防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年2月1日号
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寄せ書き  新成人

夢に向かって
第2後方支援連隊第2普通科直接支援中隊(遠軽)
陸士長 吉田勇樹
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 このたび私は20歳になります。20年とは早いもので、未だ実感できずにいます。しかし、これからは自衛官としてはもちろん、社会人としても恥ずかしくない人間を目指して行動しなければと思います。
 抱負としての1つ目は、これから先輩となり、後輩を指導していくためにも陸士としての能力を高め、陸曹の仕事を少しでも覚え、次の自分を目指せる準備をしたいと思います。
 2つ目は、直接支援中隊の隊員としての意識を高め、車両整備技術を学び、今まで以上に車両に興味を持って先輩の指導に従い、陸曹になるための素地にしたいです。
 まだまだ未熟な自分ですが、夢に向かって日々努力していき、社会人として、自衛官としての自覚を高めていきたいと思います。


決意したこと
普通科教導連隊(滝ヶ原) 陸士長 高橋侑助
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 私が成人となり決意したことは、「信頼される人間」に成長することです。そのためには自分の行動に責任を持たなければなりません。これまでの私を振り返ってみると、「自分さえ良ければ大丈夫だ」という考えで行動することが多く、このようなことでは人から信頼されるには程遠く、自分の考えが幼稚で社会的に見ても大変甘い考えだったと痛感しています。
 今後は、中隊長要望事項である「やるべきことをやれ」という言葉を実践し、人から信頼され、また後輩の陸士隊員から目標とされる人間に成長したいと思います。

成人の抱負
第7普通科連隊(福知山)  1陸士 高橋佳祐
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 ルーズかつ、気ままに生きていても20歳になれるが、私は「一人前の人間」になりたい。では「一人前の人間」とは、どのような人間なのだろう。
 まず社会人として、ルールを守らなければならないことだと私は思う。「飲酒運転をしない」「暴力事故を起こさない」など、社会的ルールは個人の意識次第で守れることなので、常に自覚して「社会的ルールを守れる人間」でありたい。
 「一人前の人間」とは、家族・友人・職場の仲間に対する思いやりがある者だと思う。例えば、家族に対しての思いやりは、生まれてから今日まで育ててくれた母に対する親孝行である。中学3年生の頃、父が亡くなり、家族の世話は全て母がしてくれた。そんな母にとても感謝している。だからこそ自分で稼げるようになった今、母に少しでもゆとりの時間を楽しんでもらいたいので、母が自分たち家族にしてくれた以上に母を支援出来るよう努力したいと思う。
 今、成人するにあたって、全ての責任が自分にかかるようになる。だからこそ一つ一つの言動に注意し、自分の行動に責任を持ち、早く一人前の大人になって、母を安心させられるよう、仕事に、親孝行に励みたいと思う。
 最後に、「一人前の人間」として生きていくためにも生きていくためにも、将来的には周りから頼られる人になりたい。中隊に配属以来、営内班長や先輩から訓練・服務等について、様々なことを教えてもらった。平成21年度の新隊員が入隊してくると、今度は自分が彼らに教える立場となる。営内班長・先輩に教えてもらったことを彼らに伝えられるよう、日々勉強し、一人前の隊員になって、認めてもらえるよう、職務に邁進したい。

20歳の誓い
第35普通科連隊(守山) 1陸士 佐藤 純
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 私は、学生時代からラグビー部に所属していて、高校生の頃は東海代表大会にも出場しブロック優勝しました。卒業後は、ラグビーで培ったチームワークや体力を活かしたいと思い自衛隊に入隊して、日々体力面と精神面を鍛えています。 学生の頃、やっていたラグビーは今でも続けていて、社会人ラグビーのチームで副キャプテンとして頑張っています。今までは、自衛隊の仲間、クラブチームの仲間のことなど考えてやってきましたが、まだまだ自分の知らない世界の事に、あまり目を向けてこなかったような気がします。
 20歳になり大人の仲間入りをするので、これからは周りの人にも気を配り、後輩に対しても親切に指導出来るようになりたいです。また、自衛官として一人の大人として、先輩たちのように誰からも信用・信頼される社会人になりたいです。

