陸自秋田駐屯地(司令・橋爪良友1陸佐)の竿燈部は4月3日から8日までの間、秋田市竿燈協会会長からの依頼を受け、台湾南投県埔里鎮、草屯鎮で開催された交流イベント「台日鼓舞節」に参加した。
「台日鼓舞節」は、秋田県仙北市の温泉施設経営者と台湾の国会議員の交流が縁で、台湾之心文化芸術基金と馬文君国会議員公室の主催で、東日本大震災で被災した東北の復興と震災後も風評被害に苦しむ東北の観光を応援しようと2011年9月以来、2回目の開催となった。
駐屯地竿燈部を代表して参加した佐々木拓也陸曹長以下7名の部員は3日に秋田空港で行われた結団式で秋田・山形・岩手・青森4県の出演者180名とともに「頑張ろう」と気勢を上げチャーター機で台湾に向けて出発した。
台北に到着後は、各県代表の出演者と埔里鎮へ移動。イベント初日の参加パレードで「東日本大震災の台湾の支援に感謝します」と記した横断幕を掲げ出演者と行進した。その後、各日程に合わせイベント会場で竿燈を披露。目白押しの演技に地元の人たちからの歓声が途絶えることなく「台日鼓舞節」は大成功で幕を閉じた。
すべての日程を終え帰国した佐々木陸曹長は「大震災で多額の義援金を送ってくださった台湾国民の皆様に精一杯の演技を披露することができました。私たちが竿燈で感謝を伝える機会を与えていただいた秋田市竿燈協会に感謝します」と話した。 |