防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年4月15日号
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HOME's English Class (防衛ホーム英語教室)
I should get back to my work soon!
アイ シュッド ゲット バック トゥ マイ ワーク スーン
すぐに仕事に戻らなくちゃいけないんだ

 皆さん。お元気ですか?関東地方では桜が満開です。今年は早く咲き、天候にも恵まれ(少し寒い日が続いて)桜の花もちがよく、花見を堪能しています。これから桜前線が北上し、それぞれの地方で特色ある花見が行われるのを報道で知るのも楽しみですね。

 今回の表現は、"I should get back to my work soon!"「すぐに仕事に戻らなくちゃいけないんだ」です。年度末は何かとやることがありますね。人事異動や花見会などでお誘いも多い時期です。参加するけれども中座することがあるかもしれません。最初に相手に自分の行動を伝えることも親切になります。soonは「すぐに」です。8時までに戻らなければならない場合は、byを使って表現します。by eight(o'clok)で大丈夫です。no later than 3となると、「遅くとも3時前には」ということになります。切羽詰った表現ですね。表現を変えて相手の反応を頭に入れておくといいですね。

 関東地方は春爛漫です。花々がいっせいに咲き、緑の中で輝いています。新しい生活の始まり、新たな分野への挑戦、人との出会い、生活にもいろいろな変化がありますね。楽しく陽気な心で、ストレスを溜め込まない健康な日々をお過ごしください。 それではみなさん。See ya!
〈スワタケル〉
※弊紙の都合により掲載が1号ずれました。御了承ください


統幕校の林1海佐が南アフリカのPKO訓練センターで
災害救援活動の教訓を講義

 統合幕僚学校国際平和協力センター教育・研究室長の林秀樹1海佐は3月4日から15日までの間、南アフリカ共和国プレトリアにある国立平和維持活動訓練センターで行われた「平和・救援・復興コース」に、講師として派遣され、自衛隊が国内外の災害救援活動から得た経験と教訓についての講義を行った。
 日本政府はアフリカ諸国の平和活動に関する能力向上と地域の安定のため、アフリカ諸国のPKO訓練センターへ講師派遣を含む包括的な支援を実施しているが、南アフリカ共和国への講師派遣は今回が初めてで、また海自隊員の派遣も今回が初めて。林1海佐は派遣海賊対処行動航空隊の派遣に際して、現地における派遣態勢構築のためのジブチ政府・軍・関係機関等との調整、交渉にあたった経験がある。
 今回の派遣では、自衛隊が行った災害救援活動についてスマトラ地震、ハイチ地震、東日本大震災を例に挙げて説明。事例ごとに受入国政府、国連、他国の軍などとの連携のシステム、組織を超えた効率的な情報共有の重要性、軍人と文民の役割の特徴、女性の視点の重要性について講義した。同コースには南アフリカ共和国の軍人と文民53名が参加しており、林1海佐の講義を熱心に聴講するとともに、積極的な質疑が行われた。
 林1海佐は「講義を通じて南アフリカ共和国の人々の能力向上に寄与するとともに、我が国が実施してきた災害救難活動の実績と教訓を広めることができた。また日本国と南アフリカ共和国の二国間関係の構築に寄与でき光栄に思う」と感想を語った。


急患輸送1600回超
海自21空群を都と島嶼町村会が表彰

 海自第21航空群(群司令・中田芳基海将補=館山)は2月13日、昭和32年以来55年以上にわたり行ってきた伊豆諸島での救急患者輸送1600回を超えるにあたり、東京都と島嶼町村会から表彰を受けた。
 21空群庁舎内で、東京都総務局総合防災局の村松明典総合防災部長と島嶼町村会の梅田和久会長をはじめとする伊豆諸島の全町村長が来訪し、中田群司令に感謝状と記念品を贈呈した。
 村松総合防災部長は「常に迅速果敢に行動し、人命救助と民生安定に多大な貢献をした功績」に対する東京都知事からの感謝状を代読。梅田島嶼町村会長は「幾多の困難をものともせず出動し、住民の命を守った」として伊豆諸島住民を代表して感謝の意を表した。
 21空群は「自衛隊機による救急患者輸送は、他省庁ヘリの運航が困難な夜間や、悪天候といった状況下での航空機の運用が大半を占め、強い使命感、適切な判断力が求められる。今回の表彰を受け、さらに気を引き締めて任務にあたる所存である」としている。


"即応"掲げ地元に尽す
海自由良基地分遣隊長に町長が感謝状授与

 海自由良基地分遣隊の隊長・尾原信幸3海佐に対して2月18日、同部隊が所在する和歌山県日高郡由良町の畑中雅央町長から感謝状が贈呈された。
 由良町は南海トラフを震源とする大地震の発生が懸念されており、尾原隊長が着任以来、掲げてきた指導方針「即応」の下、防災器材庫の高台設置などにより、防災の取り組みで町の行政に多大な協力と地域社会の安全安心に大きく貢献したことが高く評価された。
 尾原隊長は「隊員が一丸となって取り組んだことに対して表彰していただけたものと思っている。今後も防災に対する環境を充実させ、災害が発生した際は、国民の皆様を守っていきたい」と語った。
 畑中町長は「町民の安全安心を守るため資機材の備蓄、地域の防災活動などでリーダーシップを発揮していただいた。様々な事案に積極的に取り組んでこられ大変に感謝している」と話した。


手際よく適切な処置で人命救助
富士教導団の西郷3陸曹に世田谷消防署長より感謝状

 富士教導団偵察教導隊の西郷彰治3陸曹は3月13日、世田谷消防署長より感謝状を授与された。西郷3陸曹は2月19日、三宿駐屯地で行われた「御宿メディカルラリー」に参加し、課業外に外出中の午後10時頃、渋谷から三宿駐屯地に帰隊するため田園都市線三軒茶屋駅ホールに降りたところ人だかりを発見、40代男性が倒れて意識がないことを確認すると駅員にAED搬送、救急車要請、周辺の交通統制を指示するとともに、直ちに心肺蘇生法を行った。
 その後、乗客の医師2名が加わり3名でAEDおよび蘇生法を継続中のところ、救急隊員の到着に伴い引継ぎをした。
 世田谷消防署三宿出張所署員によると、西郷3陸曹の処置は「非常に手際がよく適切だった」という。
 西郷3陸曹は「私自身、驚くほど冷静に対処できた。これも普段から厳しく指導してくださった方々のおかげ。その後、男性も意識を取り戻したと聞き安心した。今回の経験を少しでも部隊勤務に反映し、部隊の精強化に貢献したい」と語った。
 偵察教導隊長・井上義宏2陸佐は「第一線救護も重視している日々の訓練が、このような形で社会に貢献することができ非常に光栄。西郷3陸曹をはじめ、他の衛生科隊員を非常に頼もしく感じるとともに、他の所属隊員に対する応急救護能力の重要性を再確認する貴重な経験となった。今後の隊務上役立てたい」と語った。


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