防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   995号 (2019年1月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部
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「まるごと伊集院フェスティバル」参加
<鹿児島>
 鹿児島地本(本部長・高岩俊弘1海佐)鹿児島募集案内所(所長・迫口真也2陸尉)は、12月8日及び9日、日置市伊集院町の総合運動公園において開催された、「まるごと伊集院フェスティバル」に参加し、広報活動を実施した。
 本広報活動は、日置市家族会長(兼募集相談員)の働きかけで、主に日置市民に対し、自衛隊をもっと知ってもらおうと、装備品展示・VR体験・制服試着・募集ブースなどの催しで3年前から参加し、今年で4年目となる。
 特に、日置市には、自衛隊の基地・駐屯地が所在せず、自衛隊の認知度はやや低調である。そんな中、日頃、自衛隊の装備品を直接目にする機会が少ない来場者は、テレビでもあまり見たことのない軽装甲機動車に直接触れたことに感動するとともに、陸・海・空自衛隊の制服を試着できたことを大いに喜び、笑顔で写真に納まる姿がとても印象的であった。
 また、今年は、第12普通科連隊音楽部(=国分)の支援を得て、ミニコンサートを実施したことで、大勢の来場者が集まり、にぎわった。
 自衛隊の募集種目に関心を示す来場者に対しては、広報官がニーズに応じた具体的な採用情報等に関する説明等を行い、本年度、次年度につながる情報及び中・長期的な対象者情報等54件を獲得でき、自衛隊を最大限アピールできた。また、来場者からは、「自衛隊さん頑張っていますね。これからも日本国民を守って下さい」「自衛隊は最後の砦として頼もしいです」「将来、自衛隊に入りたいです」などの声が聞かれた。
 本広報活動を通じて、多くの地域住民との人脈が広がり、自衛隊に対する理解促進につながるとともに、中・長期的な募集基盤の構築を図ることができた。
 鹿児島募集案内所は、引き続き「多くの日置市民に自衛隊の活動等を紹介する機会を設け、日置市民の自衛隊に対する理解促進及び向上に努めたい」としている。

南極に思いを馳せ
<大分>
 大分地本宇佐地域事務所(所長・藤井寛1空尉)は12月13日、中津市立耶馬溪中学校(校長・久恒和孝校長 生徒数=65人)において『南極の氷』体験会を実施した。
 体験会に先立ち生徒会長(中畑翔太さん=中2)へ第59次南極地域観測協力隊が持ち帰った重さ約7kgの『南極の氷』を手渡した。氷を受け取った生徒会長は、「学校の皆も楽しみにしていました。有難うございます」と元気に感謝の言葉を述べた。
 生徒達は、砕氷艦「しらせ」の活動ビデオを鑑賞した後、南極の氷に触れたり、約2万年前といわれる空気が弾ける音を聞くなどして、日本から約1万4千km離れた南極に思いを馳せ、「南極は、寒いところと聞いていたが95%が氷に覆われていると知って驚きました。行ってみたいです」と話していた。また、普通の氷を『南極の氷』の隣に展示し、その違いを体験して「透明じゃない。冷たい!」と歓声を上げる等、貴重な体験を満喫していた。
 体験会終了後の感想で藤高綾さん(中1)は、「今日の授業で船が氷を割って進めるということを初めて知りました。また、海上自衛隊の人達が皆で協力しあいながら困難な作業する姿に感心しました」と話していた。
 大分地本は「今後も、自衛隊と地域や学校との親頼感を深化させる」としている。

真摯な気持ちで万全に
<愛知>
 愛知地本(本部長・石丸威司1陸佐)は、12月1日、愛知地本庁舎において、防衛大学校学生採用第1次試験合格者及び保護者など50名に対し、第2次試験説明会を実施した。
 説明会では、愛知地本募集課広報室長・平尾孝志3海佐が防衛大学校の概要、2次試験の心構え及び防衛大学校卒業後の幹部自衛官としての魅力等を説明し、「防衛大学校はとても素晴らしい学校です。是非とも2次試験は真剣に真摯な気持ちで万全な準備を整えて臨んで下さい。最終合格者説明会で皆さんとお会いできることを楽しみにしています」と期待を込めて語ると、参加者は真剣な眼差しで説明に聞き入っていた。
 個別質問では、募集課長(大戸英円1陸佐)が保護者の質問や不安に応対したほか、卒業後の将来像を理解してもらうため、防衛駐在官として勤務した自身の経験談等を紹介した。また、防衛大学校の先輩として参加した募集課学校班長(後藤聡一郎1陸尉)、同募集班長(外村有里1陸尉)も加わり、防衛大学校を選んだ理由や学校生活についてなど、真剣な質問から会場を笑いの渦に包むユニークな質問まで活発な質疑応答があり、入校への不安も払拭され、参加者の笑顔が溢れる中、説明会は終了した。
 参加者からは、「防衛大学校の先輩の話が直接聞けて良かった」「入学から卒業後の進路まで、とても良く分かりました」「2次試験に備えてしっかり準備したい」など、力強く頼もしい声が多く聞かれた。
 愛知地本は、「厳しい募集環境を克服し、部員一丸となり多くの優秀な人財(材)を確保していく」としている。

隊員の働く姿を身近に
<静岡>
 静岡地本(本部長・定免克己1空佐)は、12月3日、試験艦「あすか」の体験航海に参加する県内の学生やその家族4人を引率した。
 この体験航海は、将来海上自衛隊を目指す若者に隊員の働く姿を身近に感じてもらうために、横須賀から横浜へ同艦が回航するのに併せて行われたもの。
 乗艦後、参加者はまず艦橋に案内され、設置してある20倍双眼鏡を通して港や町並みの景色を一望した。しばらくして出航準備が整い「出航用意」の号令が艦内にこだますると、最後の舫が解かれ参加者を乗せた同艦は横浜へ向け進路を取った。
 その後、参加者は多くの計器やスイッチが並ぶ機関室、ヘリの離発着ができる後部甲板を見学。艦尾になびく自衛艦旗を前に記念撮影をしたり、乗組員に質問をしたりして海上自衛隊についての知識を深めていた。
 終了後、参加者からは「体験航海を通じて隊員の働く姿を間近で見たり、話をすることができ、『自分もここで働きたい』という気持ちが強くなった」「防衛大学校の入校を来年度に控え、体験航海は良い経験となった。卒業後は必ず、海上自衛官として活躍したい」などの感想が寄せられた。
 静岡地本は、「今後も自衛官が活動する実際の職場を研修する機会を活用し、自衛官を目指す若者に対して活力を提供できるよう努めていく」としている。

東北方総監現況把握
<岩手>
 岩手地本(本部長・西本浩史1陸佐)は、12月6日、上尾秀樹東北方面総監の現況把握を受けた。
 現況把握当日、本部長以下副本部長、各課長が東北方面総監を出迎え、会議室において、本部長が岩手県の特性、募集、援護、予備自衛官業務の現況等について東北方面総監に報告を行った。
 引き続き、プロの漫画家の協力を得て作成したオリジナルポスターなどで飾られた本部庁舎を巡視した後、各所長などとの幹部懇談を実施。幹部懇談では、テレビやSNSを活用した広報などの要望、効果的な広報グッズのアイディアなどについて、活発な意見が交わされ、東北方面総監から日々の隊務に邁進することを期待するとの激励の言葉を受けた。
 岩手地本は、本部長以下全部員が一丸となり、本部長要望事項「なすべきことをなせ」を具現化すべく、決意を新たにした。

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