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自衛隊ニュース   2008年10月1日号
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東京都防災訓練に参加
予備自衛官中央訓練
都営大江戸線で進出
米軍予備役制度教育や職種訓練も
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 平成20年度予備自衛官中央訓練が8月29日から9月2日までの5日間にわたって、朝霞、市ヶ谷の両駐屯地や東京都江東区などで行われた。
 参加者は、階級が予備2陸士から予備2陸佐で、年齢は22歳から62歳までの全国の自衛隊地方協力本部から推薦された成績優秀な予備自衛官59名(公募予備自衛官15名含む)。訓練担任官は第34普通科連隊長、訓練担当部隊は同連隊第3中隊。また、今回の訓練では特に、東京都総合防災訓練に参加して都営大江戸線を使用する救出救助拠点への進出、次の拠点への転進という実働検証訓練を実施した。
 訓練の概要は、▽陸幕長訓示▽米軍予備役制度教育▽上級曹長制度教育▽陸自予備自衛官制度教育▽都営大江戸線(臨時便)による移動▽都立木場公園へ進出(東京都知事と第1師団長の視察受ける)▽車両により新江東清掃工場へ転進▽体力検定▽職種訓練(徒手格闘、特殊武器防護、通信訓練、救護訓練、検問の5種目をローテーションで実施)などで、特に職種訓練は予備自衛官の任務に直結するので好評だった。
 最後に、成績優秀者5名が表彰され、5日間の訓練日程を滞りなく終了した。


北京五輪出場選手の労ねぎらう
体育学校で報告会
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 自衛隊体育学校創立47周年記念行事に併せて北京オリンピック報告会が9月13日、朝霞駐屯地内の同校球技体育館で行われた。
 最初に、多数の協力団体の長や関係者を前に、富澤實体校後援会長、鈴木義長体校長、来賓代表が北京五輪に出場した体校選手6名の健闘に対して、壇上からそれぞれ労いの言葉をかけたあと、協力者に対する感謝状贈呈や来賓紹介などが行われた。次いで、大会出場のため欠席した山下敏和2陸尉(ライフル射撃)を除く、高桑健2陸曹(水泳)、堰川康信3陸曹(ウエイトリフティング)、川内将嗣2陸曹(ボクシング)、村上佳宏3海尉(近代五種)、加藤賢三2陸尉(レスリング)が壇上に上がり、山崎倫明2教課長が200メートル個人メドレーで日本新を連発し5位に入賞した高桑2陸曹をはじめ各選手の成績を順次紹介した。これに対して出場選手一人ひとりが関係者の応援に感謝しながらロンドン五輪目指して「今後とも一層の精進を続けていく」と力強く決意表明した。

厳粛に市ヶ谷台慰霊祭
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 (財)偕行社(山本卓眞会長)主催の市ヶ谷台慰霊祭が9月17日、関係者多数の出席のもと、メモリアルゾーンで厳粛に執り行われた。
 これは、市ヶ谷台に祀られる英霊の慰霊顕彰を行うとともに自衛隊殉職者慰霊碑に参拝し、わが国の防衛任務遂行において不幸にも殉職された隊員の方々のご冥福を祈ることを目的としたもので、毎年の恒例行事となっている。
 慰霊祭には佐藤正久、山谷えり子両参院議員をはじめ部内外の関係者約200人が出席した。最初に、全員で国歌を斉唱したあと、黙祷、山本会長の式辞、佐藤参院議員の挨拶などが順次行われた。次いで、阿南・杉山・吉本閣下慰霊碑、全陸軍航空部隊碑、陸軍少佐晴気誠慰霊碑の順に全員が献花、焼香を行い、最後に、自衛隊殉職者慰霊碑を参拝した。


