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海上自衛隊 JMSDF |
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海峡に響くシンフォニー2021
佐世保音楽隊演奏会
<下関基地隊> |
7月3日、下関基地隊(司令・川久保正彦1海佐)は下関市民会館において佐世保音楽隊(隊長・真道友樹1海尉)による演奏会「海峡に響くシンフォニー2021」を開催した。
昨年度は新型コロナウイルス感染防止のため開催を見送ったが、今年度は演奏会を心待ちにしている人達のために万全の新型コロナウイルス感染防止対策を講ずることで実施の運びとなった。市民会館は1469名収容可能なホールであり、一昨年前までは常に満員の状態で実施してきたが、今回は、感染拡大防止対策をとりつつ、且つ、少しでも多くの人達に演奏を聴いていただきたいという考えから来場者を収容できる半分以下の人数で2回公演する方式とした。
弓削信也1海尉の指揮で佐世保音楽隊の奏でる素晴らしい演奏は、その都度、来場者の拍手喝采を浴びていた。アンコールの最後は、来場者全員の手拍子の中で「軍艦マーチ」が演奏され、盛況のうちに閉演した。
来場者は余韻に浸りながら来年の開催を祈りつつ会場を後にした。 |
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櫻井3海曹がボディビル大会制覇!
9月の全国大会に出場
<護衛艦「いずも」> |
護衛艦「いずも」航海科櫻井一樹3海曹(29)は、去る6月20日に行われた日本ボディビルフィットネス協会(JBBF)主催、横浜オープンボディビルフィットネス大会2021のメンズフィジーク176cm超級(身長176cm以上)に出場し、キレッキレの大胸筋とメロンパンのように割れた腹筋で他の55名の出場選手を圧倒し見事に優勝した。また、同大会のオーバーオール審査(各階級の優勝者同士を審査して総合優勝者を決める審査)においても圧倒的な評価を受けて総合優勝を果たした。
櫻井3海曹の進撃はこれで終わりではない。翌週行われたJBBF群馬オープン選手権大会においても勢いそのままに同階級で優勝し、総合優勝ももぎ取った。この結果、来る9月20日に行われるオールジャパンフィットネスチャンピオンシップ(全国大会)の出場権を獲得した。
櫻井3海曹は、艦艇勤務という逆境があるにもかかわらず、上陸中は横須賀市内のジム、また航海中の艦内では空き時間を使って筋力トレーニングを継続している。また、大会に備えて、自ら3カ月間に及ぶ厳しい減量期間を設け、艦艇乗員の楽しみである美味しい食事を存分に食べられないという地獄を味わった。その弛まぬ努力の結果、手にしたのが今回の栄光である。
さらに櫻井3海曹は、大会関係者から自慢の筋肉だけでなく審査に直接影響のない歯の白さについて褒められた。来る全国大会に向けて、武器である大胸筋と腹筋に加え広背筋をさらに鍛え上げると櫻井3海曹は意気込んでいる。 |
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舞鶴教育隊学生の乗艦実習を支援
<護衛艦「せんだい」> |
護衛艦「せんだい」(艦長・榎本健児2海佐)は、6月1〜14日までの間、舞鶴教育隊の学生(第16期一般海曹候補生課程及び第23期自衛官候補生課程)162名への乗艦実習を支援した。(乗艦は、新型コロナウイルス感染症への感染防止のため約30名ずつ、5回に分けて実施)
各乗艦日は天候に恵まれ、海上も穏やかであり、絶好の実習日和となった。実習員に対しては、艦橋上部指揮所での出入港見学、護衛艦「せんだい」の概要説明、艦内見学、装備武器の説明及び操法展示、若年乗組員との懇談などを実施した。各実習生は、教育隊修業後の職場を見据え、熱心に説明を聞き、元気よく、多くの質問を現場の乗員に投げ掛けていた。
護衛艦「せんだい」では、実習生が教育期間終了後、各部隊で活躍できることを願いつつ、引き続き後輩育成に尽力していきたい。 |
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稲佐山周辺清掃活動
<護衛艦「もがみ」ぎ装員> |
護衛艦「もがみ」ぎ装員(ぎ装員長・関健太郎2海佐以下37名)が、6月25日に稲佐山周辺の清掃活動を実施した。
隊員は、晴天に恵まれ気温が上がる中、入船町から淵神社(長崎市淵町)を経由し、稲佐山山頂までの約10キロメートルの道のりを空き缶や吸い殻等のゴミを拾いながら踏破した。ゴールの稲佐山山頂に到着した隊員の顔は、汗だくになりながらも達成感に満ちていた。
本活動を企画した先任伍長予定の安部曹長は、「今回の清掃活動は、長期滞在している長崎市に何か貢献できることがないかと考え企画した。コロナ禍で地域との関係も希薄になりがちな昨今ではあるが、今後もこのような活動を行い、地域に貢献をしていきたい」と話す。
護衛艦「もがみ」は、本年3月3日に進水し、三菱重工業長崎造船所にてぎ装業務及び装備品搭載等を経て令和4年度に就役予定である。 |
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