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スペーサー
自衛隊ニュース   1103号 (2023年7月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部

部員会同を開催<群馬>
 群馬地方協力本部(本部長・桑畑朋子防衛事務官)は6月7日、新町駐屯地において、令和5年度部員会同を実施した。晴天に恵まれた輝かしい日に、各種機会教育、令和4年度優秀募集事務所等表彰式、だるまの目入れ式、本部長訓示及び出陣式を行った。
 機会教育において、副本部長から、Z世代についての教育があり、募集対象者へのアプローチを従来のままではなく新たな手段、方法を模索していかなければならない、と考えさせられた。
 総務課長からは、過去の経験から得た具体的な事故事例の話を聞き、事故が起きた場合は軽易な案件であっても必ず警察を呼ぶことが自己防衛にもつながるなどを改めて考えさせられた。
 募集課長からは、これからの群馬地本のさらなる発展、飛躍するための指針が具体的に示され、部員一同の意識改革の先に新たな可能性と成長が待っていることを感じた。
 令和4年度優秀募集事務所等表彰式では、昨年に引き続き、高崎地域事務所が優秀募集事務所を受賞。同所の募集成果に大きな貢献と他広報官の模範になったとして、堀越1陸曹が「最優秀広報官」を、優れた専門知識と優秀な業績により田畑1陸曹が「優秀広報官」をそれぞれ受賞した。
 だるまの目入れ式では、各課等の代表がそれぞれの目標及び願いをしたためた祈願文をだるまに入れ、丁寧に目入れをしながら令和5年度の目標が成就するよう祈願した。
 本部長訓示では、Z世代をとり込み、そして日本一を目指すためには各人の意識改革が必要であり、従来の考え方のみにとらわれず、マーケティング思考を取り入れ、柔軟に、また、異なる角度からも物事を考えることで、解決策や新しいアイデアが発見できたり、自分の視野を広げ問題解決能力を向上させることにつながると話をされ、業務に対する思考方法について述べられた。
 出陣式では、各課長及び各所長より今年度の決意表明を述べ、最後に群馬地本のゆるキャラ「だるまん」と部員で日本一の「一」を目指し、一本指ポーズで記念写真を撮影し、令和5年度部員会同を終了した。
 群馬地本は、各課各所が一丸となり日本一の目標を達成するため、「戮力協心」をもって任務に取り組んでいく。

ポスター表彰式<福井>
 福井地方協力本部(本部長・野間俊英1海佐)は5月12日、福井県春山合同庁舎で「令和5年度自衛隊福井地方協力本部募集広報ポスター選考会」の表彰式を実施した。
 これは福井情報ITクリエイター専門学校(大原学園福井校)の学生に募集広報ポスターの作成を毎年依頼しているもので、学校側も本選考会を学生の能力向上の機会と捉え、授業の一環としている。
 今年も多くの応募があり、地本隊員及び福井県の入隊・入校予定者による投票の結果、中村貫二さんの作品が最優秀賞、深田怜愛さん及び川端要太さんの作品が優秀賞として選出された。
 当日は、同専門学校の多田 慶一郎講師の引率のもと、受賞者3名が緊張した様子で表彰式に参加。「パズルのように組み合わさって組織力を発揮する自衛隊をイメージした」(中村さん)、「自衛隊のイメージである迷彩柄を用いて、全体的に目を惹くようなデザインにした。また文字の中に写真を配置し、近づいて見るという動きを期待した」(深田さん)、「選ばれて大変うれしい。街中で足を止めて、自衛隊に興味を持ってもらえるよう工夫した」(川端さん)と作品に込めた思いを述べた。
 福井地本は引き続き、各機会を捉え、県民に自衛隊をPRしていく。

ふれあいフェス <茨城>
 茨城地方協力本部(本部長・貞方太1陸佐)は5月6日、稲敷市ショッピングセンターパルナにおいて自衛隊ふれあいフェスタを実施した。
 募集相談コーナー、制服試着コーナー、宿営用天幕展示、パイロットスーツ展示や自衛隊DVD上映を実施し、子供から大人まで多くの来場者でにぎわった。
 来場者の中には、茨城地本のツイッターを見て遠方から来場した方や、入隊時にお世話になったと声を掛けてくれる保護者の方もおり、盛況のうちに終了した。
 茨城地本は、今後も積極的に地域イベントを計画し、たくさんの方に自衛隊を身近に感じてもらい、一人でも多くの方が自衛隊という職業を目指してくれるよう活動していく。

南極の氷を展示 <栃木>
 栃木地方協力本部大田原地域事務所(所長・高井広和1陸尉)は6月22日、高根沢町立阿久津中学校において行われた講座「職業人に聞く」に協力、担当広報官の平井1空曹が講師として参加した。
 「職業人に聞く」は、同中学校が総合的な学習の時間の一環として「地域に学び、自分を拓く」をテーマに、様々な分野の職業の経験談等を聞き、生徒たちに正しい職業観や勤労観を身につけさせ、今後の生活や進路に役立てるために毎年行っている授業である。
 当日は、消防士、警察官、農業、販売、製造業、新聞記者等の22の職業関係者が参加し、自衛官の講座では、1年生から3年生の42人の生徒たちに、自衛隊の仕事、隊員の生活、経験談等を話し、参加者は興味深く聞き入っていた。特に、海上自衛隊が南極観測船「しらせ」で持ち帰ってきた「南極の氷」を展示=写真=した際、生徒たちは、「なぜに南極?と自衛隊?」と質問の声が上がり、南極の氷の神秘さに触れるとともに自衛隊のさまざまな任務について、驚いた模様を見せていた。
 大田原地域事務所は、今後も学校との連携と信頼関係を強化し「地域密着型」の広報を心掛け募集活動を推進していく。

