那覇駐屯地曹友会(曹友会長・高良幸則准陸尉)は3月23日、うりずんの季節が到来した与那国島へ姉妹提携している北海道の陸自東千歳駐屯地曹友会(曹友会長・稲垣浩昭陸曹長)の支援を受け日本最西端の島、与那国島の子供たちへ発泡スチロール25箱(約100キロ)の雪をプレゼントした。
この雪は高良曹友会長が「雪を見たことのない沖縄県の離島の子供達に雪を見せてあげたい」という思いから、北海道の東千歳駐隊員たちの賛同の元、与那国島の子供たちへ雪のプレゼントを実施する運びとなった。
まず、東千歳駐隊員たちにより、えにわ湖周辺の雪を発泡スチロールに詰める作業が行われ、北海道から沖縄県まで宅配便で発送。その後、第15飛行隊によるLR—2で那覇基地から与那国島へ空輸した。
これまで沖縄本島への雪のプレゼントは、東千歳駐屯地と那覇駐屯地の曹友会が姉妹提携したのを縁に、2003年から毎年恒例となっていたが今回、与那国町教育委員長の崎原用能氏からの強い要望もあり、初めて与那国島へ送られることとなった。
会場となった与那国小学校グラウンドには、雪を一目見ようと児童約80名、父兄等40名の合計約120名が訪れた。
雪は20分程度で溶けてしまったが、初めて雪を見て触れた与那国島の子供達は、あっという間の時間にもかかわらず大にぎわいではしゃいでいた。 |