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1045号 (2021年2月15日発行) |
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防衛省における働き方改革推進のための取組コンテスト
防衛大臣賞 空自中部航空警戒管制団第35警戒隊
防衛副大臣賞 陸自施設学校 |
防衛省・自衛隊では、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)の一層の推進及び非常時における業務継続を図る観点から、業務の効率化や職場環境の改善を行った部署・部隊を表彰する「働き方改革推進のための取組コンテスト」を昨年に引き続き実施した。(今年で5回目)
今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止する観点から表彰式は中止としたが、1月19日にオンライン形式で航空幕僚長からの伝達行事を行い、防衛大臣賞を受賞した航空自衛隊第35警戒隊に対し、防衛大臣からのビデオレターも紹介された。
今年度は、計61件の応募があり、それぞれ独自性(特徴のある取組)、継続性(継続させるための工夫)、効果(効果の明確性)、展開性(他の部署への発展性)の観点に基づいて選考された結果、大臣賞(1件)、副大臣賞(1件)が決まった。
【防衛大臣賞】航空自衛隊中部航空警戒管制団第35警戒隊
(概要)Share Pointを活用して部隊専用特設ページを作成し、タスク管理、スケジュール管理及びお知らせ等の機能を活用して業務等進捗状況や各種予定等の可視化を図った。また、Excelを活用した部隊独自の電子決裁要領を確立し、規則で定まった処置表に押印する報告要領であったものを電子化した。
その結果、Share Pointの活用では各種情報を迅速かつ確実に共有し伝達漏れ等を防ぎ、計画的・組織的に業務を管理することができ、業務の効率化及び休暇取得しやすい環境とすることができた。また、Excelの電子決裁においては、報告をする側、受ける側の時間的拘束が減少するとともに業務の効率化や対面で実施することが無くなったことで、新型コロナウイルス感染拡大防止対策、押印の廃止等、働き方改革推進の一助となった。
【防衛副大臣賞】陸上自衛隊施設学校
(概要)女性隊員等活躍推進や働き方改革を推進するにあたり、施設学校長自ら「働き方改革メッセージ」を発信するとともに、施設科職種の女性幹部自衛官集合訓練を実施する等の全国横断的な女性活躍推進のための取組みや、生活・勤務環境の改善等を実施し、隊員の意識改革と女性が働きやすい勤務環境の構築に努めた。また、隊員家族を含めた心身の健康維持のため、子供の休みに合わせたキッズウィークの設定や「思いやり駐車場」の設置等を実施するとともに、木工所において飛沫防止セットを作成する等、コロナ禍での感染拡大防止等の各種施策を推進した。
その結果、隊員が家族共々心身の健康を保ちながら仕事と生活の調和を図り、業務の質的向上と、健康・休養・家庭生活等の仕事以外の生活の充実へとつなげることができた。 |
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