防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2006年2月15日号
1面 2面 3面 6面 7面 8面 9面 10面 12面

全国の部隊、基地を訪ねて
父兄会愛知県支部連合会会長(岡崎支部長) 河井克允
 岡崎支部は平成10年4月、5カ年計画の下、全国の部隊、基地等を訪問し当地出身隊員の慰問、激励を行い、父兄会員及び一般地域の皆様と共に自衛隊の見学、研修を通じ防衛意識の高揚普及を目指し一人でも多くの方に自衛隊に対するご理解とご支援を願って部隊訪問等を実施しています。
 その間、平成13年に於いては米国における同時多発テロ事件の発生により一時、部隊、基地等は厳戒警備態勢を執り部隊、基地等における各種行事の縮小と見学受入の厳しい規制によって、見学会等が不可能な時期もありました。このような部隊、基地見学研修会は父兄会の更なる発展と地連に対する募集支援等の協力及び出身隊員の激励等欠く事の出来ない父兄会活動の一端ですが、平成15年には更に本5カ年計画を収束することなく継続実施する事としました。
 見学会等の実績を分析してみますと、その参加者の比率は父兄会員20%一般地域の方80%で、地域に於ける自衛隊に対する興味、知識浸透の深さ、理解度が良く表れている事と思われます。ちなみに岡崎支部管内自衛隊員数約300名、父兄会正会員数245名で会員率約82%となっています。また、過去7年間に於ける訪問部隊、基地、各種学校見学延べ33回、42箇所、参加延べ人数2,330名、部隊訓練、展示訓練、観閲式、観艦式等自衛隊行事見学延べ37回21箇所、参加延べ人数1,349名となり、その合計は見学延べ70回、63箇所、参加延べ人員数3,679名にも達したところです。
 また、その他の行事の自主参加者約1,265名、バス車内に於ける自衛隊広報ビデオ鑑賞85巻にも上ります。
 最後に、今後の活動については、更に多くの皆様方に見学会等にご参加を頂き、自衛隊父兄会の繁栄と自衛官募集の支援に、そして、防衛意識の高揚、普及に少しでも寄与する事を目指して会員一同と共に努力していきます。父兄会の活性化は防衛意識の高揚を図るのみ等崇高な目標では賛同者が減少しすぐにだめになることから今後とも、まずは、遊び心でも良いから部隊研修等興味を持つものから行うことが肝心な事柄であるとの目標を立て、平成10年に組織の拡充の目標と運営方針を定め延長した10年計画に向かい日々努力を重ねて参りたいと思います。
 各地部隊、基地等の見学研修会に際し細部に渡りご支援を賜りました地連広報諸官に対しこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

夫に託す夢
富樫 愛美
 一口に自衛隊といっても、様々な仕事の種類がありますが、夫には一自衛隊員として、災害派遣など一般市民の方々を助けるような仕事を沢山してほしいと思います。
 夫と出会うまで私は、自衛隊というものの中身が全く分かりませんでした。私の周りに、自衛隊員の方もいませんでしたし、自衛隊への興味もありませんでした。夫と出会い、仕事の話を聞くうちに、自衛隊というのは、いざという時に国民を守るため訓練をしているだけでなく、地域の催事の手伝いや災害派遣など、皆の役に立つ仕事もたくさんしているのだという事が分かりました。
 夫には、このような一般市民の方々にとって身近な仕事をたくさんして、もっと自衛隊に親しんでもらえるよう、一般市民の方々と自衛隊との橋渡し的存在になってもらいたいと思います。
 そして、子供に尊敬されるような立派な自衛官に、また、大きな父親になってもらいたいです。(神町駐・第20普通科連隊・重迫撃砲中隊・富樫聡之 士長夫人)

頑張っています 新しい職場
活躍するOB シリーズ
医療法人恵愛会福間病院保安課長  中田 悦朗
中田氏は平成15年、空自2高群(春日)を3尉で定年退職。56歳
 私は、平成15年9月に航空自衛隊(第2高射群所属)を定年退官いたしました。退官時における再就職につきましては、芦屋基地援護室の方々のご尽力により現在は「福間病院」という500床を抱える大病院に就職できました。「福間病院」は精神科の病院です。ここには芦屋基地を最後に定年退官された航空自衛隊の仲間が現在15名います。それぞれ職種や勤務部署は違いますが、常に横の関係を密にして全員が病院の「安全」及び「防犯」活動に励んでいます。当病院の理事長は「安全」及び「防犯」に関わる事項に関しては非常に力を注がれる方です。理事長と自衛隊退官者組の間には「勇衛会」といった会を特別に設立して、年2回程懇親会を開催しては我々といっしょに「安全」や「防犯」について語っています。
 それでは、「福間病院」における私の職務を紹介させていただきます。私は保安係で保安課という部署で勤務しています。保安課は、航空自衛隊で例えれば警備職的な職務が主ですが、この他に自衛消防隊員としての災害に対する防災活動や、夜間帯及び休日においては電話交換手としての任務があります。また、病院外にあるグループホーム(自立で生活訓練をすることを目的とした病院管理の一般住宅)に居住するメンバーさん(患者様)達の安全管理も行っています。
 以上が私達、保安課員(8名)の任務概要です。なにしろ病院の敷地面積が3万坪といった大病院でありますから、巡回には1時間の時間を費します。しかし、病院内は見事に環境美化がなされており、四季折々の草花や、りっぱに手入れされた松竹梅の林道を巡回していく時間は一時の疲れを癒す時でもあります。こうした庭園のような院内環境が、「福間病院」はガーデンホスピタルといわれる由縁でもありましょう。
 現役の隊員皆様、自衛隊という組織は最高の組織でした。私は、自衛隊で培ったプライドを生涯胸に秘めてこれからも過ごして行くでしょう。最後になりましたが、隊員皆様のご健康と自衛隊のご活躍並びに安全を心から祈念いたします。

12面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2008 Boueihome Shinbun Inc