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1033号 (2020年8月15日発行) |
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トウチとさくら
(トウチ君とさくらちゃんは東京都の鳥「ゆりかもめ」がモチーフの東京地本のマスコットです) |
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決意も新たに出陣式を実施 |
東京地方協力本部(本部長・岸良知樹陸将補)は7月8日、本部庁舎において令和2年度の「出陣式」を行った。
出陣式は、例年、年度当初の4月に行っているが、今年度は新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言を受けて延期し、各地区隊長及び各事務所長等を参集して行われた「第1回募集会議」に併せて実施した。
出陣式では、当初、昨年度の募集、援護、予備自衛官等業務の各目標を達成し無事に業務を遂行できたことに感謝しつつ、1年間、東京地本を見守ってくれたダルマの右目に本部長が目入れして開眼させた。引き続き、新たなダルマの左目に各地区隊長及び課室長・副本部長が順番に墨を入れていく中、出陣式に先立って行われた募集会議において今年度の募集目標(案)等が示された各地区隊長は、昨年度を上回る成果の獲得に向けてその決意を述べ、最後に本部長が左目の目入れを完成させて今年度の安全な業務遂行と目標達成を祈願した。
また、本部庁舎の屋上において出陣式参加者らが「TOKYO」の人文字を作って記念撮影し、各種活動の制約を受けるコロナ禍においても創意工夫し、一丸となって職務に邁進する決意を示した。 |
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都立高校教諭らに体験型防災教育を紹介 |
東京地方協力本部は7月20日から22日の3日間、本部庁舎及び市ヶ谷駐屯地において東京都教職員研修センターが担当する「令和2年度東京都公立学校中堅教諭等資質向上研修1」を支援した。この研修は、教諭として10年の勤務を経過した都内公立高校等教諭らの資質向上を図るために行われている事業であり、今回は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により協力企業が減少する中、同センターからの依頼を受け、東京地本が支援した。
研修には58名の都立学校教員及び国立大学付属学校教員が参加し、自衛隊の概要説明の他、号令に応じて動作する基本教練や自衛隊体操の体験、防災教育等が実施された。
防災教育は、『学校で授業中に地震が発生!その時、あなたは?』や『友達と下校中に地震が発生!その時、あなたは?』など地震発生時に取るべき行動についての選択クイズと地震発生時に自身を守るポーズや止血法、家庭にある物を活用した寝袋の作製等、参加者の実習を主体に学校での防災教育にも反映できる内容であり、参加教諭らは、「体験型防災教育」への参加を通じ、災害発生時の行動について理解を深めていた(写真右)。
また、研修後は、各学校の教諭と担当広報官との懇談も行われ、生徒への進路指導や自衛隊の採用試験等に関し、相互に認識を共有した(写真左)。
参加した教諭からは、「防災教育は、生徒の興味が沸くように工夫できると感じた。視覚的・体験的教育を授業に反映させたい」「自衛隊を進路選択の一つとして認識できた。今後、自衛隊へ進路希望する生徒のため、学校での説明会を要望したい」等の所見が聞かれた。
東京地本では、平素から文部科学省所管の「総合的な学習の時間」の応援団として都内各学校への協力に対する窓口業務を実施しているとともに、「体験型型防災教育」の出前授業等による協力を準備しており、今後も東京都と連携し、相互理解を促進しつつ各種業務を遂行していくとしている。 |
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ゆるキャラコラボで連携強化 |
東京地方協力本部は、東京都内各自治体との連携強化の一環として、マスコットキャラクター「トウチ」と「さくら」が各自治体のキャラクター達とコラボするPR活動を開始した。
これは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により都内において各種イベント等の中止が相次ぎ、都民らと直接触れ合う広報の活動機会が減少している状況の中、キャラクター達が共同する姿をSNS等で発信することにより、少しでもホッコリとした気持ちになってもらおうと企画したものである。第1弾として東京都多摩地区に位置する福生市の「たっけー☆☆」、あきる野市の「森っこサンちゃん」、羽村市の「はむりん」とそれぞれSNS投稿用の写真撮影を行った。
中でも、羽村市の公式キャラクター「はむりん」は、現在開催中の『ゆるキャラグランプリ2020』のご当地部門にエントリーしており、同グランプリの企業・その他部門にエントリーしている「トウチ&さくら」とエールを送り合い、互いの健闘を誓い合った。
東京地本は、今後も都内各自治体のキャラクターとコラボした広報活動を通じ、関係自治体との連携を更に強化するとともに、SNS等による発信により知名度と親近感の向上を図り、自衛隊に対する理解の促進につなげたいとしている。 |
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