防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1033号 (2020年8月15日発行)
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(防衛ホーム英語教室)
レッツ シーウイッチ ウェイザキャット ジャンプス
Let's see which way the cat jumps!
成り行きを見てみよう!

 盛夏ですね。マスクの装着は、やはり厳しいものがあります。新型コロナウイルス感染症のニュースが毎日報道されるのが、普通になりました。感染者数が増えたという情報がそんなに重要だとは思いませんが、世界的に見れば、日本のそれは奇跡のような数字と言わざるを得ません。厚生労働省の「new lifeニューライフ・新しい生活様式」は、新型コロナウイルス感染症によって生起する変化への対応が書かれていますが、時代が変化する対応と新生活様式は、しっかりと考える必要がありますね。時代が変わるうねりの中に私たちは生きています。

 さて、今回の表現は、"Let's see which way the cat jumps!"「成り行きを見てみよう!」です。猫好きも多いと思いますが、猫は気まぐれなので、猫が飛ぶ(jump)方向(way)が、どちらか(which)を見てみようと直訳になります。全体として、「成り行きを見る、様子を見る、日和見する」という意味になります。米大統領選はどうなるのか、新型コロナウイルス感染症はどのように終息するのかは、まだまだ読み切れませんね。そんな時は、猫の飛ぶ方向を見ておきましょう。(笑)

 時代の大きな動きの中で、新しい生活様式を見出していくことは、人間の進化なのでしょうか。時代の要求に人類はどのように応えていくか、なにかワクワクしてきますね。人生100年は、どういう感じになるのか楽しみです。暑い日が続いていますが、植物が一番元気のいい季節です。自然と触れ合い、自分や家族との時間を見つけ、日々陽気に笑顔で、お過ごしください。それでは、皆さん。See ya!
<スワタケル>


「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
株式会社シモアラ 工藤央也
工藤氏は、平成31年4月に航空自衛隊航空救難団飛行群小松救難隊総括班を2空佐(特別昇任)で定年退官。56歳

 私は、平成31年4月に航空自衛隊航空救難団飛行群小松救難隊を最後に定年退職し、小松基地援護室の紹介により石川県加賀市にある「株式会社シモアラ」に入社しました。
 弊社は、昭和25年に製材業から始まり、木の家を中心とした住まいづくりから店舗、公共施設の施工まで行う建設業として昨年、創業75周年を迎えた会社です。関連会社として、建築用構造材を建物の部位の寸法に合うようにあらかじめ切断、加工する「有限会社北陸プレカット」があり、製材、加工、建築、建設まで自社で対応できる一貫生産システムを備えております。その中で私は、総務部総務課員として勤務しています。
 職場には自衛隊OBはおらず、当初、不安を覚えての入社でしたが、同僚に恵まれたこともあり、その不安はすぐに払拭されました。仕事の内容としては、勤怠の管理、人事、労災関連、社会保険加入手続き及び会社行事関連等と多岐にわたります。そのほかにも総務部ならではの特命事項や安全衛生委員会の立ち上げなど、めまぐるしい毎日を過ごしている状況です。在隊時には、総括班勤務もしておりましたので、総務的な仕事は多少わかっているつもりでしたが、いわゆる民間においては、その内容は全く別物であることに気付くのには、それほど時間はかかりませんでした。
 また、自衛隊においては労働基準法の適用除外ということもあり、残業時間にも色々な決まり事があるということも良く理解していませんでした。現在も労働基準法の解説本を片手に勤務しているところです。自衛隊を退職後、民間企業に再就職を考えておられる方は、働くうえで不利益を被ることのないよう、早いうちから労働基準法などにも目を通しておくことをお勧めします。
 この会社に入ってからはや1年が経ちましたが、仕事には、多くの人との繋がりがあること、また、その繋がりの重要さに気付かされました。
 今後とも人との出会いに感謝しつつ、大切にしていきたいと思います。

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