防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1019号 (2020年1月15日発行)
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新年のご挨拶を申し上げます


統合幕僚長
山崎幸二陸将
 明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年は、皇位継承が行われ、「令和」の時代が幕を開けるなど、わが国にとって大きな節目の年となりました。
 安全保障環境分野におきましても、かつてないほど厳しさを増す中、宇宙・サイバー・電磁波といった新領域の脅威への適切な対応が求められるなど、安全保障のあり方が根本的に変わる新時代が到来しております。
 このような中、昨年は、新たな防衛計画の大綱等に基づき「多次元統合防衛力の構築」に着手しました。また、警戒監視等に万全を期す一方、台風第19号などの大規模災害に対して、関係省庁及び自治体等と連携し、即応態勢を維持しつつ、人命救助や生活支援などの災害派遣活動を実施しました。更に、日米共同統合訓練や自衛隊統合演習などを通じ、統合運用能力の維持・向上に努めて参りました。
 本年は、「令和の時代に相応しい自衛隊」へと進化し、飛躍する年にしたいと思います。このため、あらゆる事態に即応し得るよう、領域横断作戦に必要な能力や統合運用を支える能力の向上、米国を始め関係国軍等との連携強化などを図り、統合運用態勢をより一層強化して取り組む所存です。また、東京オリンピック等が開催されることから、関係省庁等と連携し、安全確保と円滑な実施に協力していきたいと思います。
 結びに、今後も国民の負託に応えるため日々の隊務に精励することをお誓いするとともに、本年が皆様にとりまして幸多い年となりますよう、ご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。

統合幕僚監部最先任
澤田 茂准陸尉
 読者の皆様に、謹んで新年のお慶び申し上げます。
 旧年中に賜りました数々のご支援・ご協力に心より御礼申し上げます。
 昨年は令和という新時代の幕開けでありましたが、わが国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増し、そんな中においても国内外問わず自衛隊は任務を遂行して参りました。一方で、相次ぐ自然災害には多くの隊員が従事をし、国民に寄り添いながら懸命に任務を遂行する隊員の姿は大変誇らしくもあり、頼もしくも感じた次第です。
 どのような環境の変化においても柔軟かつ迅速に対応しつつ各幕最先任等と連携をし、真に戦える自衛隊の創造に向けて、また下士官レベルにおいても強固な日米同盟を構築して抑止力の一助となれるよう日々精進して参りますので、本年も引き続きご支援・ご協力をお願いします。
 最後になりますが、本年が皆様にとって幸多き年になることを祈念して、新年の挨拶とさせていただきます。

陸上幕僚長
湯浅悟郎陸将
〜強靭な陸上自衛隊の創造に向けて〜

 新年おめでとうございます。皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 さて、我が国を取り巻く安全保障環境は、軍事力を強化し、活動を活発化する周辺国の動向に加え、テロ等のグレーゾーン事態への対応や宇宙・サイバー・電磁波といった新領域での戦い等、一層厳しさを増しております。
 このような中、昨年は「30大綱」等の初年度として、奄美・宮古警備隊、機動師団・旅団、方面システム防護隊等の新・改編、訓練等を通じた海空自衛隊との統合の充実並びに日米共同の強化等により、抑止・対処の実効性を向上しました。
 加えて、各国との安全保障協力等により「自由で開かれたインド太平洋」の実現に寄与し、我が国への信頼獲得に貢献しました。
 また、台風等への災害派遣等により民生の安定に寄与し、10・11月には即位の礼において任務を完遂しました。
 本年は、多次元統合防衛力の構築のため、引き続き体制整備を着実に進めるとともに、訓練等により対処の実効性を向上させ、抑止として情報発信する等の戦略的な活動を常続的に実施します。
 加えて、日米同盟の更なる強化、安全保障協力の推進、民生の安定に向けた努力を継続し、「領域横断作戦の要」として、あらゆる事態に対応し、我が国の主権、領土、国民の皆様を守り抜く強靭な陸上自衛隊を創造する所存です。
 新年にあたり皆様の負託に応えるため、隊務に精励することをお誓いするとともに、本年が幸多い年となることを祈念申し上げご挨拶と致します。


陸上自衛隊最先任上級曹長
根本和男准陸尉
〜強靭な陸上自衛隊の創造に向けて〜
 防衛ホームをご愛読の皆様、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 昨年6月陸上自衛隊最先任上級曹長を拝命し『リーダーシップ・エンジン』を全国准曹士への要望事項として掲げました。本要望事項は、各階層のリーダーが次代のリーダーを次々と生み出す仕組みのことであり、我々准曹士隊員自らが、それぞれの場において、自分を超えるリーダーの育成を目指すものです。
 我々隊員は平素から常に国防の最前線に位置し、どのように過酷な状況でも国民の皆様のそばで確実に、そして誠実に使命を果たす存在であり続けられるよう厳しい訓練を重ねてまいります。
 新年にあたり改めて日々の隊務に邁進することをお誓いするとともに、皆様の御健勝とご多幸を祈念申し上げます。

