防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   886号 (2014年7月1日発行)
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スポーツよもやま話
根岸直樹
人気沸騰中の遠藤「後へは引けない」
 大相撲の各部屋は、7月愛知県体育館で行われる名古屋場所(13〜27日)に備え各部屋を中心に、各地に飛んでけい古、ファン集めのための巡業を続けている。いま人気沸騰中の遠藤(23)=追手風=も、地元石川県・穴水町を始め各地でファン攻めに合いながらも、けい古の方も「手抜きせず、名古屋で再出発」を約束している。
 遠藤の地元・石川県穴水町は、昔から相撲人気が盛んで、有名力士を多数輩出していることもあって、地元民は「近い将来の横綱」を遠藤に託している口ぶりだ。
 遠藤は穴水町生まれ。小学校の頃、父吉樹さんに連れられ町の少年相撲教室に入ったのがきっかけでその後、中学、高校、大学と相撲に励んできた。もっとも本人にいわせると小、中学時代「何度もやめようと思ったことがあった」そうだ。しかし高校(金沢学院高)に入ってからは、指導者にも恵まれ本格的にけい古に力を入れ、大学(日大)4年のときは大学相撲にまでなり「将来はプロの力士」を目指すようになった。
 追手風部屋入門は卒業の24年。以後、周囲の期待にこたえ、2年で前頭筆頭にまで昇進した。まだマゲがゆえず、ザンバラ髪で土俵狭しと暴れ回ったが、この2場所は上位力士の対戦も多く、負けが込んできた。それでも遠藤が土俵に上がると、スタンドは異常に燃え、春場所では勝っても負けても土俵目がけて座布団が飛び交い、砂かぶり近い記者席でも、記者が記事そっちのけで頭を抱え込み逃げ出す始末だった。
 「あんなに応援していただいたのに、期待できる星が残せなかった。思いっきり低くぶつかっていっても、相手にかわされることが多く、自分の型ができなかったのは、まだまだ未熟だから。巡業ではそのへんを考えながらけい古をこなし、名古屋では取りこぼししないようにしたい」という遠藤。
 伊勢ヶ浜審判部長は「成長は目を見張るものがあるが、まだ脇が甘かったりする点が気にかかる。四股、すり足、てっぽう、ぶつかりげい古を積んで出直せ。他の部屋への出げい古も大切。とにかく相撲は立ち合いが肝心だということを忘れるな。得意な型に持ち込むまで突っ張れば、だんだん自分の型ができてくるものだ」と話していた。
 両国場所では横綱、大関陣をしのいで店内売店で遠藤グッズが売り切れるほどの人気だった。売店員も「本当によく売れました。名古屋ではマゲを結った錦絵、シール、携帯ストラップなどに人気が沸騰すると思います」と驚いていた。
 それくらいだから、地元の穴水町では「追手風・遠藤穴水後援会」が「名古屋へも当然、応援団を結成して乗り込む予定」と、いまから気合いを入れている。公民館には早々と"横綱"を締めた遠藤人形が登場して、町内は大喜び。改修中の穴水駅には、秋の完成までに大量ののぼり旗を立てる予定とか。
 その他でも町内に「遠藤パネル」を作成する案が出ている。夏(8月)に予定されている東関部屋合宿に向け、名古屋場所を前にすでに、町全体が遠藤色ブームで盛り上がっている。
 引退した高見盛(現振分親方)で人気のあった"ふりかけ"のCMも、遠藤に変わってから「また人気が出た」とか。「ここまで声援をいただき、もう後へは引けません」と遠藤。ザンバラ髪は卒業したが、シコ名の方は「いまのところ変える予定はない」(東関親方)とか。遠藤聖大(しょうた)の「どこまでも攻め抜く相撲」は当分の間、ファンを喜ばせてくれそうだ。

