「第15回航空自衛隊拳法選手権大会」が7月1、2の両日、埼玉県の入間基地東体育館で開催され、10チームによって競われた団体戦(5人制)は、那覇Aが制した。
航空自衛隊拳法連盟会長で大会会長の小森遵・元航空気象群司令、大会副会長の津曲明一第4術科学校長、外薗健一朗元航空幕僚長ら多数の来賓・関係者が出席する中行われた開会式では、小森会長のあいさつに続き、前回優勝、入間Aの代表が優勝杯を返還、黒田勝聖3空曹が力強く選手宣誓を行った。
団体戦は、10チームが2個ブロックに分かれて予選を戦い那覇A、春日、入間A、横田の上位4チームが決勝トーナメントに勝ち進んだ。
那覇Aと春日の準決勝第1試合は、先鋒板垣健次3空曹が首投げからの面突きなどで一本を連取するなど、那覇Aが5-0で快勝した。
入間Aと横田の第2試合は、連覇を狙う入間Aが横田に苦戦を強いられた。副将寺園和樹1空曹が右胴打ちで一本を奪い勝利したが、試合は1勝2敗2分けで惜敗した。
決勝は先鋒板垣3曹、次鋒友松達哉3空曹、副将小池利明1空曹が勝利し、那覇Aが3勝2分けで競り勝った。試合後、監督の要健一朗空曹長は、「コミュニケーションを取り、みんなが笑顔で苦しい訓練を積んできた」と語った。
一方個人戦は、66キロ以下級を安達和宏1空尉(横田)、73キロ以下級を天野竜樹3空曹(春日)、81キロ以下級を小池利明1空曹(那覇)、無差別級を上崎天生3空曹(入間)、女子を渡辺美乃里空士長(入間)がそれぞれ制した。 |