防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   971号 (2018年1月15日発行)
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新年のご挨拶を申し上げます
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統合幕僚長 河野克俊海将
 皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げますとともに、旧年中に賜りましたご厚情に対し深く御礼申し上げます。
 我が国を取り巻く安全保障環境は、様々な課題や不安定要因がより顕在化・先鋭化してきており、一層厳しさを増しています。
 このような情勢の中、自衛隊は、北朝鮮の核実験、弾道ミサイルの発射に対応しつつ、平素から我が国とその周辺の上空を24時間態勢で警戒監視し、各種事態に即応できる態勢を維持しています。
 また、昨年は、岩手県、福島県、長野県及び静岡県における山林火災や、九州北部豪雨に係る災害派遣をそれぞれ実施しました。
 国外においては、5年の長きにわたり活動した南スーダン派遣施設隊の活動を過去最大規模の実績を積み重ね終了しましたが、UNMISS司令部への自衛官の派遣は継続しています。また、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処では、現在も継続して任務を遂行しており、引き続き、ソマリア・アデン湾における航行船舶の安全確保に貢献していく所存です。
 統合訓練においては、各種訓練を通じて統合運用要領を演練し、その実効性の向上を図りました。
 本年も我々自衛隊は、いかなる事態にも、より一層適切に対応し得るよう、平素からの常続監視等による抑止、各種事態に即応した対処を実効的に実施しつつ、国民の皆様の期待に応え得るよう、事態に即応し実効的に対応できる態勢を維持していく所存です。
 最後になりましたが、本年も皆様の変わらぬご支援・ご協力を賜ることをお願い申し上げます。
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統合幕僚監部最先任 荻野浩幸准空尉
 新年あけましておめでとうございます。
 隊員並びにご家族の皆様におかれましては、平成30年の初春を穏やかな中でお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年末に第4代統幕最先任を拝命し、今年は私自身も統幕最先任として出発点でもあり、歴代最先任の業務を引き継ぎ、精一杯その任務遂行に尽力いたします。
 特に、統合部隊運用を円滑かつ機能的に推進するため、自衛隊と米軍を始めとする関係諸外国軍隊最先任等との交流をより深めて行こうと思っています。
 現在もソマリア沖・アデン湾における海賊対処任務に派遣されていますが、日本を離れ専心その職務を完遂するために頑張っている隊員と、そのご家族に対し我々ができる支援等尽力いたしますのでご協力をお願いいたします。
 最後に、全国の隊員とそのご家族皆様の新しい年が良き年であることをご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
 本年もよろしくお願い申し上げます。
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航空幕僚長 丸茂吉成空将
 防衛ホームをご愛読の皆様に、謹んで新年のお慶びを申し上げます。また、旧年中は、格別のご厚誼を賜り、ありがとうございました。
 さて、わが国を取り巻く安全保障環境は、様々な課題や不安定要因がより顕在化・先鋭化してきており、一層厳しさを増しています。そのような環境の中、昨年を振り返りますと、航空自衛隊は、対領空侵犯措置、災害派遣等の各種任務を着実に遂行してきました。なかでも対領空侵犯措置に伴う緊急発進の回数については、非常に高い水準で推移しており、昨年7月、南西航空方面隊を新編し、南西地域の防空体制を一層強化しました。また、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対しては、いかなる事態にも対応できるよう万全を期してまいりました。さらに、各種任務を遂行するために必要な航空防衛力の整備を推進するとともに、各国空軍との関係強化及び防衛協力・交流の促進を図ってまいりました。そのような中、救難ヘリコプターUH-60Jが、訓練中に墜落する事故が発生し、大切な仲間を失ったことは、誠に痛恨の極みでありました。
 新しく迎えた平成30年において、航空自衛隊は、多様化する任務を着実に遂行するとともに、引き続き航空防衛力の整備を推進し、実効的な対処力を向上させ、隊員一丸となって任務に邁進し、国民の皆様の負託に応えたいと思います。本年も引き続き、皆様の航空自衛隊に対するご理解とご協力を、よろしくお願い申し上げます。
 最後に、皆様のご健勝及びご多幸を祈念して、年頭のご挨拶といたします。
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航空自衛隊准曹士先任 横田雅宏准空尉
 防衛ホームご愛読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、全国各地において希望に満ちた輝かしい新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 平成29年の航空自衛隊は、国の平和と独立、安全を守るため、対領空侵犯措置、弾道ミサイルの脅威及び災害派遣等への各種任務を着実に遂行してまいりました。平成30年も我が国を取り巻く環境は、一層厳しさを増すものと思われます。航空幕僚長の意図を具現化すべく、全国各地で日夜任務に取り組んでいる先端部隊の隊員一人一人が、充実感と達成感が得られるように、部隊を回り、隊員の声に耳を傾け、環境の整備に取り組んでまいります。
 また、統幕、陸、海、諸外国空軍の各最先任と連携し、関係強化及び交流を下士官レベルで促進し、統合運用、共同作戦の円滑化に寄与したく努力する所存です。本年も航空自衛隊准曹士に対するご支援、ご協力をお願い致します。
 結びに、皆様のご多幸を祈念しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
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陸上幕僚長 山崎幸二陸将
 新年おめでとうございます。防衛ホームをご愛読の皆様におかれましては、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
 我が国を取り巻く安全保障環境は、周辺各国の情勢に加え、地域紛争、国際テロ、サイバー攻撃等の様々な課題及び不安定要因が顕在化・先鋭化し、かつてないほど厳しさを増しています。
 このような情勢下、本年は、防衛計画の大綱等で示す「統合機動防衛力」を実現するため、陸上総隊、水陸機動団等の新編、機動師団・旅団への改編等を行い、「即応機動する陸上防衛力」の骨格となる体制が整う歴史的な年です。
 陸上自衛隊は、創隊以来、全国に部隊を隙なく配置し、我が国の抑止態勢を確立するとともに、日々精強な部隊・隊員を育成し、各種事態に対する即応態勢を保持して、作戦に「最終的な決」を与える国家の「最後の砦」として、我が国の平和と独立、国民の安心と安全を直接守って参りました。今後は更に、自衛隊・在日米軍基地等の防護等も加え、統合運用及び日米共同作戦を遂行するための「要」としての役割が増大するとともに、弾道ミサイル、サイバー攻撃等への対処という新たな分野においても、より積極的な参画が求められているものと認識しています。
 激動する時代の要請に的確に対応し、今後も国家・国民の負託に応えるため、統合運用及び日米共同の更なる実効性の向上に向け、新体制のもと、陸上自衛隊が一丸となり、全力で日々の隊務に邁進する所存です。
 結びに、皆様のご多幸とご健勝を祈念するとともに、今後とも変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶といたします。
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陸上自衛隊最先任上級曹長 高橋将准陸尉
 明けましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 日本を取巻く安全保障環境が一段と厳しさを増している中、国民からの期待にしっかりと応えていく覚悟を持たなければならないという決意で、昨年7月、陸上自衛隊最先任上級曹長を拝命し、各最先任・先任上級曹長と連携を図り、部隊現況把握、訓練実視、米軍下士官交流、最先任会同及び最先任VTCを通じて准曹士の精強化に努めてまいりました。
 本年も、強靭な陸上自衛隊の創造を目指し、いざという時、国家・国民のため、そして日本の将来の平和のためにも、何時如何なる任務を与えられようとも事態に即応し得る強靭な陸上自衛隊の創造達成に向け、准曹士の先頭に立ち邁進して参ります。
 最後に、新しい年が、皆様にとりまして希望に満ちた年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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海上幕僚長 村川豊海将

