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   2007年4月1日号
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各地で入隊入校予定者激励会
入隊への決意新たに
埼玉地本
  埼玉地本(本部長・園田郁夫1陸佐)では3月4日、大宮ソニックシティでピースチャレンジ2007の開催を支援した。
 第1部の入隊予定者激励会には、今春入隊・入校予定者とその家族ら約400人が参加し、県内の各市町村長、各駐屯地・基地司令、部隊長等を来賓に迎えて盛大に行われた。朝霞駐屯地司令・千葉陸将補から「自信と誇りをもって入隊・入校してもらいたい」と激励のメッセージを受けるとともに、久間大臣の激励ビデオレターや先輩隊員歓迎の言葉などが入隊・入校予定者に贈られた。続いて一般幹部候補生として入校予定の佐藤善太郎君が、「豊かで安定した栄光ある我が日本国の未来のために、その先駆けとなるよう努力いたします」と力強く入隊への決意を表明した。
 その後、入隊予定者に加え、はがき応募者や招待者らが開幕を待つ大ホールへと会場を移し、第2部・自衛隊埼玉音楽まつりが東部方面音楽隊の高らかなファンファーレとともに幕を開けた。国歌斉唱、開会挨拶のあと、いよいよ演奏・演舞が開始された。まず、先陣を切って航空自衛隊入間修武太鼓による力強い和太鼓の音が会場中に響き渡り、続いて、航空生徒隊がステージ上で一糸乱れぬドリルを披露、そしてゲスト出演として綜合警備保障女子儀仗隊「ビバーチェ」による演奏とドリルが華を添え、32普連のラッパ手が部隊の日課号音を紹介しつつ、入隊予定者への激励メッセージを伝えた。
 圧巻だったのは東部方面音楽隊。「君が代行進曲」「武士の夢」など懐かしい曲目演奏を始め、いま話題の「千の風になって」の独唱、32普連ラッパ手との合同演奏など、幅広い年齢層の来場者が楽しめるステージを披露し、観客から大きな拍手を受け、音楽まつりを締めくくった。
 観客が記入したアンケートの中には、「厳しい訓練をしつつ、演奏やドリルの練習もされている自衛官の皆様の努力に頭が下がります。素晴らしいステージをありがとうございました」といった意見が寄せられ、ピースチャレンジ2007は成功のうちに終了した。
 埼玉地本では、県民と自衛隊をつなぐ貴重な場として今後も本行事を支援していきたい、としている。
山形地本
 山形では、県初となる「平成18年度山形県統一自衛隊入隊予定者激励会」が3月4日、山形テルサ大ホールで開催され、入隊予定者とその家族、国会議員等の来賓並びに協力者など約530人が訪れた。
 この行事は父兄会山形県支部連合会(沼澤善榮会長)主催、山形地本(本部長・津田智雄事務官)が支援して行われ、今春入隊予定者205名を激励した。
 記念式典は主催者である沼澤会長の挨拶のあと、来賓を代表して県知事、国会議員、第6師団長・角南俊彦陸将、舞鶴地方総監部幕僚長・竹口健二海将補がそれぞれ祝辞を述べた。
 続いて、入隊予定者一人ひとりの名前が読み上げられ紹介され、県出身の先輩自衛官から「私も不安と希望を胸に入隊しました。郷土のため、日本にため、そして世界平和のために共に頑張りましょう。一緒に勤務できることを楽しみにしています」と歓迎の言葉が贈られた。入隊者に向けてのビデオレターでは、県出身の佐渡嶽親方(元琴の若関)とバレーボールチーム東北パイオニア「レッドウイングス」の栗原選手などから激励のメッセージが大型スクリーンで放映され、会場は大いに盛り上がった。最後に久間防衛大臣からの激励ビデオレターが映し出され、入隊予定者は緊張した面持ちで聞き入っていた。
 激励と歓迎の言葉に応え、入隊予定者を代表して齋藤新之祐君(陸自一般幹部候補生)が、「防衛庁が省へ昇格した記念すべき年に、自衛官としての一歩を踏み出すことができるのも多くの方のお力添えのお陰です。入隊後は『信誠敬愛』の精神を胸に日々鍛錬に励み、精進していきます」と力強く決意の言葉を述べた。その後、音楽演奏会を行い、東北方面音楽隊が行進曲「凱旋」や「青春の輝き」など勇気あふれる演奏で入隊者を激励、盛会のうちに激励会を終えた。
 山形地本では、「支援を通じ、入隊予定者が入隊日まで心身ともに健康で無事に着隊することを願っている」としている。
新潟地本
 新潟地本(本部長・深津孔1陸佐)新発田地域事務所は3月3日、新発田市生涯学習センターで実施された平成18年度新発田地域自衛隊入隊予定者激励会を支援した。
 激励会は自衛隊父兄会新発田地区協議会の主催で行われ、新発田地域周辺の市町村長、各協力団体代表、近傍部隊関係者等の120名が参加した。
 激励会は、主催者代表の山村父兄会新発田地区協議会長の挨拶に始まり、片山吉忠新発田市長、県立阿賀野高校校長、新潟地本部長が祝辞を述べ入隊者を激励した。
 また昨年度新発田地域事務所管内から入隊した陸海空の先輩隊員が激励に駆けつけ、自分の体験に基くアドバイスに入隊予定者は真剣な面持ちで聞き入っていた。
 その後、代表者の一般陸曹候補学生として入隊予定の吉田有輔君が、「不安はあるが、初心を忘れず一人前の自衛官、社会人として国民に感動を与えるよう頑張りたい」と抱負を述べると会場は盛大な拍手で包まれた。
岩手地本
 岩手地本(本部長・渡邉金三1陸佐)は、岩手県内6地区の入隊予定者激励会を支援した。
 北上地区協力諸団体等主催の入隊・入校予定者の激励会では、主催者を代表して本木正幸氏が「災害派遣、国際貢献活動等、厳しい社会環境の中、国の平和と独立を守るため困難を乗り切って活躍されることを期待したい」と挨拶した。また、入隊予定者を代表して、防衛大学校に入校予定の高橋正和君が「日本の国を守るため、自信と使命感を持って努力します」と力強い決意を述べた。
 岩手県内からは、約320人が、3月下旬それぞれの部隊等へ入隊・入校した。

