私は平成22年4月、海上自衛隊徳島教育航空群第202教育航空隊を最後に定年退職しました。
この度の再就職につきましては、徳島航空基地隊就職援護室に一方ならぬお世話になり、感謝しています。厳しい再就職環境の中で、社会福祉法人愛育会指定障害者支援施設、吉野川育成園に生活支援員として再就職することが出来ました。まだ再就職して3年目ですが、育成園を利用している利用者の方の生活を支援する者としての自覚を胸に仕事に励む毎日です。
愛育会には、様々な知的障害を持つ方が生活しています。私の業務は、育成園の生活の中で、利用されている方が、より快適で充実した生活が送れるように支援することです。また夜勤の際は、施設の維持に加え、利用者の快適な睡眠の確保に配慮しています。定期的に開かれる保護者会では、利用されている方の日頃の生活や健康状態を保護者に知らせたり、保護者からの育成園の利用者の支援等に対する要望を受け利用者へのサービスに反映させたりします。
再就職して一定の期間が経過した現状において、今後定年される方に助言したいのは再就職環境の厳しさを再認識するということです。自衛隊とは異なる職種に再就職して大切なことは、コミュニケーションの能力であり、仕事を真摯に学ぶ気持ちだと思います。これらを磨いておけば、新しい職場で良い人間関係を築くことができ、良い環境の下で仕事を続けることができると思います。
次に、健康管理です。定年前ともなると、生活習慣病等の様々な病気に悩む人たちが増加しますが、定年後の再就職先では心身ともに健全で、活動的な状態で仕事ができる事を再就職先からも求められます。現役時代の健康管理の意識と実践が再就職後の勤務環境を大きく左右することになります。健康管理を今から見直し、生活習慣を改善することが必要です。今後定年退職される方々が、より良い再就職をされ、第二の人生を有意義に過ごされることを祈念しています。 |