防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2007年2月1日号
1面 2面 3面 5面 6面 7面 8面 10面 12面

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
HE ALWAYS SPEAKS WELL OF HIS COLLEAGUES
ヒー オールウェイズ スピークス ウェル オブ ヒズ コリーグズ
彼は同僚のことをいつもほめてるね
 Hi! How are you doing? 皆さん、お元気でしょうか。寒い日が続いています。通勤途上の公園には紅い椿の花が咲いています。薄暗い朝の公園に鮮やかな赤い花が点々と続いています。澄んだ空気の中を歩んでいると、すでに春の気配がしてきます。桜の木々にちっちゃなつぼみが形を見せています。すでに春の準備が始まっています。

 さて、今回の表現は、
“He always speaks well of his colleagues"「彼は同僚のことをいつもほめてるね」です。Speak well ofは、「ほめる、よく言う」という意味です。Colleagueは仲間、同僚のことです。逆に人のことを悪く言う、悪口をいうは、speak ill of others「他人のことを悪く言う、悪口をいう」となります。どうせ口にするなら、明るく楽しいことを口にしたいものです。悪口や愚痴は言わないのが得。一人辛口の批評家に、評論家になっても、周りは変わらないかも知れませんね。

 シンクロニシティ(共時性)という言葉が流行ってきています。世の中なるようになるといった楽観的な考え方で、それを信じていると、面白いように良いことや考えていたことが実現していくという現象です。もともとはユングの心理用語です。
寒い日が続いています。寒さも冬の愉しみ。もうすぐ春です。(笑)
 それでは、皆さん。See ya! 〈スワタケル〉

スポーツよもやま話
根岸直樹
「ハマのおじさん」工藤に注目!
投手初の26年実働最長記録へ
 工藤公康投手(44)が書きおろした「僕の野球塾“考える力"こそ最強の武器」(講談社刊)を読み返してみた。トレーニング法に始まり、投球技術から野球への思いを分かりやすく、めんめんと書きつづっており、いかにも“クドちゃん"らしいまじめさ、清純さがうかがえ、野球向上を目指す少年たちにとっては、絶好の指導書ではないかと、改めて痛感した。
 正月休みも返上、米アリゾナ(フェニックス)での自主トレ、帰国して横浜への移籍手続きもそこそこに、沖縄第2次自主トレに出発していくのを見送って“この男、本気でやる気になっているな"と感じた。
 クドちゃんとは、彼が名古屋電気高(現・愛工大名電)を卒業し、81年ドラフト6位指名で西武に入団して以来の仲だから、もう長い。いつも、童顔いっぱいに笑みをたたえて「お元気ですか」と呼びかけてくれる、あの笑顔が、ことしも“満開"だった。
 西武―ダイエー―巨人、そして横浜への移籍にも「野球を続けられるならどこでも…」と、平然としていた。年俸の大幅ダウン(2億9千万円から9千万円プラス出来高払い)も苦にせず「若い選手の背中を見て発奮し、練習に打ち込みたい」と、5月で44歳になる「ハマのおじさん」は、やる気満々だ。
 実は「ハマのおじさん」のニックネームは、これも巨人から移籍した仁志から「いつも巨人時代、おとうさんと呼ばれていた」ことにヒントを得て「おとうさんではまだかわいそうだから、せめておじさんでと思い…」と「自分でつけた」んだとか。
 26年目を迎えた工藤の記録は、投手では初めての実働最長記録。勝ち星では48歳4ヵ月で1勝した浜崎真二(阪急、50年)がいるが、これも大矢明彦監督の言葉を借りれば「更新は十分可能」ということになる。「そこまでいけるかどうかは、自分でもわからないけど“1年ごとの勝負"が、いまのオレのポリシー。とりあえずことしは、巨人に勝ってはずみをつけたい」と話している。
 巨人との対決は、まず3月30日からの開幕3連戦(横浜)。工藤はこれまでに西武、ダイエーで前後6回、開幕投手を務めた。勝ったのは2試合(西武で完封、ダイエーで完投)だが、古巣・巨人に勝てば、対戦した13球団全部から勝ち星をマークすることになる。これも初めての記録だ。
 「オレがここまでやってこられたのは家族(雅子夫人と2男3女)のおかげ。これからも子供たちの成長を楽しみに、いけるところまでいく。これがいま現在のオレの気持ち、目標。マウンドに立ったら、年齢は関係ないね」
 07年、横浜は開港150年を迎える。第2次大矢内閣の目標は「横浜の歴史の1ページを、ベイスターズ日本一で飾ること」だという。“ハマのおじさん"工藤が、その再出発の大矢・ベイスターズを引っ張る。「いいね。夢は、どこまでも大きく持ちたいね。選手権で中日と戦ったダイエー時代(99年)の調子に戻りたい」とも。
 「打ってもファウルにしかならない」右打者には内角スライダー、左打者にはインサイドひざ元のボール球でビシビシ三振の山を築いた8年前の絶好調時をほうふつさせる“クドちゃん"の快投が目に浮かぶ。大矢・横浜、そして工藤から目が離せない。

防衛ホーム 俳句コーナー
錻刀屋に隣る砥石屋水温む 安田 清子
妻こそが善き戦友よ日脚伸ぶ 天本宏太郎
砂糖壺満たしてをれば牡丹雪 本多 令佳
財布今日開けずに暮るる寒さかな 佐藤 汀舟
日差し浴び日向が好きと福寿草 齋藤 利恵
他愛なき話の聞こゆ初湯かな 一ノ瀬昭雄
春月にのぞかれてゐること知らず 小長谷敦子
菜の花の咲き潮風の匂ふ町 佐藤 君子
耳当てて幹を流るる春の音 安福 箭子
寒鮒釣化石の如き一人かな 青木 敏夫
まんさくにこころを広げ橋渡る 北川 矩子
二寸ほどの雛飾りて独りの間 渋谷乃里子
曲る腰さらにかがめて打つ田かな 木通 佳子
握飯立木に吊し畑を打つ 窪田 功
島島を包みし海の霞かな 窪田 正子
仕事場の跡に群れをり犬ふぐり 渡辺 成典
魅せられし雛の前より立ち去れず 古賀 芳川
風花や人それぞれの影を持ち 中川 敦子
見霽かす東支那海春霞 西村 爽風
大富士の力満ちたる水菜かな 坂元 順一
選 者 吟
松籟に風の二月となりにけり 保坂 伸秋
(「栃の芽」誌提供)

10面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2008 Boueihome Shinbun Inc