人命救助で表彰<富山>
 富山地方協力本部富山募集案内所の広報官・豊田あい2陸曹は、5月26日夕方に富山県上市町で発生した列車火災で乗客の避難誘導の先頭に立ち人命救助に貢献したとして、上市警察署長から感謝状を授与された。
 豊田2曹は同列車に乗客として乗車していて火災に遭遇。線路上で車外から炎が出て窓の高さまで上がる緊迫した状況の中、緊急停止直後に開いた車両のドアから約1メートル下の地面に飛び降り、他の乗客の降車を促し避難させた。
 体が不自由な乗客もおり他の男性乗客と協力して抱きかかえて救助し、安全な場所まで誘導した。乗客乗員8人にけがはなかった。
 贈呈式後の懇談で豊田2曹は当時を振り返り、「乗客の不安げな様子、火災に恐怖や焦りも感じた」「これまでの訓練等で国や人の助けになるという使命感をもって、誰ひとり欠けることなく全員が無事にけがなく避難誘導することを心掛けました。とにかく全員無事で何よりでした」と笑顔で語った。警察署長からは「臨機応変に判断する力が今回の救助に活かされた好例で頭が下がります」と敬意を表された。
 また、現場にて地元メディアの取材を受け、当時の状況を詳細に説明。報道されると多くの県民の皆様から称賛の声を頂いた。

防災フェスに手応え<埼玉>
 埼玉地方協力本部朝霞地域事務所(所長・澤谷稔3陸佐)は、自衛隊化学学校及び第32普通科連隊、東部方面システム通信群の支援を受け5月27、28日の2日間、埼玉県越谷市において開催された「越谷レイクタウン防災フェス」において、災害派遣の説明、装備品の展示、活動状況のビデオ放映及び車両の体験試乗を実施した。
 両日とも快晴に恵まれて多くの親子連れで賑わう中、子供たちは埼玉地方協力本部のマスコットである「サイポン陸海空3兄弟」を発見して歓声を上げていた。また、高機動車の体験試乗が大人気であったほか、災害派遣の状況を説明したパネルや非常食の前には人垣ができていた。
 「自衛隊に入隊するにはどうしたらよいですか」との質問も多く寄せられ、担当者はパンフレットを活用し、丁寧に説明していた。
 朝霞地域事務所では、「多くの人に自衛隊の災害派遣を知ってもらうことができたことに加えて、入隊希望者を得ることができた。今後もこのような広報活動を続けていきたい」と話している。

「熱い」職業講話 <神奈川>

 神奈川地方協力本部市ヶ尾募集案内所(所長・内山智仁1空尉)は6月6日、陸上自衛隊衛生学校教官の小津1陸尉を招へいし、日本体育大学(神奈川県横浜市青葉区)保健医療学部救急救命学科の3年生80名に対し、授業の1コマを利用した職業講話を行った=写真。
 小津教官の講話は自己紹介から始まり、自衛隊の概要、衛生学校や衛生科の職種及び第一線救護衛生員について冗談を交えながら進められた。自身のイラクでの人道復興支援活動派遣の話にも触れ、衛生の知識が世界で役に立った経験も紹介された。学生たちの興味を引いたのは、救急救命士の資格を保有した者が入隊した場合の利点についてだった。救急救命士の資格取得を目指している学生たちにとって、第一線救護衛生員という入隊後の道筋が明確となっていることで自衛隊が就職先の一つとなったようであった。
 質疑応答時には「寮生活においてプライベートの時間はありますか」、「入隊後、准看護師を受験するまでの間どんなことをしますか」や「第一線救護衛生員は最前線に行きますか」などさまざまな質問があり、小津教官は一つ一つの質問に対し丁寧に回答があった。講話の最後には「全員で救急救命士の合格を目指してください。困っている人がいれば手を差し伸べるのが仲間です。大学同期の絆を大切にして欲しい」と小津教官から熱いメッセージが贈られた。
 また、講話前後の時間を利用して内山所長から自衛隊の任務、職種の説明や、災害派遣での体験談が披露され、山嵜広報官(2海曹)からは前年この講話を受けた現4年生が幹部候補生や曹候補生、予備自衛官補の試験を実際受験していることが紹介された。学生たちからは「自分も自衛隊を受験してみたいです」とうれしい感想があり、衛生職種で活躍したいという熱意が伝わってきた。
 担当教諭からは「質問することができなかった学生も潜在的にいるようです。自衛隊への興味、関心や就職活動について、学生から上がった声は逐一皆さまと共有させていただきます。今後も引き続きご支援をいただきつつ、私どもも一人でも多くの人財を自衛隊の皆さまに送れますよう、バックアップに努めていきたいと思います」とメールをいただいた。この講話をきっかけとし、学生と教諭に自衛隊への理解を深めてもらえた機会となった。


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