう乗艦中の第6護衛隊司令(水間貴勝1海佐)とシャイロー艦長(マシュー・ロックリン米海軍大佐)は今回の演習に際して共同でコメントし、第6護衛隊司令は、「日米同盟下における海上自衛隊と米海軍の関係は非常に重要。連携要領を確認し、更に進化させたい」などと話した。シャイロー艦長は、「弾道ミサイル防衛システムを強化するには日米間のチームワークが欠かせない」などと話し、連携の重要性などをアピールした。また、今回の演習では、オブザーバーとして初めて韓国軍が米艦艇に乗艦していることについて、「光栄なことだ」と歓迎していた。
 この日、取材に訪れた新聞社テレビ局は20社にのぼり、延べ40人を超える記者が詰め掛けた。岸壁沿いには報道陣がズラリと並び、上空にはテレビ局のヘリコプターが飛び交い、普段は見ることのない光景だった。また、夕方には舞鶴寄港を各テレビ局が数回にわたり放映し、各新聞社は朝刊の地域欄のみならず社会面にも大々的に取り上げ、国民の関心の高さが伺えた。
 演習中の寄港に先立ち、舞鶴に4日間寄港した同艦乗員は主に舞鶴近郊を散策し、日本海沿岸で最も美しい港、舞鶴を記憶に止めていた。


米海軍と年末交流
海自沖縄基地隊
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 海自沖縄基地隊(司令・伊東雅之1佐)は、日・米両国の文化交流の一環として在沖米海軍艦隊活動司令部との年末恒例行事である「クリスマスツリー」と「門松」の交換会を実施した。
 まず、12月10日に在沖米海軍活動艦隊司令部(CFAO)の司令官(ウェザース大佐)を始め20名が来隊し、沖基司令や沖基隊員とともに庁舎玄関にクリスマスツリーの飾り付けを行った。21日にはそのお返しとして、沖基司令、第46掃海隊司令をはじめ隊員20名が米軍嘉手納基地内にあるCFAOを訪れ、ウェザース司令官以下20名の隊員の出迎えを受け、沖基隊員により司令部玄関前に門松としめ飾りを、CFAO内レセプションルームに鏡餅を設置した。このあと沖基からは、寿司とオードブル、CFAOからは手作りのサンドイッチやクッキーが準備され、食事をしながら両国の隊員による懇談がもたれ、お互いに片言の英語や日本語を駆使しながらも楽しく談笑し、今年一年の締めくくりと新年の健闘を誓った。
 ウェザース司令官のスピーチで、「今年もこの文化交流会が実施できることに感謝するとともに、今後もこの友好行事を継続して行きたい」とのコメントがある等、今後も変わらぬ交流を誓い、沖基司令以下隊員は、CFAOを後にした。


クリスマス コンサート開催
海自大村航空基地
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 第22航空群(群司令・渡邊剛次郎海将補)は12月17日、海上自衛隊佐世保音楽隊の協力を得て、大村市体育文化センター(シーハットおおむらメインアリーナ)で、「2010海上自衛隊大村航空基地クリスマスコンサート」を開催した。
 今回で18回目となるコンサートは、「市民の皆様とのふれあい」をモットーに、近隣市町及び市内の小・中・高25校にクリスマスコンサートの案内を実施、また基地上曹会は、大村市内児童福祉施設「子供の家」、長崎県社会福祉事業団「光と緑の園 向陽寮」の子供達を招待した。
 コンサートは開場前から多くの人であふれ、予定を15分繰上げ開場、場内は多数の来場者(約2000人)の熱気で盛り上がった。
 今年のクリスマスコンサートは第1部を「船にまつわる物語」、第2部を「クリスマス・ファンタジー」と題し、大人から子供まで広く楽しめる楽曲を準備し、午後6時30分スタート、来場者は佐世保音楽隊の「華麗なる演奏」を満喫し、コンサート終了のお知らせにも、多くの聴衆がアンコールを求めて終演まで沸きあがった。
 コンサート終了後は、訪れた子供達にサンタクロースからキャンデーのプレゼントがあり、子供達は大喜びしていた。家路に就く多くの来場者からは、「楽しい一時をありがとうございます」「楽しいクリスマスが過ごせました」「また来年も来ます」と、隊員に暖かい労いの言葉が送られた。
 地域住民との交流を深めた「大村航空基地2010クリスマスコンサート」は大盛会に幕を閉じ、来年の再会を誓った。


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