高知地本(本部長・佐藤文章1陸佐)は、12月〜2日の2日間、第51掃海隊掃海艦「つしま」(横須賀)と第42掃海隊掃海艇「まきしま」(阪神基地隊)と協同し、高知港において艦艇広報を実施した。
「つしま」と「まきしま」は訓練後の物資の補給及び隊員の休養のため高知港へ入港、一般公開が行われる運びとなったもの。
12月1日午前の入港時には高知県海洋会主催の艦艇入港歓迎セレモニ—が行われ、県会議長をはじめ高知市副市長、高知県海洋会会長、高知県父兄会会長及び各会の代表者ら大勢で入港を歓迎した。入港歓迎セレモニーに引き続き、高知県下の高校の進路指導部長や就職アドバイザーを招き、特別公開及び艦上昼食会が開催された。
1日午後及び2日の一般公開では、日頃目にすることのできない「つしま」「まきしま」に多くの家族連れが訪れ、艦内で記念撮影をする姿や、隊員に装置や器材等の使用目的を聞く様子が見られた。
また、両艦艇において国際信号旗クイズ、ラッパ演奏及びパネル展示等も行われ、海上自衛隊艦船の入港を待ちに待ったファンの熱い希望に応えた。
見学者らは、隊員から「つしま」は従来の掃海艇では実施出来なかった深深度の掃海作業を行える世界最大級の木造船である等の説明を聞き、「とても楽しい時間が過ごせ、いい思い出になりました」「両艦艇の船体構造に驚き、掃海任務の重要性を理解できて勉強になりました」と満足した様子だった。
高知地本は、「2日の午後からは雨となったが、今回の艦艇広報の予定が新聞でも報道されたことも手助って、2日間に高知県内外から合計700人が来場し、県民市民へ海上自衛隊に対する認識を深めるとともに、自衛隊の活動に対する理解を一層深める絶好の機会となった」としている。 |