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自衛隊ニュース   1029号 (2020年6月15日発行)
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新型コロナ
水際対策強化に係る災害派遣が終結
 防衛省・自衛隊は5月31日19時、成田空港における検疫支援の終了に伴い、同時刻で水際対策強化に係る災害派遣の終結に伴う撤収命令を発出した。また、成田空港及び羽田空港の統合現地調整所を閉所し、3月28日から始まり、延べ約8670名が参加した全ての支援活動が終了した。
 活動内容は以下のとおり。
(1)検疫支援(PCR検査のための検体採取)
 3月28日から5月31日まで自衛隊看護師等延べ約610名が活動。羽田・成田両空港で約4万6000名の帰国者・入国者のうち、約2万400名の検体(全体の約44%に相当)を採取。
(2)輸送支援(各空港〜宿泊施設)
 3月28日から4月27日まで、延べ約2920名が活動。帰国者・入国者がPCR検査の結果を待つために滞在する宿泊施設への輸送支援を実施。各空港から合計延べ約6110名を輸送した(成田約4050名、羽田約1000名、関西国際約330名、中部国際約740名)。本支援は4月27日をもって民間バス会社に移行した。
(3)生活支援
 3月28日から5月29日まで、延べ約3490名が活動。各空港周辺の宿泊施設でPCR検査の結果を待つ帰国者・入国者約1万7180名に対する生活支援(食事の配分等)を実施。5月29日をもって厚生労働省及び民間事業者へ移行した。
(4)統合現地調整所
 3月28日から5月31日まで各空港合計で延べ約1650名が活動。成田約580名、羽田約530名、関西国際約280名、中部国際約240名、その他約20名。

動画でエール!
西部方面隊内全音楽隊
 西部方面音楽隊(隊長・志賀亨2陸佐=健軍)は、方面隊内の4音楽隊演奏によるメッセージ動画を公開している。
 動画の中で志賀隊長は「新型コロナウイルス感染拡大防止のため闘っている九州・沖縄8コ県民の皆様と、熊本地震からの復興を頑張っている熊本県民の皆様に向けてエールを送りたいと思います。これからも、力を合わせ、明るい未来に向かってがんばりましょう!」と挨拶。
 西部方面音楽隊(健軍)、第4音楽隊(福岡)、第8音楽隊(北熊本)、第15音楽隊(那覇)が各駐屯地から「愛は勝つ(作詞・作曲KAN)」を演奏。九州・沖縄各県の名所や観光地も紹介する。
 動画はYouTube、FacebookおよびTwitterで視聴ができる。「陸上自衛隊西部方面音楽隊」と検索。

工夫しながらトレーニング!
体育学校
 新型コロナ感染症拡大防止により、自衛隊体育学校(学校長・谷村博志陸将補=朝霞)の選手の練習環境にもさまざまな制限が余儀なくされているが、各競技工夫しながら前向きに取り組んでいる。体育学校は「来年に延期となった東京五輪へ向け、一生懸命頑張ってまいりますので、今後とも暖かいご声援をよろしくお願いいたします」としている。
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ボクシング
3陸曹 森脇 唯人
 いつも暖かい応援ありがとうございます。スタミナ・パワー強化のため、グローブをハンマーに持ち替えトレーニングに励んでいます!東京五輪で全力を出し切れるよう頑張ります!応援よろしくお願いします!
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レスリング
3陸曹 角 雅人
 いつも応援ありがとうございます。日本テレビ「沸騰ワード10」でカズレーザーさんも挑戦したトレーニング用のボール(6kg)を投げています!これからも更に頑張りますので、応援よろしくお願いします!
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女子ラグビー
3陸曹 佐藤 都
 いつも暖かい声援ありがとうございます。私たちもコロナウイルスに負けることなく頑張っています!スピード・パワー・スタミナをつけるため、巨大タイヤを使った体幹トレーニングに燃えています!今後とも応援よろしくおねがいします!
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近代五種
陸士長 桑名 知可子

 いつも暖かい声援ありがとうございます。いつも通りの練習が困難な時期ですが、ボールに乗り体幹を鍛えています!これからもご声援よろしくおねがいします!

【東京オリンピック】自衛隊体育学校は2020東京オリンピックに、8名が内定を勝ち取っている他、2名が内定を有力視されている。開催が延期となったが、感染に配慮しながら気持ちを切らさずに日々のトレーニングに邁進中だ。ほかにまだ代表最終選考が残っている選手もいる。来年、TOKYOで1人でも多く自衛官アスリートの雄姿が見れることを期待したい。


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