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海自4空群の訓練始めで森田群司令が訓示
「我々は航空集団一の最高の部隊である」 |
第4航空群(群司令・森田義和海将補=厚木航空基地)は1月8日、初訓練飛行を行った。
午前9時、森田群司令は隊員に対し訓示で「諸官には昨年にも増し労苦を強いることとなるかも知れないが、私は引き続き、忙しくも皆が生きがいを感じられる職場であるよう、部隊を誘導していくことを改めて表明する。私は諸官に絶大な信頼感をおいている。大切な仲間である」とし、「本年も皆が相互に信頼し合い助け合い、輝かしい未来を信じ常に前を向き、我々総員が同じ部隊の仲間として一丸となってその歩みを進めてまいりたい」と述べ、「我々は航空集団一の最高の部隊である」と締めくくった。
同9時30分、森田群司令による訓練開始下令で3機のP—3Cが離陸、富士山南東で編隊飛行訓練を実施。経路は富士山から伊豆半島上空・神子元島・江の島で、快晴の下、3時間の飛行を行った。 |
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「国家国民のため一致団結し前進」杉本群司令
錦江湾上空などで初訓練飛行
海自1空群 |
海自第1航空群(群司令・杉本孝幸海将補=鹿屋航空基地)は1月8日、初訓練飛行を行った。
杉本群司令は「昨今の国際情勢の下、鹿屋航空基地が我が国の安全保障にとって最も重要な基地の一つとなっていることを再認識しよう。すなわち第1航空群の実力が、そのまま日本の海上防衛の実力を示すものであることを我々は改めて肝に銘じる必要がある。今一度認識を共有しよう。我々は国家国民のためにある。我々の失敗が国の安全保障の失敗となっては絶対にならず、我々は失敗の許されない尊い任務を国家国民からゆだねられているということを」とし、「基地に所在する部隊および隊員の力を結集し、一致団結して精強な部隊として、前進していこう」と述べた後、「一年のフライトの計は初訓練にあり。各部隊ごと初訓練飛行かかれ」と指令を発した。
初訓練飛行にはP—3C、UH—60J、SH—60J、TH—135の4機が参加して、錦江湾上空から薩摩半島の開聞岳、大隅半島の佐多岬を経路に編隊飛行を行った。 |
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「東北の安心≠フ存在に」
海自第2航空群が初訓練飛行
明石群司令が要望 |
海自第2航空群(群司令・明石健次海将補=八戸航空基地)は1月7日、初訓練飛行を行い、八戸の海側から侵入した2機のP—3Cが基地上空を編隊飛行した。
初訓練の開始に際し、明石群司令は訓示で「P—3Cの機動性を最大限発揮し警戒監視に万全を期すとともに、三沢に展開する米海軍との相互運用性の向上も含め、平素から実施している訓練の効果・効率の向上を更に推進する必要がある。さらに、海賊対処行動のほか、様々な派遣訓練等にも、主体的に取り組み、地域及びグローバルなレベルでの、より安定した安全保障環境の構築に、寄与していく必要がある」とした上で、「震災の復興途上にある東北地方に所在する第2航空群が、地域の人々にとって安心・安全を感じられる存在となるよう、八戸航空基地で勤務する総員で心を合わせ、誠心誠意、邁進していきたいと思う。諸君の更なる奮闘を心から期待する」と要望した。 |
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安全な任務遂行誓い真冬の海で寒中水泳
海自佐世保警備隊が年頭行事 |
海自佐世保警備隊(司令・廣野成夫1海佐)は1月10日、佐世保港内外で年頭行事を行った。
隷下の佐世保水中処分隊(隊長・平山進二1海尉)は1年間の安全な任務遂行を誓い、港内で寒中水泳。隊員17名が水着1枚で岸壁から次々と水温10度の真冬の海に飛び込み約100m、5分ほど泳いだ。
また第3ミサイル艇隊(司令・國分一郎2海佐)の艦艇「おおたか」と「しらたか」は黒島沖で初航行訓練。不審船捜索訓練や操舵訓練のほか海中転落者蘇生訓練、艦内の防火、防水訓練などを行った。國分司令は「即応態勢を維持するとともに、技能を向上させていきたい」と話した。 |
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心意気をアピール
海自21空群 |
千葉県館山市の北条海岸で1月19日、館山市主催第66回「館山湾寒中水泳大会」が開催され、海自第21航空群(群司令・中田芳基海将補=館山航空基地)から20名の支援員のほか、各隊司令を含む隊員80名が参加した。
この大会は大正14年1月に旧制安房中学校(現安房高校)水泳部が行ったのが始まりで、昭和23年に当時の皇太子殿下(今上陛下)の館山市訪問の際に市の記念行事とされた。
「大寒」を翌日に控えた19日は気温10・7度、水温13度と例年並みだったが、青空が広がり波風も穏やかで天候に恵まれた寒中水泳日和となった。準備運動を終えた後、群司令の激励を受けた隊員は、午前11時半、太鼓の合図で館山市内の中高生や最高齢80歳を含む一般参加者総勢613名と共に一斉に水しぶきを上げながら、勢いよく海の中に駆け込んだ。
全身が浸かった沖合では約10分間もの間、各隊の隊旗を振ったり、円陣を組み「ワッショーイ」と掛け声をかけ合いながら、海上自衛官としての心意気を大いにアピールした。
終了後、毎年恒例となっている館山航空基地海曹会による豚汁が振る舞われ、海から上がった中高生や、一般参加者らは震えながら大鍋の周りに駆け寄り「美味しい」と冷え切った体を温めていた。中にはおかわりをする人もいて、800食分用意した豚汁はあっと言う間にたいらげられた。
参加した隊員たちは心身ともに鍛えられた1日となった。 |
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市の防災訓練参加
小月教育航空群 |
海自小月教育航空群(群司令・小沼誠一郎1海佐)は1月17日、「下関市・長門市合同防災訓練」に下関基地隊、陸自17普連、警察、消防などと参加した。
訓練は「山口県西部に地震が発生」と想定した大規模災害に対応するもの。
下関市役所から無線で指示を受けた実動部隊が、倒壊家屋を模擬した瓦礫の山からの人命救助、消火活動、交通整理などを行った。
はじめは各機関の実動部隊の行動などが、うまくかみ合わない場面も見られたが、徐々に連携がとれるようになり効果的な訓練となった。
小月教育航空群は「万一の場合は即刻、最高の連携をもって最大の能力を発揮し、救援活動を行う必要がある。今後は各機関の発揮し得る能力の把握や、意見交換を密に行い、万一に備える」としている。 |
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