東京地本(本部長・湯浅悟郎陸将補)は3月3日、千代田区の日比谷公会堂で行われた東京地本協力10団体主催、平成24年度「入隊・入校予定者激励会(自衛隊東京音楽まつり)」を支援した。
入隊入校予定者(家族などを含む)約700名、招待者など約1000名、合計で過去最高の約1700名が来場。2部構成で行われ、第1部のオープニングセレモニーでは国歌斉唱の後、主催者を代表して全国自衛隊父兄会東京都父兄会会長の岡本智博氏が挨拶し、東京地本を代表して湯浅本部長が祝辞を述べた。
続いて入隊・入校予定者決意表明。防大に入校予定の國武翠夢さんと一般曹候補生(空)で入隊予定の渡邊瞳子さんが代表で行い、國武さんは防大生や自衛官に対する憧れや祖国を守るという決意を述べ、渡邊さんは入隊を決意した心境や将来の目標などについて、自らの想いを述べた。
1部後半には23年、24年に入隊した陸海空自衛隊の先輩隊員4名がステージに登場。陸自第1通信大隊の小泉和義1陸士と第1後方支援連隊の下田淑子1陸士、海自横須賀港務隊の山口幸子海士長、空自航空システム通信隊の小島聖一空士長の4名がそれぞれメッセージを送った。インタビュー形式で先輩隊員らは仕事内容や自らの体験談などを披露し、後輩となる入隊・入校予定者を激励した。
その後ビデオで、小野寺防衛大臣から入隊予定者への歓迎のメッセージ、猪瀬東京都知事から「都民や国民を代表して頑張ってほしい」との激励、自衛隊体育学校ロンドン五輪メダリスト小原日登美1陸尉と湯元進一2陸尉からの歓迎と激励が放映された後、スペシャルゲストとして五輪メダリストの米満達弘3陸尉と清水聡3陸尉が登場。入隊・入校予定者を激励するとともに、東京地本のマスコット「トウチくん」との掛け合いで会場を和ませた。
1部の最後は第1施設大隊(朝霞)のメンバーからなる「朝霞振武太鼓」の迫力ある和太鼓演奏が締め括った。演奏する13名は入隊・入校者たちを激励する勇猛果敢な姿を披露した。
第2部は空自中部航空音楽隊による音楽演奏。演奏班長・朽方聡1空尉による指揮の下『栄光の架橋』など計4曲を披露し、特に2012年ヒットしたJ—ポップのメドレー『Jベスト2012』は様々な曲のサビ部分を中心に演奏され、溢れんばかりの拍手が送られた。盛大なアンコールを受けて演奏された『テキーラ』では手拍子で会場が一体となり、大盛況のうちに終了。最後に紹介エンドロールが正面スクリーンに映し出され、ハツラツと勤務する先輩隊員4名の勤務風景がスクリーンに現れ「一年後の自分の姿」を想像させつつ激励会の幕は閉じた。
東京地本は「今後も様々なイベントを通じ、自衛隊への理解を深めてもらえるよう広報活動を実施していくとともに、次年度に向け気持ちを引き締め、業務に邁進していく」としている。 |