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   2005年8月1日号
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地連 東西南北
海自横須賀音楽隊が活躍
初夏の北関東に感動の潮流旋風おこす
群馬 マリンミュージック・フェスティバルで演奏
“海なし県”でもPR
 群馬地連(部長・大家洋介1陸佐)は6月25日、群馬県自衛隊協力会、群馬県隊友会、自衛隊父兄会群馬県支部連合会の協力3団体が主催する「群馬マリンミュージック・フェスティバル」を支援した。
 同フェスティバルは、海なし県群馬に海上自衛隊を招き、音楽を通じて親しみを深めてもらう趣旨で、平成元年より毎年実施。
 第16回目の今回は、沼田市の利根沼田文化会館で海上自衛隊横須賀音楽隊(隊長・手塚裕之3海佐)を迎え開催した。
 主催者を代表して群馬県自衛隊協力会長町田錦一郎氏と沼田市長代理が挨拶後、演奏会は幕を上げた。
 音楽会は2部構成。曲目も聴衆が聞き慣れた曲が演奏され、特に音楽隊員自らがステージを離れ観客を交えた演奏を行うと、ステージと観客が一体となり大いに沸いた。
 また今回は市内より沼田ユネスコ少年少女合唱団(新井美沙子団長)も参加し、小学生から中学生の子供達45人も共演し、音楽隊員等とともにさわやかな演奏を披露した。
 演奏終了後、指揮者である手塚隊長が観客に挨拶すると、拍手が鳴り止まずアンコール曲も演奏された。
 会場を後にする際には、横須賀音楽隊員と沼田ユネスコ少年少女合唱団員が出口に整列し歓送された。観客からは「来年もぜひ群馬県に来てほしい」、「自衛隊の演奏会を初めて聞きましたが楽しい演出や演奏に感激しました」など直接話しかける姿が見られた。

<茨城地連>
 茨城地連(部長・太田康和1陸佐)は7月2日、社団法人隊友会石岡支部創立10周年行事の一環として海上自衛隊横須賀音楽隊主催の演奏会を支援した。
 
 共催の社団法人隊友会石岡支部は主に石岡市と玉里村に在住している陸・海・空自衛官のOB会員で構成されている。小澤武氏を会長として現在190人の会員が「地域住民と自衛隊の架け橋」をモットーに活動している。今回は支部設立10周年に "ぜひ音楽演奏会を我が町で" との声があがった。
 そこで地連では、本演奏会の開催を "自衛隊への理解と募集・一般広報の絶好の機会" ととらえ調整を進めた。
 行事当日は、梅雨の合間の晴天で開演前から長蛇の列ができた。ホール内では、移動募集広報班による広報コーナー。平成17年度自衛官募集重点市町村である石岡市と土浦募集事務所合同による自衛官募集コーナー。それぞれのコーナーが設置され、若者などたくさんの市民が集まり賑わいをみせた。特に児童が制服を着て写真を撮る移動募集班のコーナーは大盛況だった。
 演奏会は、この夏公開のスターウォーズのテーマ、ディズニー・ファンティリュージョンやテレビ主題歌(水戸黄門/大岡越前)、いま流行の松健サンバなどで構成。若者からお年寄まで盛りだくさんの内容で来場者を魅了した。
 演奏会終了後は、音楽隊長以下全員が出口で観客を見送った。あちらこちらで隊員と写真を撮ったり、「来年もお願いします」との声も聞かれた。
 また翌日には音楽隊員が、石岡市立府中中学校ブラスバンド部に演奏指導を実施した。

地元中学で技術指導も
 茨城地連は7月3日、石岡市立府中中学校の吹奏楽部(部長・長方寺先生)35人に対する横須賀音楽隊演奏指導を支援した。
 同吹奏楽部は昨年から長方寺部長が担任となり、活動に力を入れ始めたばかりで、今秋の県大会に出場を予定している。
 今回は、特に演奏指導の強い要望があり、地連はこれを募集広報に直結する絶好の機会ととらえ、横須賀音楽隊へ依頼、調整により実施の運びとなった。
 演奏指導は、海上自衛隊横須賀音楽隊以下40人の隊員が行い、学生は各楽器ごとにそれぞれの教室で午前9時から11時まで部員達はマンツーマンで基礎をみっちりと教わった。
 横須賀音楽隊は前日の石岡隊友会10周年記念コンサートにも関わらず、その疲れも見せず親切丁寧に演奏指導を実施していた。
 指導は、基礎や演奏のテクニックや曲を一緒に演奏するなど終始和やかな雰囲気で実施され、写真に写る学生達の顔はどの顔も嬉しそうに輝いていた。
 中には、学校には指導員がいない楽器を担当している生徒もおり、目を輝かせ指導を受けていた。
 最後は、音楽室で隊員と生徒が合奏。その迫力に生徒たちからは「みんなにも聞かせたかった」と感激の言葉が。先生と生徒からは感謝の言葉や「来年もお願いしたい」との要望が寄せられた。指導した隊員も「基礎練習でレベルの高い指導ができた」と満足な様子。

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