防衛ホーム英語教室
The Weather Keeps Changing
ザ ウェザー キープス チェンジング
天気がころころ変わるね

 Hi! How are you doing?皆さん、お元気でしょうか。天気予報で雨と予報されたら雨ですね。最近は予報が当たるとか当たらないとかいったボヤキではなく、天気そのものにぼやいていますね。ある意味、天気予報が当たらないという感覚でいたのは、時代ですね。今は、天気予報ではなく、「気象情報です。午後からは大気の状態が不安定で、、、広い範囲で雷雨があり、突風、豪雨に注意してください」と難しいことをいっています。(笑)ある意味、頭の切り替えのできていない自分を発見して唖然とします。「天気予報→当たる、当たらない」の時代から「気象情報→大気の安定度、前線、気圧の動き、風向き、それによる気象現象を予報し」、「傘をもって行ってください」とアドバイス。すごいですね、ニッポン。

 さて、今回の表現は、"The weather keeps changing"「天気がころころ変わるね」です。keepは、前回も説明しましたが、状況を維持することで、次に続く〜ingを続ける、繰り返すことになります。つまり、change「変化すること」、何回もかわること→ころころ変わるということになります。これだけ、正確な気象情報を提供し、さらに行動のアドバイスまでしてくれる親切なプログラムは、現代日本の特長のひとつですね。すばらしい国に住んでいるという感じです。

 これから夏に向けてどのような気象状況が生起するか、今年はなにか普通の夏ではない様な感じもします。暑さに負けないように、夏に向けて基礎体力をつけておきたいものです。冷たい飲物をさけ、暴飲暴食を慎み、、、、考えるだけでおわるか?いずれにせよ一日一日を大切に、充実させていきたいものです。陽気でストレスの少ない生活を楽しんでください。
 それでは、皆さん。See ya!
〈スワタケル〉


新ロゴ 「強い絆」
富士駐屯地
 富士駐屯地(駐屯地司令・武内誠一陸将)では駐屯地全隊員からの公募及び投票で、富士駐屯地のロゴマークが誕生し、駐屯地開設60周年の今年度から使用していくこととなった。
 選ばれたロゴマークの作者は、富士教導団特科教導隊第2中隊の渡邊雅彦2等陸曹で、武内駐屯地司令から3月の朝礼で紹介・表彰され、6月2日には作成記念としてロゴマークをあしらったネクタイピン(本人名前入り)が贈られた。
 昭和29年に創設された富士駐屯地は、60年の歳月が経ち甲午の今年、人生に例えれば還暦を迎えたことになる。西洋でこれを形容する石は「ダイヤモンド」で、その石言葉は「永遠の絆」。
 60周年を形容するダイヤモンドに「ダイヤモンド富士」をかけて意匠を凝らしたこのマークは、駐屯地隊員の仲間としての強い絆が、これまでも、そしてこれからもずっと続くことも祈念している。
 ◇世界遺産の富士山頂上から陽が昇り、夜明けをイメージし、暗く寒い夜があっても、ダイヤモンド富士のように光り輝き、人々に感動を与えることが出来るよう、駐屯地全隊員が困難を乗り越えて、いつかは光り輝いて欲しいという願いを込めた。

自衛官募集テレビCMに
AKB島崎遥香さん
 7月1日から全国31の民放テレビ局で放送開始予定の平成26年度自衛官募集CMに、AKB48のメンバーでチームAの島崎遥香さんが登場する。主な募集対象者である高校生の男女に知名度・人気が高く、東日本大震災の被災地でチャリティ活動も続けている島崎さんを起用する部外企画が企画競争で採用された。
 複数あるバージョンのCMでは「自衛官という仕事。そこには、大地や、海や、空のように果てしない夢が広がっています」という島崎さんの台詞に救助訓練を行う陸自CH47、水しぶきを上げる海自エアクッション艇LCAC、青空を展示飛行する空自ブルーインパルスの映像等が続く。その後、島崎さん・現場で活躍する若い男女自衛官の横顔に重ね「さあ、あなたの可能性へ」の文字。そして「ここでしかできない仕事があります」のキャンペーンコピーとともに平和を仕事にする自衛官の意義を英語で表現した島崎さんの手書き文字「YOU AND PEACE」が入る。
 就職を考えている若者に自衛官の仕事を真剣に考えてもらい、他人ごとでなく自らの就職先として"自分ごと化"を強力に促進するのが狙いだ。同CMは自衛官募集HPでも7月から公開予定。

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