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   2005年6月15日号
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幹候生採用試験始まる 9面

1教団・北富士
記念行事で地元との交流はかる
1教団は創立46周年
 第1教育団(団長・松岡和夫1陸佐)は5月29日、「第1教育団創立46周年記念行事」を挙行し、部内外多数の来賓、隊員家族および地域住民等3000人を越える来場者を迎え、隊員とともに創立46周年を盛大に祝った。
 式典にあたり、松岡団長は式辞の中で、「日本人として自衛官としての誇り」を堅持し、「国家の独立」と「国民の生命・財産」を守る自衛官であることをしっかりと自覚し、教育に携る者一同、この「誇り」を胸に、21世紀の日本を担う自衛官の在るべき姿に思いを致し、「第一線部隊で役立つ隊員の育成」に全力を尽くすことを改めて心に誓い、新たな気持ちで任務に邁進しようと力強く述べた。
 次いで、来賓祝辞の後、観閲行進に移り、今年度入隊した男女新入隊員等の威風堂々たるパレードを披露した。
創立45周年の北富士駐屯地
 北富士駐屯地(司令・児嶋幹司1陸佐)は5月22日、地元選出の堀内光雄、保坂武国会議員や山梨県副知事など、多数の来賓を迎え、北富士駐屯地創立45周年記念行事を実施した。
 雄大な富士山をバックに観閲部隊が整列し式典を開始、児嶋駐屯地司令の式辞、来賓代表各位による祝辞に続き、第1音楽隊のマーチにのって観閲部隊が堂々の行進を披露した。
 会場内には、曹友会主催の模擬店が軒を連ね、グラウンドでは高機動車、ジープの体験試乗に人気が集まり、この日訪れた約2400人の地域住民で駐屯地は終日にぎわった。

「全隊員を無事に家族のもとへ」
第5次イラク復興支援群 隊旗返還式
真っ黒に日焼けした隊員達に
今津副長官「頼もしく思う」とねぎらい
 第5次イラク復興支援群(群長・太田清彦1陸佐以下約500隊員=10師団主力)の隊旗返還式が6月5日、守山駐屯地で行われ、式典には、今津寛防衛庁副長官をはじめ守屋武昌事務次官、森勉陸幕長、渡邊元旦中方総監、廣瀬清一10師団長、関係団体の長、隊員家族ら約1300名が出席した。
今津副長官(左)に太田群長が隊旗を返還
慰労会で森陸幕長(左)が派遣隊員(狭間3曹=14普連・金沢)の労をねぎらいながら固く握手
 前日、イラクから政府専用機で名古屋空港に帰国したばかりの第3派約150名を含む約500隊員がベレー帽に迷彩服姿で営庭に整列する中、太田群長が「任務を完遂し、全員無事に帰国しました」と報告。次いで、壇上に上がり、今津副長官に隊旗を返還した。
 今津副長官は、真っ黒に日焼けした派遣隊員を前に「約3カ月間にわたる厳しい環境の中で任務を滞りなく達成した諸官を頼もしく思う」と、その労をねぎらいながら「この貴重な体験を誇りに思い、更に研鑽を重ねて我が国と国際社会の発展のために寄与するよう」訓示した。
 式典後、場所を移して各マスコミのインタビューが行われ、太田群長は「全隊員を無事に家族のもとへ帰すことが重要な任務の一つだったので正直ほっとしている」と安堵の表情を浮かべながら「派遣期間中は、サマーワの治安情勢も安定し、住民の生活環境の向上に貢献できたと思う」「5次群の任務は今日で終了したが、6次群が今なおイラクで任務遂行中なので、今後は6次群を一所懸命支援していきたい」と感想を述べた。
 引き続き、慰労会や合同コンサートなども開催され、幹部や家族とともに派遣隊員の無事帰国を祝った。
 
 ※第5次群は、今年2月からイラク南部のサマーワに派遣され、主に▽病院への医療支援、救急車搭乗員教育、ムサンナ県の医薬品倉庫に対する在庫管理指導等▽サマーワ市内水道管補修、ワルカ浄水場補修、アル・イザハラ女子中学校、アル・ミサック中学校等の学校・公共施設の復旧・整備▽消防車引き渡し式、スポーツ器材署名式、救急車供与式等、多種にわたる任務を遂行した。 

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