「第36回全自衛隊バスケットボ-ル大会」が2月11、12の両日、体育学校体育館(朝霞)で行われ、関東地区の基地・駐屯地、機関から16(うち女子5)チームが出場。男子は市ヶ谷、女子は朝霞が制した。
関東の16チーム競う
3年ぶり全自バスケットボール
3年ぶりの大会は全面的な再開に向けたテスト大会として開催され、関東地区のチームのみ出場した。
男子の準々決勝4試合のうち、前々回優勝の陸自宇都宮と空自入間の対戦は共に譲らない接戦に。
宇都宮は、柴田忍2陸曹からの素早いパスを受けた高野健太3陸尉が確実に決め先制。さらに柴田2曹がゴール下で加点し優勢に。しかし入間も "反撃" を重ね、中田永城1空曹が中央からミドルを決め成合秀基事務官も連続得点し、59-41で競り勝った。
防大と空自百里の対戦は、倉本隆司学生のディフェンスをかわした巧みなゴール下のシュートなどで防大がリード。百里は廣瀬創己空士長の速攻や、熊谷文也3空曹のシュートで追い上げたが及ばず、防大が43-38で勝利した。
市ヶ谷と所沢支部(防医大)の試合は、大久保凌太事務官のドリブルシュートなどで得点を重ねた市ヶ谷が粘る所沢を58-26で突き放した。
女子の部も熱戦が見られ、このうち陸自朝霞と防大の対戦は朝霞が47-36で競り勝った。防大も西尾奎音学生のシュートなどで追い上げたが及ばなかった。
男子市ヶ谷
女子朝霞V
決勝は男子は市ヶ谷が入間を90-60で、女子は朝霞が市ヶ谷を64-50で退け、それぞれ優勝した。
全自衛隊バスケットボール連盟会長の大西哲海将補(防衛監察本部監察官)は、「各チームは制約があった中で練習されてきたと思うが、白熱したプレーが見られた。ベスト4以上は拮抗し、どこが勝ってもおかしくなかった。テスト大会で得られた教訓を生かし、次の大会につなげてほしい」と語った。 |