防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   1060号 (2021年10月1日発行)
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トウチとさくら
(トウチ君とさくらちゃんは東京都の鳥「ゆりかもめ」がモチーフの東京地本のマスコットです)
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専門学生に多様な職業を説明
 東京地方協力本部高円寺募集案内所(所長・星川1陸尉)は6月28日及び7月1日の2日間、都内の専門学校において職業説明会を行った。
 28日は、調理専門学校の学生70名に海上自衛隊の試験艦「あすか」調理員として勤務している隊員がリクルーターとして日頃の勤務内容を紹介し、1日は、主に航空業界への就職を目指している専門学生27名に対し、政府専用機での勤務経験を有する隊員が空中輸送員としての体験を踏まえて航空自衛隊の活動について紹介する等、それぞれ職務を通じて感じた自衛隊の魅力や専門学校で学んでいる事を活かして活躍できるフィールドが自衛隊にもあることを説明した。
 説明会に参加した学生からは、「自衛隊に対するイメージが変わった」や「自衛隊を職業の選択肢のひとつとして考えたい」などの意見が聞かれ、自衛隊に対する理解の促進と受験意欲の向上が図れた様子であった。
 高円寺募集案内所では、今後も学校や募集対象者のニーズに応じた活動を行うとともに、地域と密着した広報活動を実施して防衛省・自衛隊に対する理解を深め、自衛官募集業務に対する協力関係の強化を図っていくとしている。
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コロナ禍を克服しイベント開催
 東京地方協力本部立川出張所(所長・野澤1陸尉)は7月4日、ららぽーと立川立飛において感染対策を講じて広報イベントを実施した。
 今回のイベント実施にあたっては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、昨年から大規模な市街地広報・イベントが実施出来ない状況が続く中、地元企業及び支援部隊と感染防止対策を含む実施計画を綿密に計画し、商業施設内において初の試みとなる陸上自衛隊観測ヘリコプターOH-6(用途廃止機)を展示するとともに防災教室を実施した。
 当日は、梅雨空のあいにくの天候にもかかわらず、事前の告知により多くの来場者があり、密集を避けるため事前に整理券を配布された計150組500人もの希望者がヘリコプターとの記念撮影を実施するとともに、支援部隊である航空野整備隊の整備員が航空機整備の様子を実演し、来場者は普段見ることの出来ない展示を真剣に見学していた。また、親子で参加する防災教室では、クイズ形式により親子で防災について学んでもらった。
 参加者からは、「こんなところでヘリコプターが見られるのは貴重な体験だった」「自衛官から教わる防災知識は説得力があった」等の声が聞かれ、自衛隊をより身近に感じて貰うとともに地域との信頼関係を構築することができた。
 立川出張所は、各種活動の制約を受けるコロナ禍においても、創意工夫し、地元と連携しながら自衛隊の魅力を伝えていけるよう所員一丸となって任務に邁進していくとしている。
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公務員合同職業説明会を開催
 東京地方協力本部世田谷募集案内所(所長・山本3陸佐)は7月10日と25日の2日間、玉川区民会館及び世田谷区民会館別館三茶しゃれなあどホールにおいて「公務員合同職業説明会」を実施した。
 説明会には自衛隊のほか、法務省(入国警備官及び刑務官)、千葉県警察、警視庁、神奈川県警察、東京消防庁等の団体が参加し、事前のポスター掲示やSNSによる周知の結果、両日合計55名が参加した。
 新型コロナウイルス感染症対策をとった会場では、各ブースでそれぞれの団体が工夫を凝らした職業説明を実施した。世田谷所は、自衛隊の概要説明に加え、「陸海空職種説明会」として、陸自の警務科職種や国際貢献活動、海自の応急工作や地上救難職種、空自の空中輸送員や気象観測員の業務等について説明した。また会場内に制服や迷彩服及び防災グッズを展示し、休憩時間には制服を試着して自衛官としての姿をイメージする参加者の姿も見られた。
 説明会参加者からは「様々な職業について一度に詳しく聞くことができて大変参考になった」、「航空自衛隊の中に政府専用機での仕事や気象観測の仕事があることを初めて知った」、「新たな情報が得られ、今後の職業選択の幅が広がった」等の声を聞くことができた。
 世田谷募集案内所は今後も各種説明会及び広報イベントを通じ、一人でも多くの方に自衛隊の魅力を知ってもらえるよう募集広報活動に邁進していくとしている。
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地元商業施設で広報活動を実施
 東京地方協力本部新小岩募集案内所(所長・高倉2陸尉)は、7月12日、13日と16日、17日に、葛飾区の商業施設「リリオ亀有」及び「アリオ亀有」において、第一普通科連隊及び第一偵察隊の支援を受け、募集広報活動を実施した。
 このイベントは、近傍に自衛隊の基地・駐屯地がない葛飾区民等に対して自衛隊の活動を周知し、防衛基盤の拡充を図るため企画したもので、今回で7回目となる。
 新型コロナウイルスによる感染症の拡大による緊急事態宣言が発令された直後のイベントであったが感染拡大防止対策の徹底を図り、偵察バイク等の展示、手旗信号の展示、各種災害派遣活動のパネル展示等を実施し、多くの来場者から好評を得た。特に手旗信号の展示では、海上自衛官が子供たちと一緒に「がんばろう日本」等のメッセージを展示するなど、来場者と一体となりイベントを盛り上げた。
 来場者からは「自衛官を身近に感じることができてよかった」「自衛隊と触れ合えてよかった」「自衛隊に興味を持った」などの感想や災害派遣活動等自衛隊の活動に対して激励の言葉も聞かれた。
 また、現地では葛飾区自衛隊家族会、葛飾区自衛隊協力会を始め地元協力者から多数の応援を受け、協力団体と一体となったイベントとして大変成果のあるものとなった。
 新小岩募集案内所では今後も地域に密着した募集・広報活動を実施するとともに、関係部隊、協力団体等と連携して、防衛省・自衛隊の活動に対する理解と関心を高め、自衛官募集業務に繋げるとしている。
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体験学習で防災意識を向上
 東京地方協力本部台東出張所(所長・池亀1陸尉)は、文京区立本郷台中学校及び都立荒川工業高等学校からの依頼を受け、防災体験学習に協力した。
 当日は、まず前段に所長が講義を実施し、中学生に対して「災害への備え」と「避難所指定校として中学生に出来る事」について、高校生に対して「各種災害における自衛官の役割」と「令和元年東日本台風災害派遣体験談」について講話した。後段は体験学習として応急処置(止血法・応急担架作成及び各種搬送要領)と救急処置(胸骨圧迫による心肺蘇生法及びAED使用)について実習させ、学生達は真剣な面持ちで取り組み、教職員も体験した。
 本防災教育を通じ、近年常態化する自然災害をイメージし、その対応を事前に「家族防災会議」として話し合う事の重要性、更には具体的な「備え」の意義について意識を高めるとともに避難所指定校として学生と学校関係者が一体となった災害発生時の取り組みへの一助とした。
 後日、本郷台中学校の生徒から「将来は助けられる人間ではなく、助ける人間として貢献したい」等と記された防災体験学習に対するお礼の手紙が届き、また、高校生には自衛隊に対す興味と関心を与えることができた。
 台東出張所は今後も各種自衛官募集へと繋げていけるよう所員一丸となって任務に邁進していくとしている。

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