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   2007年8月15日号
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埼玉県災害拠点病院に指定
《防衛医科大学校病院》
8月1日スタート
一層の体制整備・充実図る
 防衛医科大学校病院が8月1日、埼玉県知事から災害拠点病院の指定を受けた。これにより埼玉県下の災害拠点病院は11カ所となった。
 防医大病院が災害拠点病院に指定されるまでの経緯は、昨年11月28日に埼玉県保健医療部医療整備課から国の通知である「災害拠点病院整備事業の実施について」に基づき、災害発生時における被災地の医療確保や被災した地域への医療支援を行うための災害拠点病院に指定したい旨の調整があり、今年5月24日、埼玉県知事から正式に依頼を受けた。防医大病院としては災害拠点病院に指定されることにより、(1)埼玉県西部の第一保健医療圏における災害拠点病院がこれまで1カ所のみであった状況が改善され、災害時での県民の期待に応えられる(2)自治体などとの災害医療体制構築の連携を通じて地域医療に大きく貢献できる(3)大規模災害対処への取組みで病院職員のモチベーションが向上し、災害医療救護活動に従事する自衛隊医官の教育の場としての基盤が充実・強化されるなどのメリットがあると考え、前向きに検討、6月5日に埼玉県知事に対し指定を受け入れる旨の回答を行っていた。
 8月1日に災害拠点病院に指定されたことにより、今後、防医大病院はその期待に応えるべく、体制の更なる整備・充実に一層努力を傾注していくことになる。

中越沖地震
インド洋「ときわ」乗員の実家被災
留守家族支援任務隊、出動
 7月16日に発生した「新潟県中越沖地震」において、13日インド洋に向け出港したばかりの「ときわ」乗員(月橋央(つきはし・もとき)海士長)の実家が被災した。
 第一報を受けた留守家族支援担当の横須賀地方総監部(総監・荒川堯一海将)は、月橋士長のご家族(ご両親、長兄)の状況確認及び見舞いのため、19日、留守家族支援室長以下3名(小島厚生課長、大森1曹、生方1層)の支援任務隊を現地に派出した。
 月橋士長の実家は、最も被害が大きかった柏崎市にあり、任務隊到着時、隣家が全壊、玄関付近が壊れたものの、何とか居住可能であり、ご家族は、避難所と家を行ったり来たりしながら散乱した家財道具などを片付けている最中でした。
 幸いにご家族は怪我ひとつ無くお元気で、ご自宅の片付けやボランティアで地域の復興にも貢献されていた。
 任務隊は、ご家族に対して月橋士長の近況の写真、「ときわ」乗員一同と上曹会からの見舞金、総監部から被災時必要な飲料水、生活用品等を、また避難所にも飲料水などをお渡ししました。ご子息の近況写真、また、折からの横総監からの見舞いの電話にご家族一同感激の様子でした。
 最後に月橋士長へのビデオレターの撮影を行いましたが、「家族は皆元気で心配はいらない。しっかり任務を果たしてきてほしい」というお父さんの言葉は、任務隊一同にとっても感銘を受けました。(横監広報)

小学校行事に出演
《1特団音楽隊》
 第1特科団音楽隊(隊長・傳野1曹以下17名)は7月19日、千歳市立桜木小学校開校30周年行事の一環として計画された音楽まつりに出演した。
 音楽隊が軽快なドラムマーチとともに体育館に入場行進すると、演奏を待ちわびた小学生527人をはじめ父兄約100人の盛大な拍手に迎えられた。
 オープニングはヨハンシュトラウス作曲ラデツキー行進曲からはじまり、小学生達は生演奏の迫力に目を輝かせ、好きなアニメソングやドラマの主題歌の演奏がはじまると、友達同士または親子で歌ったり、楽器紹介コーナーでは一つひとつの楽器の音色を不思議そうな顔で聴き入っていた。また、体験コーナーでは隊長顔負けの指揮者ぶりを発揮する子供も。そして、エンディングは桜木小学校校歌を音楽隊の演奏をバックに全員で元気に歌って、音楽まつりの幕を閉じた。

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