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   2005年10月15日号
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統合高級幹部会同を開催
スムーズに統合運用態勢移行目指す
 統合高級幹部会同が10月3日、防衛庁A棟講堂で行われた。これは、統合運用態勢移行準備の全般状況について各自衛隊高級幹部に説明し、意見交換を通じて態勢移行準備の進捗を図るもので、先崎一統幕議長、陸海空幕僚長、各自衛隊主要部隊指揮官ら将官約90名が出席した。午後2時半、先崎議長が挨拶に立ち、「陸海空の立場をお互いが認め合い、尊敬しつつ、それぞれの特性を活かし、持ち味を十分に発揮するような統合を目指す」「焦らず時間と経験・試行錯誤を積み重ねつつ、日本の国土にあった自衛隊らしい、自衛隊の特色を発揮した統合運用体制を目指す」「統合的観点からの人材育成」の3点を強調した(写真)。引き続き、情勢ブリーフィング、全般説明、意見交換、先崎議長と各幕僚長の所見などが順次行われ、態勢移行準備に必要な措置事項についての認識をお互いに共有して会同を終了した。

盛大に創立50周年を祝う
<少工校>
講演、コンサート、開校祭、観閲式など記念行事実施
記念式典で少工校生徒が堂々の観閲パレード(10月2日)
 少年工科学校(学校長・別所利通陸将補)は9月30日から10月2日の間、「伝統・感謝・飛翔」をテーマに創立50周年記念行事を盛大に挙行した。
 昭和30年4月、生徒教育制度の発足により施設・通信・武器の各学校で開始された生徒教育は、昭和34年9月、武山駐屯地の生徒教育隊に集約、昭和38年8月、現在の少年工科学校に引き継がれ、第1期生入校から数えて50年の節目を迎えた。
 創立50周年記念行事に先立ち、9月29日に大相撲解説者・舞の海秀平氏による「決してあきらめない」を演題とした創立50周年記念講演が駐屯地体育館で行われた。舞の海氏は、幼少時からの相撲に関する体験や角界引退後、ドラマ・映画に出演した際のエピソードなどを交え、「決してあきらめないで望みを持ち、色々な角度から方策を追求することの大切さと勝っても奢るな、負けても僻むな、挑戦してみよう」と生徒・職員に熱く語りかけ、感動の中、講演は盛会裡に終了した。
 30日の前日祭では、近年若者達に人気急上昇中のレゲエサウンズグループ「湘南乃風」による創立記念行事芸能人コンサートが駐屯地体育館で開催された。開演と同時に生徒達のボルテージは最高潮に達し、約1時間半のコンサートは熱狂のうちにフィナーレとなった。
観閲官の別所校長が壇上で行進部隊と敬礼を交わす
 翌10月1日、50周年記念開校祭が実施され、文化クラブによる発表会、体育クラブによる武道展示、訓練展示を披露した。文化クラブ発表では、7コのクラブ(英会話・落語研究・尺八・吟詠剣詩舞・合唱・隊歌・ギター)の発表が行われ、今年度設立された落語研究部の大喜利では、生徒・職員が爆笑の渦に巻き込まれた。続く武道展示では、各武道部が気合い溢れる型や演武を披露した。また訓練展示では、最上級生の3年生が中心となり、普段の訓練成果を十二分に発揮した戦闘訓練を展示した。
舞の海氏が「決してあきらめない」をテーマに記念講演
 2日は創立50周年記念行事が実施され、部内外招待者、生徒職員家族、一般来校者約1,300名が来校し記念式典を挙行した。式辞の中で別所校長は「今一度、生徒教育の原点に立ち返り、将来の技術陸曹として伸展性ある生徒の育成に、全力を傾注する所存であります」と述べた。
 今回の行事を滞りなく終えた少工校では、伝統・感謝・飛翔を胸に新たな未来に向かい、生徒・職員一丸となり努力することを誓った。

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