自衛隊滋賀地方協力本部(本部長・惠谷昇平1陸佐)は、6月4日、「国宝・彦根城築城410年祭 ブルーインパルス展示飛行」(彦根市)に連接した広報活動を初夏の晴天のもと実施した。メイン会場(金亀公園)では、陸上自衛隊第3音楽隊による演奏、ブルーインパルスパイロットによるサイン会やトークショーが行われ、会場は県内外からの来場者約5万人で埋めつくされた。メインイベントとなるブルーインパルス飛行展示では、早朝から待ちわびた来場者たちが迫力ある編隊飛行に、「こんなに近くで見るの初めて!」「すごいね!かっこいい!」等、感動や歓喜の声が上がった。
展示飛行に先立ち行われたパイロットサイン会では予想を上回る長蛇の列ができ、限られた時間ではあったが、サインをもらったり、写真撮影ができた参加者たちは嬉しそうに握手を求めていた。
ブルーインパルスの隊員と直接話すことができたパイロット志望の青年は、「こんな機会は、なかなか無いから嬉しい」と話し、航空学生への受験に向けて更に意欲を高めていた。
また、会場内に開設した自衛隊広報エリアでは、第3音楽隊隊員との記念撮影コーナーや、ブルーインパルスパネル展示コーナーを設けた他、96式装輪装甲車や軽装甲機動車、偵察用オートバイの装備品展示を実施したが、普段直接目にすることのない自衛隊装備品を間近で見た来場者は、迷彩服姿の説明要員の自衛官に対して熱心に質問を行ったり、装備品をバックに隊員と一緒に記念撮影をする等、和やかな雰囲気に包まれていた。
滋賀地本は今後も県内におけるイベントと連携した広報活動を積極的に展開し、地域住民の理解や信頼感の獲得、更に募集基盤の充実を図っていく予定である。 |