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雪月花 |
またまたアメリカで銃乱射事件が起きた。3月27日、男がテネシー州の小学校で銃を乱射、9歳の児童3人と校長を含む教職員3人の計6人が殺害された。1月21日にはロスアンゼルスで11人が死亡する銃撃事件、立て続けに23日にはサンフランシスコでも7人が死亡する銃撃事件、2月13日にはミシガン州立大学で銃撃事件があり3人が死亡した。その衝撃が薄れないうちの今度の事件である。4人以上の死傷者を出した銃撃事件は今年に入って130件近いという。こんな国だから自己防衛のために銃の所持はかなり緩めである。京都出身の友人がカンザスシティに住んでいるがその屋敷はとてつもなく広く、大きな池もあるほどで少しくらいの大きな声を出しても隣の家にはまず届かない。ここで奥さんとの二人暮らしだから厳重装備になるのは当然だ。地下室はシェルターのようになっており取り出して見せてくれたのが2丁のライフル銃だった。
アメリカ中部の陸上自衛隊の幹部が留学する米陸軍幕僚大学校(CGSC)がある穏やかで平和に見える環境だが、毎年何件かの押し入り強盗事件が起きているということだった。これでは民間人が銃で対応するのも仕方ないのかもしれない。そして、日本では考えられないものも目撃した。近くの大学のイベントに参加した時、ホールの入り口に赤枠の張り紙がしてある、日本でも見かける駐車禁止をまねたノースモーキングだと思った。しかしよく見るとそこに描かれているのはタバコではなく拳銃だった。
いかに普通の生活に銃が浸透しているかを知らされた一件だった、勉強会に銃を持ち込む事など日本ではとても考えられない。バイデン大統領は銃規制を強化する法案を通すよう議会に訴えたようだが何をいまさらと言う感じだ。世界の警察官と言われるアメリカがいつまでも西部開拓史時代の野蛮国家であっていいはずはない。 |
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機略縦横(52)
縁の下の力持ち
東部方面隊最先任上級曹長 准陸尉 大久保剛 |
皆様こんにちは。令和4年10月3日、第七代東部方面隊兼ねて朝霞駐屯地最先任上級曹長を拝命した大久保准尉です。
全国の新型コロナウイルス感染症の感染状況も収束傾向にあり、通達で律せられてた行動制限も、昨年10月、そして今年3月と緩和され、少しずつではありますが以前の様な行事等を取り戻しつつあります。
東部方面隊は、令和5年2月11、12日、朝霞駐屯地等において、優秀隊員招待行事、方面音楽まつり、歴代総監会同、方面総監感謝状贈呈式、祝賀式典、祝賀会食の各行事が、各部隊の支援人員を受け、盛大に行われました。
本記念行事は、4年ぶりの開催であり、以前までのやり方(ノウハウ)を知っている隊員は、ほぼゼロの状況でした。観閲台構築は約3週間前から第1施設団を長とし、駐屯地各部隊の支援人員で日々構築してくれました。
隊員激励に行った際、現場の隊員からは、「平成30年度に実施された観閲式以来の構築のため鉄板が歪んでしまっており、なかなかボルトが締められず、苦労した」。また、「支援人員も期間を通して同じ隊員が来てくれる訳でもない為、一からの説明等に時間を費やした」等、様々な声が聞かれました。しかし、前週の土・日は休みを返上し隊員一人一人のプライドと頑張りによる全力での取り組みの甲斐あって、式典当日には、晴天に生える紅白幕をまとった素晴らしい観閲台が構築されていました。4年ぶりの開催となった式典等は、陰で一生懸命働く隊員(受付、接遇、案内、輸送、通信、警備等)の姿、努力があったからこそ大成功を収めたもののそれが無ければなし得られません。これからも、「縁の下の力持ち(隊員)」の労を労い、皆で一つの事をやり遂げた達成感を味わいつつ「士気」を上げられるよう微力ではありますが、強靭な陸上自衛隊、東部方面隊を創り上げられるよう貢献していきたいと思います。
今日も何処かで、ひた向きにコツコツ頑張っている隊員の勤務場所へ出没し、「笑顔」で「現場の声」を聴きに行ってきます。 |
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部隊格闘指導官が誕生
34普連が担任
師団格闘集合訓練
36名に「格闘き章」授与 |
第34普通科連隊(連隊長・水野克輝1陸佐)はこのほど、「令和4年度師団格闘集合訓練」を担任・実施した。
本訓練は、格闘訓練を指導する部隊格闘指導官を養成することを目的に、第1師団隷下各部隊の隊員が参加して格闘技術練度の向上に励み、36名の新たな格闘指導官が誕生した。
訓練では、徒手と武器使用による基礎及び応用技術、戦術格闘、指導法、認定試験等を実施するとともに、総合訓練では、東富士演習場市街地訓練場を使用して重要防護施設の防護の状況において実戦で生起する可能性のある各種事象への対処を演練し、培った知識・技術を最大限発揮して挑んだ。
水野連隊長に訓練終了報告を実施した後、格闘指導官として認められた36名に対し、教官から「格闘き章」が授与された。 |
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4特群も担任
20名誇り胸に原隊へ |
第4特科群(群長=瀬尾匡則1佐)はこのほど、北部方面隊計画による令和4年度集合教育「部隊格闘指導官」を担任した。
本訓練は、実効性ある格闘技術を駆使できる識能及び資質を養成するとともに、部隊及び任務に必要な格闘能力を分析し、部隊精強化に寄与できる格闘指導官の育成を目的として行われた。
約6週間の厳しい訓練を乗り越え、部隊格闘指導官の認定を受けた20名の隊員は念願の格闘徽章と新たな決意を胸に、それぞれの原隊に復帰した。 |
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