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自衛隊ニュース   2008年7月15日号
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渋谷に民間委託の広報施設
「自衛館」がオープン
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 民間委託で運営される初の広報施設「自衛館」が7月1日、東京・渋谷にオープンし、多くの報道陣が集まるなかセレモニーが行なわれた。自衛館は募集に力点を置いた広報施設で、特に募集対象となる若者をターゲットに自衛隊をアピールする。
 施設内には2人の民間スタッフが常駐し、募集要項やパンフレットの無料配布、自衛隊関連イベントの情報が提供されるほか、インターネットで募集ホームページなどを閲覧することができる。募集情報の発信以外には大型モニターでの広報映像の放映、航空機など装備品プラモデル等の展示、写真撮影ができる制服試着コーナーなどがあり、来場者に自衛隊のイメージを膨らませる内容となっている。
 セレモニーでははじめに、陸幕人事部長・荒川龍一郎将補が挨拶にたち、「今年度の募集広報は例年とかなり違う状況で始まる。それは現在、自衛隊は多様な役割から非常に忙しい状況にあるなか、これまで自衛官主体で行っていた募集広報を今年度から民間活力を利用した幅広い募集広報に変えていくことだ。ひとつはこのオフィシャルスペース『自衛館』で、それから全国の地方局のテレビコマーシャルや大型スクリーン等での自衛隊広報など、全て民活によって行っていくところに大きな特徴がある。引き続き地方協力本部と募集広報に当たるが、民活を利用した募集広報で、より多くの若者に自衛官という職業を選択肢の一つとして考えてもらいたい」と述べた。
 続いて、陸幕募集援護課長・深津孔1佐による施設の概要説明と若者に人気のロックバンド「175R」を起用した平成20年度自衛隊募集CMが紹介されたあと、荒川将補らがテープカットを行い、自衛館の開館を祝った。

刹那、一閃
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 6月28日、静岡県御殿場市体育館で中部自衛隊選抜徒手格闘大会が行われた。
 午前10時からの開会式では、今井雅人大会会長(板妻駐屯地曹友会会長、陸曹長)や第34普通科連隊(板妻)副連隊長・佐野松太郎2佐らが大会の意義と参加者の健闘を祈る挨拶があった。
 選手宣誓の後、競技が開始された。競技は団体戦で行われ、陸自から44チーム、空自からは3チームの計47チームが参加し、刹那一閃(せつな・いっせん)の白熱した試合が随所で展開された。貫通力のある戦車砲のような面突きを受けて上体がのけぞる姿や体格で勝る相手に組み伏せられても見事に返す場面もあった。
 本選では第1普通科連隊A(練馬)が第32普通科連隊A(大宮)との接戦の末、優勝。同チームの監督、櫻井正人2曹は「素直に大変嬉しいです。優勝は、平素から日本一の練習を積み重ね、部隊からも練習の協力を得られた結果です」と話してくれた。順位は以下のとおり。
 ∇優勝=第1普通科連隊A∇準優勝=第32普通科連隊A∇第3位A=第34お普通科連隊A∇第3位B(敗者復活戦勝者)=第43普通科連隊A(都城)∇敢闘賞=西方普通科連隊(相浦)

雪月花
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 アメリカンフットボールを初めて見に行った。先月東京ドームで行われた第32回パールボール決勝戦だった。チケットをくれた友人に無理やり誘われてのことだったが、これがなかなか面白い。アメフトは関西では高い人気があるが関東ではちょっと、いわゆる西高東低で筆者はせいぜいテレビでのひまつぶし観戦だったが。ドームの雰囲気にのまれながら15分の最初のクウォーターが終わるころにはルールも理解できるようになり、いつの間にか友人の会社を一緒に応援している自分に気がついた。東京ドームの華やかなステージが選手のプレーにも表れるようだ、あんな装備を付けてよくも走り回れるものだ、アリーナで休みなく跳ね回るチアリーダーにあわせて応援の社員の声も大きくなる。そして他のスポーツでは見られないハーフタイムのチアガールの登場だ。この日は決勝戦ということでリーグ全12チームの130人のチアガールが登場した。ニュースで見るアメリカのあれだ。ドームいっぱいに繰り広げられる応援、アクロバットもラインダンスも見事だった、元気だった。試合は応援した富士通フロンチアーズが鹿島デイアーズに19対14で逆転負けしたが、最後の表彰式が終わるまで席を立てなかった。あんなにひた向きな選手と応援団にさっさと背を向けられなかったのだ。1ヤード進むのが大仕事の肉弾戦、秋のリーグ戦にも行きそうだ。(所谷)


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