アメリカンフットボールを初めて見に行った。先月東京ドームで行われた第32回パールボール決勝戦だった。チケットをくれた友人に無理やり誘われてのことだったが、これがなかなか面白い。アメフトは関西では高い人気があるが関東ではちょっと、いわゆる西高東低で筆者はせいぜいテレビでのひまつぶし観戦だったが。ドームの雰囲気にのまれながら15分の最初のクウォーターが終わるころにはルールも理解できるようになり、いつの間にか友人の会社を一緒に応援している自分に気がついた。東京ドームの華やかなステージが選手のプレーにも表れるようだ、あんな装備を付けてよくも走り回れるものだ、アリーナで休みなく跳ね回るチアリーダーにあわせて応援の社員の声も大きくなる。そして他のスポーツでは見られないハーフタイムのチアガールの登場だ。この日は決勝戦ということでリーグ全12チームの130人のチアガールが登場した。ニュースで見るアメリカのあれだ。ドームいっぱいに繰り広げられる応援、アクロバットもラインダンスも見事だった、元気だった。試合は応援した富士通フロンチアーズが鹿島デイアーズに19対14で逆転負けしたが、最後の表彰式が終わるまで席を立てなかった。あんなにひた向きな選手と応援団にさっさと背を向けられなかったのだ。1ヤード進むのが大仕事の肉弾戦、秋のリーグ戦にも行きそうだ。(所谷) |