明けましておめでとうございます。隊員及び御家族を始め関係者の皆様におかれては、よき新年をお迎えのことと存じます。
昨今、北朝鮮をめぐって大変緊迫した情勢が続いています。北朝鮮は、昨年7月及び11月にICBM級の弾道ミサイルを発射し、8月及び9月には我が国上空を通過させる形でIRBM級の弾道ミサイルの発射を強行しました。また、核開発も継続しており、9月の通算6度目となる核実験は過去最大の規模で強行されました。
このような挑発行為は言語道断であり、日本の安全保障上、決して見過ごすことはできません。防衛省・自衛隊としても、万一の事態に備え、日本海にイージス艦を配置し、各地にPAC-3部隊を展開しております。さらに、刻々と能力向上がはかられる北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に対し、平素から我が国を常時・持続的に防護できる弾道ミサイル防衛能力の抜本的向上を図るため、イージス・アショア2基を導入することとします。
我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後最も厳しいと言っても過言ではなく、防衛省・自衛隊は、国民の命と平和な暮らしを守る責務をしっかりと果たさなければなりません。私も副大臣として、国内外の自衛隊の活動現場を訪問し、隊員諸君が任務に精励する姿を目にしてきました。新年も隊員諸君と共に精一杯職務に励んでまいりますので、諸君の一層のご協力と、隊員のご家族を始めとする関係者の皆様の倍旧のご理解・ご支援をお願いいたします。
最後に、本年が皆様にとって幸多き年となるよう祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。 |