20歳の抱負
第4特科連隊(久留米) 1陸士 宗 仁奈
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 私は今年度、自衛官として採用され社会人になるとともに成人を迎えました。
 私の中のさまざまな面で生き方や環境の変化があった年でもありましたが、成人を迎えたということで、その意味を深く考えさせられる時も増えました。
 私は、幼い頃から武道をやっていたこともあり、曲がったことが大嫌いなため、意志や固定観念も強く感情をコントロールすることが出来ず、スランプになったことも多くありました。
 けれども高校を卒業して予備自衛官補として自衛隊に関わったことが私を変える大きなきっかけとなりました。教育訓練ではもちろんですが、たくさんの陸曹、幹部の方のお話をゆっくり聞く機会もあり、また相浦駐屯地で新隊員の後期教育を間近で見て、同級生位の隊員が涙を流し仲間と助け合う姿に胸を打たれ、夢と目標を持つことが出来たのです。今まで苦手なことに立ち向かうことも無かったのですが、初めて根性や努力の言葉の意味を頭ではなく体を通じて感じることが出来ました。
 そんな中でも、いざ自衛官として入隊してみると思うように出来なかったり、自分自身と戦うことが増え、スランプになった時期も少なくはありませんでした。しかし、あの時色々な助言をして下さった上司、支えてくれた同期のおかげで、今しっかり前を向いている自分がいます。尊敬する中隊の上司の方や自衛隊で出会った全ての方、親や友人にとても深く感謝しています。
 私は、この20年間の人生、出会ったほとんどの方に恵まれています。自衛官として社会人として責任と自覚の意味を真剣に考え、感謝する気持ちを忘れずに、出会いを大切に、いつまでも明るく前向きに頑張っていこうと思います。


「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
余暇を利用して資格取得を
株式会社カンキョウ 上田昌幸
上田氏は平成19年10月、関西補給処装備計画部を3陸佐で任満退職。54歳
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 私は、平成19年10月2日、宇治駐屯地・関西補給処装備計画部を最後に定年退職いたしました。
 その翌々日から株式会社カンキョウに入社し、奈良浄化センターで下水処理の業務に従事しています。同センターは、奈良県の下水を取り組み、水質浄化させ下水に含まれる汚泥を濃縮し脱水・乾燥・焼却する施設です。
 入社して約3ヶ月は研修として、各種機器の点検・操作要領を教わりました。非常に多くの機器があり、又点検操作も難しく私に覚えきれるか心配でしたが、先輩達から懇切丁寧に教えて頂き、毎日感謝しながら自学研鑽に努めています。
 退官して数ヶ月経ちましたが、一般企業に入社した時に感じた事がありましたので、3点程挙げて皆さんにお伝えしたいと思います。
 まず第一に、健康管理が大切です。自衛隊では体育の時間や健康診断(医務室での受診含む)で体調管理が出来ますが、一般社会では自ら時間を見つけ健康管理(自己管理)する必要があるので、在職中に健康管理について十分考え生活される事をお勧めします。
 第二に、コミュニケーションが大切であるということです。私が今行っている業務はお互いに確実な点検操作を行わないと大きな故障・事故に繋がります。そのためにも普段からのコミュニケーションをしっかりとり、意志の疎通を図り、安全・確実な業務を行わなわなければなりません。
 第三は、今までの経験ではなく、“今(これから)何が出来るか"が重要であると思います。これには余暇を利用し大いに勉学に励み資格を取られる事をお勧めします。
 私は付配置後に「酸素欠乏危険作業主任者」の資格をはじめ「危険物乙四類」など、5種類の資格を取得しました。
 以上が私にとって感じた事です。皆さんの参考になればと思い、書かせて頂きましたが最後に自衛隊在職間は皆様から色々と御指導を頂き、再就職に当たっては上司の方々、援護関係者又地方協力本部の方には親身になって考えて頂き心より感謝しています。
 これからも自衛隊OBとして恥ずかしくないよう勉学に励み頑張っていきますので皆さんも頑張って下さい。

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