第11普通科連隊(連隊長・二宮充史1陸佐)及び第7特科連隊(連隊長・万波大介1陸佐)は6月、東千歳駐屯地において、それぞれ自衛官候補生課程修了式を執り行った。
本修了式は、多数の来賓が参列するとともに隊員の家族も出席し、3カ月でひと回りもふた回りも逞しく成長した隊員の姿を見てもらった。
6月24日に執り行われた第11普通科連隊の修了式において、二宮連隊長は20名の自衛官候補生に対し、「進んで難局に当たること、厳しい訓練や困難に遭遇した時にも支えてくれた同期の絆を大切にすることを忘れずに、第11普通科連隊で教育を受けたことを誇りとして、この3カ月をやり遂げた自分を信じ、それぞれの部隊で活躍することを期待している」と激励した。
また、6月25日に執り行われた第7特科連隊の修了式において、万波連隊長は22名の自衛官候補生に対し、「諸君の周りには、必ず共に頑張ってくれる仲間がいる。一人では乗り越えられないことも、仲間と共に頑張れば、乗り越えられるということも諸君は学んだはずである。これからも、この同期、そしてこれから出会うであろう新たな同期・同僚との絆の強さを信じ、大切にしてもらいたい」と激励した。
取材を受けた自衛官候補生は、「初めての集団生活で慣れないこともあったが、部隊長らの指導で乗り越えられた。災害派遣などで国民を助けられる自衛官になりたい」と決意を話した。
自衛官候補生課程を修了した42名の新隊員は、各職種に分かれてそれぞれの駐屯地で開始される新隊員特技課程教育に参加し、部隊勤務に必要な特技(専門技術)について習得して、一人前の自衛官を目指す。 |