第7師団(師団長・太田牧哉陸将)及び東千歳駐屯地(司令・伊東伸基陸将補)は、5月25日「第7師団創隊59周年・東千歳駐屯地創立60周年記念行事」を行った。
記念行事に先立つ5月22日に殉職隊員の追悼式を行い、5月25日、第7師団隷下部隊及び駐屯地所在部隊が祝賀式、観閲行進及び訓練展示を行った。
式典で師団長は、「昨年、新たに『防衛計画の大綱』及び『中期防衛力整備計画』が策定され、平成26年度は、統合機動防衛力の構築へ向けて、陸上自衛隊の新たな改革をスタートさせる重要な年度と位置付けられております。この改革においては、全国で7個師・旅団が機動運用部隊として整備され、我々第7師団も、陸上自衛隊唯一の機甲師団である機動運用部隊としてその役割を果たすこととなりました。また、創立60周年の節目を迎えました東千歳駐屯地は、名実共に陸自最大の駐屯地として地域と一体となって発展して参りました」と式辞を述べ、来賓の町村信孝・衆議院議員、高橋美穂・衆議院議員から心温まる祝辞があった。
観閲行進には、17コ部隊の隊員約1300人が参加し、90式戦車や装甲車など車両約400両、航空機8機による堂々たる行進が行われた
。また、訓練展示では、戦車を中核とした機甲部隊とヘリコプター等が参加する空地一体の総合戦闘力の攻撃場面を一連の状況で展示し、地響きをたてる90式戦車の機動力に、訪れた観客は圧倒され興奮していた。 |