西方角音楽まつりを支援
《沖縄》
陸海空「統合」を強くアピール
 「統合運用元年」をテーマに陸上自衛隊西部方面音楽まつり“MUSIC FESTIVAL 2007 in OKINAWA"が3月4日、沖縄コンベンションセンター(沖縄県宜野湾市)で開催され、立ち見者が出るなど会場溢れんばかりの観客が詰めかけた。
 この音楽まつりは5章からなるプログラム構成で、趣向を凝らした演出や観客の度肝を抜く演出に終始割れんばかりの拍手と驚嘆の声が挙がった。特にフィナーレでは、地元出身グループ“ビギン"のヒット曲「島人(しまんちゅ)の宝」が始まるや、カチャーシーを踊り始める観客も出るなど、会場と一体となった西方音楽まつりは盛況のうちに終了した。
 沖縄地本(本部長・友部薫1陸佐)は、まつりの成功を期するため、地本一丸となった積極的な広報活動に努めるとともに、テーマである「統合運用元年」の演出のため在沖陸・海・空自衛隊と積極的な調整を図り、女性自衛官出演などを支援した。「第2章『統合』新たなる決意 大地・海・空」に出演したのは、地本所属・末永友3陸曹、地本臨時勤務中の空自南混団司令部所属・宮城篤子空士長、海自第5航空群所属・仲松千香海士長で、3人の女性自衛官は息の合った演技を披露して「統合運用元年」を力強くアピールした。
 開催にあたり電話のみならず入場券などの問い合わせで地本へ直接訪れる人も多く、部外者の関心は高かった。公演終了後には、来年の開催を楽しみにしている声も多数聞かれた。
 沖縄地本では、今後も「統合運用」を念頭に置いた広報に努めていくとしている。

写真パネル展示など自衛隊フェア大賑わい
《大阪地本》
 大阪地本(本部長・河村仁陸将補)は2月18日、総出募集の一環として、ナンバ募集案内所内で第2回目となる「なんば自衛隊フェア」を開催した。
 会場となった募集案内所では、装備品や自衛隊の活動を紹介する写真パネル、人命救助システム(個人用器材)の展示、防弾チョッキや背のうの装着、制服での記念撮影、自衛隊広報グッズが当たるスピードくじなどのブースを設けた。明け方まで降っていた雨もやみ、ショッピングに来ていた若者や親子連れなどで一日中賑わった。
 大阪地本の隊員は迷彩服や陸海空それぞれの制服姿で、心斎橋筋や若者の集まる「アメリカ村」で自衛官募集のチラシを配布した。
 今回のイベントでは「防衛省となった自衛隊にますます期待しています」「子供にも自衛官になってほしい」などの声も聞かれ、募集広報のイベントとして大成功だった。
 また、大阪地本としては初の試みとして、なんば周辺商店街の大型ビジョンで大阪地本オリジナルのCM(2月の土日祝日、一日32回)を流し、募集及び広報効果に期待している。

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