FEC羽黒山登山走を実施
《航空学校宇都宮校》
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 航空学校宇都宮校(校長・下池賢一1陸佐)は9月5日、宇都宮市北部に位置する羽黒山で、第47―1期陸曹航空操縦課程羽黒山登山走を実施した。
 全長4、6km、標高差は258mにもなる難コースに挑んだ学生は22名。大勢の協力団体・モニターの方々の応援に背中を押されながら前期教育9ヶ月で培った体力・気力を発揮して、全員が見事に完走した。ゴールとなった山頂の羽黒山神社では、お互いを励まし頑張りを称え合う学生達の声で溢れた。
 この前期教育最後の行事を終えた学生達は約1ヶ月後、初の操縦訓練を開始する。

「家族広報」でスキンシップ
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 第1後方支援連隊は8月5日、隊員家族に対して、ファミリースキンシップDayと題した職場見学会「家族広報」を実施した。
 今回実施された「家族広報」は、隊員家族に対し、日頃、父親や夫、息子や娘達がどんな仕事をしているかについて理解が不十分ではないかとの事から、隊員家族との交流イベントとして、部隊レベルの職場見学会の機会を設け、これまで以上に職場への理解を深めてもらい、部隊に対し親近感を持ってもらうことによって、隊員が職務に専念出来る環境作りにもつながる事を目的とし、初めて実施され、40家族75名が参加した。
 実施された内容は、職場見学として整備工場や訓練、装備品等の見学として入浴・浄水セットの開設、各種車両の展示、及び駐屯地内の体験試乗を走行、野外手術システムの展示、及び「家族参加型」の救急車による患者搬送・応急救護訓練や、各部隊毎、事務室等各執務室の見学を実施した。
 喫食体験として、合同野外炊事を実施し、隊員と家族が一緒に昼食をとった。また、連隊曹友会の協力を得て被服の展示・試着、家族(特に子供達)へポップコーン等のお菓子の配布が実施された。
 炎天下から急変し、途中大雨・落雷に見舞われたにも関わらず、来隊された隊員家族の多くが、なかなか機会のない場所で家族と過ごす事ができ、展示物を見たり、直接触れたりしながら、自衛隊の活動内容に興味・理解を深めて、自衛隊を後にしていた。


公務(通勤)災害を受けられた方へのお知らせ
《中病》
平成21年度職能補導所入所生(第54期生)の希望調査を開始
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 部隊における訓練中の災害や通勤途中に災害に遭遇し、疾病等が治癒した後もなお身体に障害が残り、職務遂行能力に支障をきたした場合、じ後の勤務や退職後に役立つ何らかの職業技能を持つことができればと考えられるのは当然のことではないでしょうか。このような境遇に陥られた隊員の方々(障害等級に該当する隊員)に対し、国家公務員災害補償法に基づき防衛大臣の承認を得て、円滑な部隊復帰及び社会復帰の促進に寄与することを目的として、身体的機能・労働能力回復のための更生指導を行うために昭和31年に設置された部内機関が職能補導所です。
 自衛隊中央病院職能補導所では、公務(通勤)災害を受けられた方々に対し、平成21年度の入所希望調査を10月末まで行っています。来年度は新病院へ移転し、新しい建物となり、女性隊員の入所にも対応したバス・トイレ付の居室もできます。
 入所可能人員は20名、期間は平成21年3月下旬〜22年3月上旬の1年間、所属は自衛隊中央病院付となります。入所資格及び職能補導所業務につきましては、陸自指揮システム「自衛隊中央病院ホームページの職能補導所」をご覧ください。現在実施している科目は、パソコン電子科、木工科、建築設計科です。
 (※海上・航空自衛隊につきましては、部隊の相談窓口か又は直接自衛隊中央病院職能補導所(tel8―61―3798)にお問い合わせ下さい。)
 なお、陸海空自衛隊の部隊における相談窓口は、陸穀涛ヤ地業務隊(賠償・補償担当)、海濠地業務隊(厚生担当)、空濠地業務担当部隊(厚生担当)です。


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