防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年2月1日号
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藤森勇希3曹(体育学校)が日本スポーツ賞受賞
近代五種部門で
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 1月16日、東京日比谷の帝国ホテルで読売新聞主催の日本スポーツ賞授賞式が行われた。その中で、競技団体別最優秀賞近代五種・バイアスロン部門で自衛隊体育学校の藤森勇希3陸曹(27)が受賞した。
 藤森3曹は11月の全日本選手権で優勝したほか、5月のワールドカップ第5戦では予選1位で決勝に進出した。2007年の北京五輪アジア地区予選では、日本代表になった村上3尉に後一歩の6位に終わり、惜しくも代表になれなかった。その悔しさが、今に繋がっているのだろう。しかし、今ロンドン五輪への大きな一歩を踏み出したといえる。
 日本スポーツ賞は昭和26年に制定され、各スポーツ競技団体から推薦された優秀選手・チームの中から選考され表彰するもので、受賞者には記念トロフィーと賞状が渡される。
 この日も、藤森3曹の他に、大賞に水泳の北島康介選手、オリンピック特別賞にソフトボール女子日本代表チームなど2008年に活躍したスポーツ選手27名及び19チームが表彰された。


400メートル自由形リレー 日本新記録樹立!!
《体育学校水泳班》
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 1月10、11日の両日、東京・東京辰巳国際水泳場で開催された東京都新春短水路水泳競技大会にオープン参加(所属地区が埼玉県であるため)していた自衛隊体育学校水泳班が400m自由形リレーで3分17秒11の日本新記録を記録した。
 リレーチームには北京五輪200m個人メドレーで5位入賞の高桑健2陸曹をはじめ、オリンピック強化指定選手の山本晴基海士長、福田久志海士長、岡本徹海士長が参加した。
 また、この大会で川久保昭秀海士長が北島康介選手の日本記録に0・4秒迫る27秒54を記録。次いで、高桑2陸曹が100m個人メドレーで54秒13、本崎智久3海曹が400m個人メドレーで4分11秒13、米原亨祐2海曹が200m平泳ぎで2分07秒81を記録し、2009年の好スタートをきった。

体校が16年連続出場
ニューイヤー駅伝
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 2009年1月1日、群馬県で行われた第53回全日本実業団対抗駅伝競走(通称ニューイヤー駅伝)に自衛隊体育学校チームが16年連続29回目の出場を果たした。
 結果は総合記録5時間5分30秒、総合順位31位だった。
松村1尉、引退へ
 なお、この試合を最後にこれまで自衛隊体育学校チームを引っ張ってきた松村慎二1陸尉が競技生活を引退する。松村1位は第45回大会でごぼう抜き記録18人の歴代4位の記録を作るなど、ニューイヤー駅伝の名ランナーとしてファンに親しまれてきた。

「花の橘34連隊」新年スタート
《板妻駐屯地》
連隊長を先頭に駆け足
部隊の団結強化、意欲の高揚図る
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気合の入った声を張り上げながら三浦連隊長を先頭に統制駆け足を行い、新年のスタートを切った(1月5日)
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 第34普通科連隊(連隊長・三浦直人1佐)=板妻=は1月5日、訓練はじめを実施して部隊の団結の強化及び訓練意欲の高揚を図った。
 訓練はじめに先立ち、連隊長は全隊員に対して平成21年の訓練に対する考えを示すとともに「花の橘34連隊の精強化のため、全隊員一致団結し各種訓練に邁進していこう」と年頭の訓示を行った。
 続いて、隊付幹部候補生と3曹昇任者が体育指導を行い、全員が声高らかに準備運動を実施したのち、上衣半袖に整え、連隊統制駆け足の態勢に移行した。
 連隊長を先頭に連隊本部、各中隊毎建制順に隊形を保持しながら気合いの入った発声駆け足を行い、新年における訓練のスタートを飾った。
賀詞交歓会も
 板妻駐屯地は新年にあたり1月6日、駐屯地で賀詞交歓会を開催、近隣の自治体関係者はじめ自衛隊協力関係者など約40人が一同に会し新年を祝った。
 三浦直人司令は「3回目の新春を迎えることが出来ました。平成21年を迎えるにあたり隊員には『融和一体』『任務即動』の2点を要望しました。出席者の皆様におかれましては引き続き、板妻駐屯地に対するご支援ご協力をお願い致します」と挨拶を行った。
 出席者からは駐屯地に対する心温まるメッセージや新年の挨拶があり、また、会場では出席者と部隊関係者が相互に協力態勢の強化を図るなどの意見交換も行い賀詞交歓会を閉会した。


「初夢会議」開く
地理情報隊「訓練始め」
「地理情報の将来」を発表
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 地理情報隊(隊長・長合友造1佐)は1月8日、平成21年訓練始めとして、「地理情報の将来」と題する初夢会議を行った。
 これは、長合隊長の発案で昨年から実施しているもので、午前中、各中隊及び各科毎に討議を実施した後、午後、体育館に場所を移して全隊員の前で中隊等の代表者が「地理情報の将来」についての夢を語るもの。
 その内容は、制約事項は一切なく、非現実的な事から近い将来実現できるような内容まで、様々な将来像(初夢)が発表される。
 今年の発表内容の一例を挙げると「地理情報隊独自の衛星を打ち上げて運用する」「携帯端末で地理情報の全てが見られる」「情報兵を各部隊に派遣する」など。
 まさに地理情報の将来の夢を、ユーモアあり、熱弁あり、それぞれ創意工夫を凝らして発表し、体育館内は「笑いと感動の渦」に包まれ大いに盛り上がる中、地理情報隊員は、将来の白地図に夢という名の等高線を描き平成21年の初夢会議は幕を閉じた。

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