5月13日、航空自衛隊准曹士先任の甲斐修准空尉は、新型コロナウイルス感染症に対する水際対策強化に係る災害派遣を行う隊員の激励をするため、現地部隊訪問を行った。
派遣部隊の活動は、羽田・成田両空港の帰国者・入国者がPCR検査を受けた後、移動手段の確保まで滞在する宿泊施設において、その宿泊支援(主に食事の配膳等)を行い、隊員は常に感染予防を万全にして、その任務に当たっていた。
部隊訪問では、隊員との意見交換と活動状況等の説明を受けるとともに、空自准曹士先任から、「皆さんの活動は、日本へのウイルス感染拡大防止のために、真に水際となる活動です。自らも感染防止に努め、任務を完遂し笑顔で帰りましょう」と激励した。その後、航空自衛隊連合准曹会からの激励品を会長の杉本孝哉准空尉より、全国会員を代表して派遣隊員への贈呈も行われた。
また、この活動に対して、支援を受けた多くの帰国者・入国者から返納された弁当容器に手紙が添えられる等、感染防止の観点から人との接触を避けながらも、多くの感謝の言葉とその気持ちが贈られ、隊員の任務完遂の原動力とその活動の労いとなった。
なお、この活動は、順次民間会社に移管する予定である。 |