第7普通科連隊(連隊長・岸良1佐=福知山)は5月16、17の両日、京都府防衛協会青年部会員の隊内生活体験入隊を実施した。 今回、体験入隊に参加した防衛協会青年部会員は京都市在住であり、我が国の防衛に関して高い意識を持ち、会社の経営者等も多く含まれ、49歳から28歳までの男女(男性12名、女性7名)19名が参加した。 午前10時、駐屯地に着隊した体験入隊者達は、正面玄関で記念写真を、会議室で概要説明を受けた後、早速午後から長田野演習場に移動し、訓練を開始した。 訓練は基本教練に始まり、救急包帯での止血法や4名1組で担架を使用する野外衛生教育、更に、2コ班に分かれ滑走路東側の錯雑地に潜伏するゲリラを捜索する訓練を真剣な表情で行った。 ゲリラ捜索の訓練では、ゲリラが仕掛けたワナ線と生い茂る草木に行く手を阻まれながら潜伏するゲリラやゲリラの遺留品等に見立てた目標物を捜索するなど、隊員が実施する捜索訓練の一端を体験した。 翌17日は、朝から車両で駐屯地北側約5kmの距離にある三段池公園へ移動し、2名1組で約20kgの背のうを担ぎ駐屯地を目指す徒歩行進訓練を実施した。 途中、明智光秀が建立した福知山城に立ち寄り休憩。史料館見学とともに、天守閣から駐屯地までの経路を確認しつつ額から流れる大粒の汗を拭っていた。 今回訓練に参加した青年部会員達は「貴重な体験ができました。又来年も来ます」と駐屯地を後にした。