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1064号 (2021年12月1日発行) |
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機略縦横(25)
第2補給処准曹士先任 准空尉 杉本真一 |
ここ数か月間、昼の休憩時間に処長とご一緒させていただき、慰霊碑を中心に記念碑や外柵沿いの環境整備を行っています。暑い日には大量の汗をかきますが、作業が終わると気持ちが充実するのを感じています。特に慰霊碑の清掃は、処長の「英霊が基地を見守ってくれているから」とのお言葉に私はとても感銘を受け、これからは若年隊員を巻き込み、継続して実施しなければと強く思いました。
また、基地司令室には一昔前に撮影された基地の上空写真が飾ってあります。かなり高い位置から撮影されたものなので、木の一本一本が小さく映っていますが、それでも丁寧に刈り込みされているのが一目で確認出来ました。その写真から、諸先輩方が作業に真摯に取り組まれ、環境整備に対する重要性を理解されていたことや、基地への愛着が十分に伝わってきました。
環境整備は制服の着こなしと同じであり、部隊の精強さを示し、ひいては地域の人達からも信頼を得る事ができます。毎年、多くの方々が岐阜基地の航空祭に訪れていただけるのもその証のひとつでしょう。
年々業務が多忙化しておりますが、それを言い訳とせず、若年隊員には器材の安全管理の教育はもとより、環境整備の大切さも説きながら美しい岐阜基地を継承していきたいと思います。 |
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