海上幕僚長
山村 浩海将
 皆様、新年おめでとうございます。令和2年を迎えるにあたり、海上自衛隊を代表して旧年中に賜りました数々の御支援・御協力に対し、深く感謝いたしますとともに、新春の御挨拶を申し上げます。
 さて、国際社会においては、国家間の相互依存関係が一層拡大・深化する一方、パワーバランスの変化が加速化・複雑化し、既存の秩序をめぐる不確実性が増大しております。
 特に、我が国周辺には、質・量に優れた軍事力を有する国家が集中し、軍事力の更なる強化や軍事活動の活発化の傾向が顕著となっております。
 また、国内においても、令和元年8月の前線に伴う大雨や度重なる台風被害等、頻発する自然災害への対応を通じ海上自衛隊に対する国民の皆様からの期待は極めて大きなものとなっております。
 このような情勢下、防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画を踏まえ、厳しさを増す安全保障環境に対応し、我が国の防衛はもとより、「自由で開かれたインド太平洋」を実現するため、海上自衛隊は、「人」、「機能」、「構想」そして「協働」という4つの分野の充実に努力を集中して参ります。
 全隊員が一丸となって「精強・即応・変化への適合」の旗印の下、誇りある任務・業務を進めていく所存ですので、本年も皆様からの御支援・御協力を賜ることができれば幸甚です。
 最後になりますが、本年が皆様にとって幸多き年になることを祈念し、年頭の御挨拶とさせていただきます。

海上自衛隊先任伍長
東 和仁海曹長
 防衛ホーム読者の皆様、あけましておめでとうございます。旧年中は多数のご支援・ご協力を賜り、ありがとうございました。年頭に際し改めて御礼申し上げます。
 海上自衛隊は以前より「精強・即応」の名のもとに、昼夜を分かたぬ活動を実施してきました。近年、その活動の分野・領域は広がりを見せておりますが、隊員一人ひとりが任務完遂のために変化への適合を図りながら連綿と職務に従事しています。新年を迎えたその瞬間も、遠くは極寒の南極、灼熱のアフリカから日本近海まで多くの海上自衛官が黙々と勤務に邁進しておりました。
 このような隊員及び隊員ご家族が任務に誇りを持ち、安心して任務に邁進できる態勢を構築することが、ひいては国民の皆様の安心にもつながると考え、各部隊先任伍長と連携し環境作りに尽力していく所存ですので、本年も変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

航空幕僚長
丸茂吉成空将
 防衛ホームをご愛読の皆様に、謹んで新年のお慶びを申し上げます。また、旧年中は、航空自衛隊に対し格別のご厚誼を賜り、ありがとうございました。
 我が国を取り巻く安全保障環境は、極めて速いスピードで変化しており、厳しさ、不確実性を増しています。また、軍事技術の進展は目覚ましく、戦闘様相は、陸海空のみならず、宇宙、サイバー、電磁波といった新たな領域を組み合わせたものへと変化してきています。
 航空自衛隊は、新たな防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画を具現化していくため、新領域における能力の獲得や従来領域における能力の強化等を推進していくこととしており、「改革」や「改編」よりも更に一歩踏み込んだ「進化」を目指していきます。
 本年は、多様化する任務を着実に遂行するとともに、航空自衛隊の「進化」を追求し、宇宙・サイバー・電磁波といった新たな領域における能力の獲得・強化を加速化してまいります。併せて、柔軟な運用が可能なF-35Bを含む戦闘機体系等の構築、スタンド・オフ防衛能力及び総合ミサイル防空能力の強化などにより、太平洋側を含む、空における対処能力を更に向上させ、国民の皆様の生命・身体・財産、我が国の領土・領海・領空を守るため、一丸となって任務に邁進し、国民の負託に応えたいと思います。
 本年も引き続き、皆様の航空自衛隊に対するご理解とご協力を、よろしくお願い申し上げます。
 最後に、読者の皆様のご健勝及びご多幸を祈念して、新年のご挨拶といたします。

航空自衛隊准曹士先任
甲斐 修准空尉

 防衛ホームご愛読の皆様、明けましておめでとうございます。昨年12月に航空自衛隊准曹士先任を拝命致しました甲斐准尉です。宜しくお願い致します。
 昨年は、北朝鮮の弾道ミサイル対処、災害派遣等、航空自衛隊は誠実に任務を果たしてまいりました。本年も我が国を取り巻く環境は益々厳しくなることが予想されます。この環境に対応すべく、全国各地で日夜任務に取り組んでいる隊員の士気向上を図るため、現場の隊員一人ひとりの声に耳を傾け、より一層任務に集中できる環境作りを目指す所存です。
 また、陸自、海自、統幕及び諸外国軍の各最先任との連携を密にし、下士官レベルでの関係強化も図り、円滑な統合運用、共同作戦の基盤作りに寄与すべく努力して参ります。
 本年も航空自衛隊の隊員に対するご支援、ご協力をお願い申し上げます。


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