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産業展で自衛隊の活動を紹介 |
東京地方協力本部(本部長・山下博二陸将補)は、10月20日から22日までの間、東京都と連携し、東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2021」において広報ブースを出展した。
ブースでは、陸・海・空自衛隊の活動や災害時に役立つ身近なものを使って行う応急処置(東京地本LIFE HACK)の映像を放映するとともに、本年7月に発生した静岡県熱海市の土砂災害における災害派遣活動を紹介する写真パネルを展示したほか、退職自衛官の就職援護制度や予備自衛官等制度についても紹介した。
東京地本のブースを訪れた多くの方々からは災害派遣活動への労いの言葉のほか、「退職自衛官を採用する場合は、どのような手続きが必要か」「予備自衛官になりたいがどうすればいいのか」等の質問があり、防衛省・自衛隊の関心が高まっていることが伺えた。
東京地本は、今後も様々な機会を捉えて情報発信し、自衛隊への理解と信頼を深めるため任務に邁進していくとしている。 |
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「交通安全キャンペーン」で理解促進 |
東京地方協力本部江東出張所(所長・江越3海佐)は9月18日、墨田区錦糸公園において、警視庁本所警察署が主催する「秋の本所交通安全キャンペーン」に参加した。
本イベントは「警察や自衛隊等の働く車両を展示して、地域住民に少しでも興味を持ってもらい、交通安全につなげていきたい」との依頼により初めて実現したものであり、警察、自衛隊ら3個団体が参加した。
江東出張所は新型コロナウイルス感染症予防処置を講じつつ、東京都隊友会墨田支部の方々と、展示した中型トラックの後部座席への乗車体験や自衛隊グッズの配布を行った。
会場では、展示された車両と記念撮影する家族連れや車両の説明に聞き入る中高生の姿が多くみられ、「今までに警察の車は見た事があるけれど、自衛隊の車は初めて見る」「実際に乗ってみて後部座席が意外と広いことを知れてよかった」「コロナ禍でイベントがない中、自衛隊や警察等の車が見られて嬉しい」等の声が聞かれた。
江東出張所は今後も協力団体と共に地域に密着した広報活動を実施し、自衛隊の活動への理解と関心を深めていくとしている。 |
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防大生らが帰郷広報 |
東京地方協力本部高円寺募集案内所(所長・星川1陸尉)は、8月4日から8月6日の3日間、夏季休暇に合わせて帰省した防衛大学校の学生3名及び陸上自衛隊高等工科学校の生徒4名が帰郷広報として事務所での懇談会と母校訪問を行った。懇談会には防衛大学校または高等工科学校への受験を考えている学生7名及び保護者3名が参加し、説明会や各種資料等を見ただけでは伝えきれない、各学校の魅力や校内での生活などについて入校中の学生が詳しく説明するとともに、受験に向けたアドバイスを行った。
参加した学生や保護者からは、「防衛大学校・高等工科学校に入って良かったと思うことは?」や「受験勉強の進め方」など積極的に質問があり、受験に対する真剣さが感じられた。
また、防衛大学校の学生はそれぞれの母校を訪問し、当時の進路担当教諭へ近況を報告し、防衛大学校の魅力を説明するなどリクルーターとして積極的に活動し、今後の募集活動に繋がる訪問となった。
高円寺募集案内所では、「高円寺から巣立った仲間達」とともに、今後も学校や募集対象者のニーズに応じた活動を行い、さらに地域と密着した広報活動を実施して防衛省・自衛隊に対する理解を深め、自衛官募集業務に対する協力関係の強化を図っていくとしている。 |
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都立高校の職業体験に協力 |
東京地方協力本部江東出張所(所長・江越3海佐)は8月23日及び26日の2日間、墨田区に所在する東京都立橘高等学校2年生の職業体験に協力した。
1日目は、自衛隊の概要や主要装備品についての説明、所長自らの勤務経験を紹介しながら自衛隊の多様な仕事内容について解説した後、市ヶ谷台ツアーに参加して、儀仗広場や市ヶ谷記念館等を見学し、市ヶ谷にまつわる知識を深めるとともに、我が国の防衛を司る施設に漂う緊張感を肌で感じていた。
2日目は基本教練体験やロープワーク体験等を行った。ロープワーク体験では担任の先生も一緒に参加しながら最初は苦戦していた「もやい結び」を習得して達成感を感じていた。
駐屯地での研修は中止となり、日程を縮小しての実施となったが、参加した生徒からは「自衛隊の事を深く知る事ができ、また、体を使った多くの体験ができて、とても参考になりました。」との感想が聞かれた。
江東出張所は今後も様々な機会を捉え学校・地域と交流し、自衛隊に対する理解と信頼を深めていくとしている。 |
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防災の日に防災意識を高揚 |
東京地方協力本部城東地区隊(隊長・洞口3陸佐)は9月1日、墨田区に所在する吾嬬立花中学校で防災教育を実施した。
これは自衛隊の災害派遣時の活動や、防災技術の習得を通じて生徒達に災害時の対応について学んでもらいたいと学校からの依頼により行ったもので、今回は新型コロナ感染症対策のため、従来の対面式ではなく、別室で行っている講義などを各教室に設置されたモニターを通して確認するオンライン方式で行った。
教育では当初、城東地区隊長が自衛隊の災害派遣時の行動、災害発生時には「自助・共助・公助」の3つを心掛ける事が重要である事を説明した。引き続き、技術講座として広報官が止血法について展示し、各教室では、生徒たちが映し出される映像を見ながらそれぞれ止血法を練習していた。
後日、江東出張所に届いた生徒たちの感想文では「災害発生時だけでなく、日ごろからどんな準備が必要なのか理解できた。次はモニター越しではなく、自衛官による止血法を直接見たい。」等の感想が寄せられた。
江東出張所は今後も様々な機会を捉え学校・地域と交流を図り自衛隊に対する理解と信頼を深めていくとしている。 |
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