 新年おめでとうございます。海上自衛隊を代表して旧年中賜りました数々の御支援、御協力に対し深く感謝致しますとともに、謹んで初春の御挨拶を申し上げます。
 さて、わが国を取り巻く安全保障環境は、さまざまな課題や不安定要因がより顕在化・先鋭化しており、特に、北朝鮮による核兵器及び弾道ミサイルの開発は、度重なる挑発的言動とも相まって、重大かつ差し迫った脅威となっております。また、ソマリア沖・アデン湾での海賊対処行動等、海洋の安全に向けた活動は、国際社会と協力し、引き続き実施していく必要があります。
 このような情勢を踏まえ、海上自衛隊はこれまで推進してきました、「真に戦える」精強な態勢の構築のため、本年も人的、作戦、装備技術の三つの基盤強化を強力に推進し、募集態勢の強化、統合運用の強化及び米海軍との相互運用性の向上、調達改革の実現などを図り、終始情熱をもって任務にまい進する所存です。
 海上自衛隊は、海軍以来の伝統を精強さの礎として参りましたが、今、我々には、安全保障環境の急速な変化にも適切に対応し、守るべき火を守りながら新しい火を燃やし続けることが求められております。国民の皆様の期待にお応えすべく、今年も全隊員が一丸となって果敢に挑戦する所存です。
 最後になりますが、本年が皆様にとって幸多き年になることを祈念致しまして、年頭の御挨拶とさせていただきます。

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海上自衛隊先任伍長 関秀之海曹長

 新年おめでとうございます。皆様からの旧年中の数々のご支援、ご協力ありがとうございました。深く感謝いたしますとともに本年もよろしくお願い申し上げます。
 海上自衛隊では、今も遠く離れた灼熱のソマリア、アデン湾での派遣海賊対処行動に従事する航空部隊及び艦艇部隊の隊員、逆に極寒の南極において物資輸送の任に就く砕氷艦しらせの隊員、また警戒監視等の任務に就いている隊員、離島での任に就く多くの隊員が、ご家族との新年を迎えることができず国家国民のため汗を流し活躍しています。この厳しい状況下、隊員一人一人の自覚と活躍により我が国の平和と安全を維持していかなくてはなりません。本年も、各幕最先任と協力し、隊員及び隊員家族のために何ができるか、何をするべきかを考え、働きやすい職場環境を作ることに尽力していきたいと考えています。
 皆さんのご理解ご協力を頂き、「よーそろー2018」


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