防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年7月15日号
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募集課長会議に参加
《秋田地本》
市町村のさらなる協力求める
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 秋田地本(本部長・三浦博安1空佐)は6月9日、秋田県庁内会議室で開催された県主催の市町村自衛官募集事務担当課長会議に参加した。
 はじめに県知事公室相場総務課長から挨拶があり、続いて募集課長が各市町村の自衛官募集業務に対する日頃の支援について感謝を述べるとともに、今後のさらなる協力を要請した。
 会議では秋田県の担当者から関係法規と県が行なう自衛官募集事業の紹介がされ、続いて募集課長が自衛官の募集事務、募集の現況、関係法規、市町村担当者への依頼事項などについて説明し、認識の統一を図った。
 その後、出席した各市長村の担当者らは空自秋田救難隊に移動し、同部隊の見学と体験喫食を行なった。今回初めて基地内を見学した担当者からは、「良い経験ができた。今後の募集事務に明確なイメージを持って取り組みたい」との力強い感想が聞かれた。


教職員に制度説明
《山形地本》
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 山形地本(本部長・丸山祐二事務官)は6月12日、神町駐屯地で自衛官採用制度説明会を実施した。これは募集時期を前に、高校教諭らにこの制度に関する理解を深めてもらい、組織的募集の一助とすることが目的で行われた。
 当日は県内各地から29人の教職員が参加。はじめに募集課長の増山2海佐から採用制度の概要、各種募集種目の説明及び海上自衛隊航空学生制度を紹介した。次に隊員食堂で駐屯地各部隊のハイスクールリクルータとの懇談会食を行なうと、生徒との久しぶりの再会に笑顔がこぼれ、近況報告を受けながら楽しいひと時を過ごしていた。昼食後は、グループに分かれて駐屯地資料館等の見学、ヘリ体験搭乗及び新隊員による戦闘訓練の見学を行った。戦闘訓練では、前期教育の総仕上げということもあり、厳しい訓練に真剣に取り組む隊員の姿を見て、参加者たちは一様に驚くとともに、改めてその成長ぶりに感心していた。
 山形地本では、「今回の説明会を通じて教職員の自衛隊に対する関心の高さを感じた。より多くの生徒・学生に自衛官採用制度を理解してもらえるよう、学校広報を強化していきたい」としている。


UH-60J体験搭乗
海自広報の効果に期待
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 長野地本(本部長・田上健吾1陸佐)は6月14日、松本駐屯地で海自第73航空隊(館山)の支援を得て、UH―60J体験搭乗を実施した。
 参加者は、高校の進路指導教諭及び学生など24人。また、当日は2士採用試験が同駐屯地で行われており、身体検査の順番待ちの間にヘリ見学に訪れた受験者もいた。
 今回使用されたのは、今年新編された海自第73航空隊の救難輸送ヘリで、初めて目にする明るい白とオレンジの機体に参加者は感激した様子だった。参加したある学生は、「今まで抱いていたイメージと違って、実際見てみると海上自衛隊はかっこいい」「海自にも飛行機があるんですね」などの感想を語った。
 長野地本では、「長野県は海と接していないので海自広報には実際に装備や隊員を見てもらうのが一番良い。今後も海自の協力を得てこのような広報を行い、海上自衛隊員への志願に結び付けたい」としている。

父兄会定期総会を支援
《徳島地本》
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 徳島地本(本部長・神宮万和1海佐)は6月8日、平成20年度の自衛隊父兄会徳島県支部連合会定期総会を支援した。
 総会では廣瀬基憲会長の挨拶に続き、平成19年度事業報告及び同収支決算、平成20年度事業計画案及び同収支予算案などの議事が承認された。引き続き、徳島県危機管理局防災企画担当企画監・鳥生幹雄氏(陸自OB)による講演会が行われ、徳島県の防災対策の現状について理解を深めた。
 式典では国会議員をはじめ多くの来賓を迎え、国歌斉唱、殉職隊員への黙祷を捧げたあと、全自父会長らの表彰状伝達と県連会長表彰が整斉と実施された。懇親会では、会員と来賓が父兄会の発展について語り合ったり、互いに親睦を深めるなどしていた。
 徳島地本では、今後も父兄会等の協力団体が実施する諸行事を積極的に支援し、各団体の一層の活性化、更なる防衛基盤の育成支援に努めたいとしている。

