9月24日、臨時国会が召集され、麻生太郎衆院議員(自民党総裁、68歳)が第92代首相に就任するとともに同日夜、閣僚人事が決まった。皇居での首相親任式と閣僚認証式、初閣議などを経て、正式に麻生新内閣が発足、新防衛大臣に浜田靖一衆院議員(千葉12区選出、衆院当選5回、52歳)が就任した。浜田新大臣は、これまでに防衛庁副長官、自民党国防部会長などを歴任した安全保障政策のエキスパートで、テロ対策など今後一層その手腕が各方面から期待されている。防衛大臣離着任行事は翌25日に行われ、林芳正前大臣の離任式、見送り行事に続いて、浜田新大臣が初登庁。A棟前儀仗広場で特別儀仗隊による栄誉礼、巡閲のあと、A棟2階講堂で防衛省・自衛隊の高級幹部や職員を前に「自衛官は国の宝である」「自衛隊は国民の財産である」という二つの言葉を強調しながら「一致団結、より一層の献身努力を」と初訓示した。引き続き、大臣室で、林前大臣と浜田新大臣がお互いに固く握手を交わしながら事務引き継ぎを行った。
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