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自衛隊衛生 新たな50年へ向けて |
最善の活動ができる体制目指す |
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自衛隊衛生部門の関係者多数が参加、今後の防衛医学活動を活発に意見交換した(2月15日、A棟講堂で) |
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防衛医学セミナーが2月15日、防衛庁A棟講堂で開催された。これは、防衛医大が主に計画、実施したもので、自衛隊衛生関係幹部多数が参加した。午前9時半、同セミナー長の鳥瀉親雄防医大校長が「今年度の防衛医学セミナーは、これまでの自衛隊衛生の半世紀を踏まえて、来るべき新たな50年の始まりの機会と捉え、今後の自衛隊衛生活動の基盤となる防衛医学研究と、その実践をメインテーマに取り上げた」ことを強調しながら「講話や講演、シンポジウムなどを通じて活発な意見交換を」と挨拶した。次いで、西山正徳防衛参事官が「防衛庁・自衛隊衛生の現状と課題」と題する講話を行い、自衛隊衛生の問題点や改善策を列挙しながら「21世紀における自衛隊衛生を、自衛官のためにも、国民そして諸外国の人々にとっても最善の活動ができるような体制にすることが現在の我々の責務である」と述べた。
引き続き、防災科学技術研究所の東原紘道センター長の特別講演と、日本医科大学の横田裕行助教授の教育講演が行われたあと、「防衛医学研究の現状と展望」をテーマにシンポジウムが始まり▽瓜生田曜造海将補▽山田憲彦1空佐▽中山伸一氏▽加来浩器2陸佐▽市耒浩人1陸佐▽菊地真防医大教授が順次スライドを使って研究発表、会場内の参加者と活発に意見交換した。翌16日には、三宿地区で第51回防衛衛生学会が盛大に開催され一般口演は例年を上回る331題にものぼった。 |
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ゴランPKO 10周年の節目迎える |
<第20次派遣輸送隊> |
ジウアニ宿営地 盛大に記念式典 |
森陸幕長がテレビ電話で激励 |
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白川隊長が「国連の一員として地域の平和に貢献していることを誇りに思う」と関係者を前に式辞 |
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1996年2月1日に、第1次ゴラン高原派遣輸送隊がゴラン高原のUNDOFに展開、43名の派遣輸送隊員が後方支援大隊の輸送隊を引き継ぎ、2名の司令部要員が配置されて以来、10年目の節目を迎えた。これまでに、20コの輸送隊が派遣され、総勢約880名の隊員が平和協力業務に従事してきたことになる。
第20次ゴラン高原輸送隊(隊長・白川訓通3陸佐以下約45名=12旅団主力)は1月25日、UNDOF関係者の賛同を得て、日本隊10周年記念式典をジウアニ宿営地で実施した。式には、シャルマUNDOF司令官をはじめイスラエル日本大使、陸幕防衛部長、後方支援大隊長、各派遣国代表、ローカルスタッフ等約50名が参加した。
開式の辞に続いて、白川20次隊長が式辞に立ち、これまで10年間にわたる関係各位の尽力に感謝しながら「10年間で最も顕著な成果の一つは、各派遣国が異なる伝統・文化・言葉を越えて、一つの目標に向かって同じチームとして団結していることです」と述べた。
駐イスラエル大使の祝辞に続いて、現地と陸幕会議室をつなぐテレビ電話が開始された。最初に、森陸幕長が大型スクリーンを見ながら派遣部隊に対して「中東和平を真剣に願う強い団結で結ばれた各派遣国の仲間のもと、『日の丸』の重みを次の部隊へと申し送るべく任務を継続するよう」訓示した。次いで、森陸幕長とシャルマ司令官が和やかに懇談、その中でシャルマ司令官は「日本隊のこれまでの10年間の活躍は本当に素晴しいものがあります。日本隊は全ての面においてプロフェッショナルであり、各国からもその仕事ぶりには高い評価を得ています。また、言語の問題をよく克服して各国との良好な関係を築いています」と称えた。
先崎一統幕議長、齋藤隆海幕長、吉田正空幕長の電報紹介に続いて、関口陸幕防衛部長がシャルマ司令官に陸幕長感謝状を伝達した。引き続き、10周年記念派遣隊員銘板はめ込み式や武道、書道の各展示、日本食試食などの日本文化紹介が行われ、各国との友好親善を一層深めた。 |
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迫真の武道・銃剣道の模範試合で日本の伝統文化を紹介 |
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現地の派遣部隊をテレビ電話を通じて激励する森陸幕長 |
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