募集課長が金沢駐朝礼で隊員に講話
《石川地本》
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 石川地本募集課長・小板浩之2陸佐は6月2日、金沢駐屯地の朝礼で駐屯地所在部隊の隊員に講話を行なった。
 この中で、有効求人倍率が高く推移するなかでの自衛隊志願者数の低下、特に海自要員の募集が厳しくなっている状況を説明し、「駐屯地隊員の協力は1000人の広報官に値する」と強調するなど、積極的な縁故情報の提供を呼びかけた。

《所感》
空自美保基地研修に参加して
出雲農林高校3年 川上奈留美
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 私は、今回研修で自衛隊へ行くと聞かされ、行く前からとても楽しみにしていました。
 実際に基地に入ってみると、初めて見るものばかりで、とても興味を引くものが沢山ありました。特に、基地資料館に展示してあった戦時中の写真、日記、軍服などを見ると、戦争の恐ろしさを改めて知ることができ、兵隊さんの必死な気持ちも伝わってくる様でした。
 今現在、世界中で戦争、殺人、事故などで毎日人の命が簡単に失われてしまうけど、戦時中、必死に戦いぬいて戦死された兵隊さんの写真を見ると命の大切さが身に染みて分かり、日頃、仲間内で耳にする「死ね」という命を粗末に扱うような言葉は使ってはいけないと考えさせられる時間でした。
次に、航空機C―1輸送機を見学した際、女性パイロットの隊員の方がおられ、ビックリしました。自衛隊は、男性隊員のイメージが強く、実際に女性隊員を見るとカッコ良いと思い少し憧れました。また、生まれて初めてコックピットの操縦席に座らせてもらい大変貴重な体験が出来ました。
 今回の研修は、普段体験できないことが多く、基地の行く所々で驚き、隊員の方から色々な話を聞くことができ勉強になり、意味のある研修に参加できて良かったです。〈島根地本〉

JMAS理事長招き市民防衛講座を開催
《宮城地本》
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 宮城地本(本部長・冨井稔1陸佐)は6月24日、元東北方面総監で現在は、自衛官OBで組織するNPO法人「日本地雷処理を支援する会」(JMAS)理事長の野中光男氏を招き、「日本地雷処理を支援する会の活動状況」と題した市民防衛講座を開催した。
 講座は、「ドカーン」という不発弾・地雷を破壊する映像から始まり、世界各地に埋没している不発弾・地雷の数、不発弾・地雷による被害の状況が紹介された後、JMASが発足した経緯、現在のアジア地域での不発弾、地雷処理の支援活動について詳しく説明された。
 岩手・宮城内陸地震が発生したばかりだったが多くの市民が参加し、当初予定されていた座席数では足らず、急遽座席を増やす場面もあった。講座参加者からは「自衛官のOBが海外に出て地雷処理という危険で地道な活動をしていることを知って感動した」などの感想が聞かれた。
 次回の市民防衛講座は9月を予定している。

舞鶴で体験航海実施
《滋賀地本》
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 滋賀地本(本部長・相良雅司1陸佐)は6月15日、舞鶴地方総監部の支援を受け、京都・兵庫地本と合同で護衛艦「みょうこう」「はまゆき」の体験航海を実施した。
 これは募集対象者や募集協力者などに対して、自衛隊への認識を深めるとともに防衛基盤の拡充を図ることを目的に行われた。
 当日は天候にも恵まれ、「みょうこう」「はまゆき」それぞれの護衛艦前受付では長蛇の列ができ、並んでいる参加者は岸壁から見上げる護衛艦に目を輝かせていた。航海は舞鶴北吸岸壁を出港し若狭湾を周回するコースで、緑濃い山々や海の色など変わりゆく景色を熱心に眺める参加者の姿が多く見られた。
 約2時間半の航海中は、らっぱ演奏や結索コーナー、スタンプラリーなどのイベントが行なわれた。結索コーナーでは、子供たちが乗組員による展示・説明を受けながらロープと格闘したり、航海前に任命された一日艦長が参加者全員の注目を集め、記念写真を撮るなど、それぞれに楽しんでいた。
 航海を終え、参加者たちは名残惜しそうにしながらも大変満足した様子で、子供たちも出迎えたピクルス君にそれぞれ笑顔で「ただいま!」と挨拶し、北吸岸壁を後にした。
 滋賀地本では、自衛隊の活動を一層理解してもらえるよう今後も継続的に活動するとしている。

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