防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2007年8月15日号
1面 2面 3面 4面 5面 6面 7面 8面 9面 10面 12面

寄せ書き

登山
東北方面管制気象隊=八戸駐屯地 陸士長 小野寺誠志
 団結をはかるために始まった登山。場所は階上岳です。階上岳といえば、視程や雲の高さを知るための基準となっている山です。その山を登るにあたって、私は頂上から見える部隊の風景や雲が、頂上からどれほどの高さにあるかを着眼において登りました。
 登り始めは余裕でしたが、急な坂に出会い登るとなると、すぐに足が疲れリタイアしたいと本音で思ったりもしました。でもこれも訓練の一つだと思い頑張りました。すると頂上には素敵なプレゼントが待っていました。それは不意にカメラに収めたいと思うほど綺麗な風景で、私は見惚れていました。
 さっそく頂上から部隊を見ましたが、小さすぎてさっぱり分かりませんでしたが、それほどの距離があるのだと実感しました。空を見上げると近くに雲が浮いており、近くで見ることで正確な高さがわかり勉強になりました。
 今回の登山は辛かったけれど、あの風景を見られるのならまた登りたいと思いました。

好きこそ物の上手なれ
第303高射直接支援中隊=八戸駐屯地 陸士長 佐藤 嘉文
 私は自衛隊に入隊する前は塗装業をやっていました。塗装会社で5年間働いているうちに、いつの間にか仕事が趣味のようなものになっていました。
 最初は仕事の延長線のような感じで自分のバイクを遊び半分で塗装したのですが、思ったように色彩やデザインがうまくいかず何度もやり直し、納得いくものができた時の気持ちはなんともいいようがありませんでした。それがたたってか次は車の塗装をやってみたいと思い、知人の板金屋へ行き塗装代を支払い、自分で車を塗装するまでになりました。
 自衛隊に入隊するまでの5年間で、誰にも負けないくらいの塗装の経験と技術を身につけたと私は思います。自衛隊に入隊し部隊勤務約1年半ですが、何事も好きこそ物の上手なれと思い、現在の職務に精一杯励んでいます。

健康診断をきっかけにダイエット成功!
第315高射中隊=名寄駐屯地 泉盛 カツミ
 40を過ぎ、頭痛、肩こり等が気になっていた昨年の秋、夫から防衛省共済組合アウトソーシング事業の人間ドックを紹介され「日帰りコース」の検診を受けました。異常はありませんでしたが、太り過ぎで、減量して3ヵ月後再度検診に来るよう言われました。そのため母からの勧めで、食事療法ダイエットを始めました。
 この方法は3食確実に食事をします。朝・夕食は特製スープのみを飲みます。昼食はご飯等の炭水化物を避け、肉・魚の蛋白質、野菜等1日9品目の食品を食べるよう心がけます。また脂肪も適量食べるなど、普通の昼食内容となります。絶食はしないため、慣れるとさほど苦になりませんでした。
 再検予定の3ヵ月後は効果が表れなく、減量してからと考え再検には行きませんでした。ダイエットを開始して9ヵ月経った頃、半年で体重は27キロ減少、ウエスト30センチ、体脂肪率17%減少の23%となり、現在維持をしています。またダイエット成功により、思いがけないことがありました。以前から悩んでいた頭痛、肩こり、むくみ等がなくなり、快適な毎日を過ごせるようになりました。更に9月に横浜で開催されるプロポーションコンテストに、40歳代の部、北海道代表として全国大会に参加することとなりました。そして今、再検に行かなかった人間ドックの申し込み手続きを行い、今月検診に行きます。
 この防衛省共済組合アウトソーシング事業の人間ドックの申し込みは、検診の希望日時等の必要事項を記載して病院にFAXするだけの、非常に簡単な手続きで済みます。また費用は3万円の助成があります。私の場合、検診料1500円と病院までの交通費のみでしたので、家計への負担がほとんどありませんでした。
 隊員家族の皆さん、この防衛省共済組合アウトソーシング事業の人間ドックを是非活用して、安心を得られてはいかがですか。
(泉盛和夫3陸佐夫人)

環境パーク研修を終えて
第7普通科連隊=福知山駐屯地 3陸曹 木戸 陽
 ごみ処理というのは、商品を購入する以前から始まっています。分別作業がやり易い状態で購入できる商品は、売れ行きも良く好評であり「リデュース・リユース・リサイクル」を考慮した上で製造されていることだと認識されます。
 「リデュース」はごみが少ない商品(ラップや受け皿のない物)を購入し、買い物袋を持参してゴミ減少化に協力することを言います。「リユース」はすぐに物を破棄することなく、修理をしたり工夫をし大切に繰り返し使用することを言います。「リサイクル」は再び資源として再利用することを言います。
 これからの将来はこの3つを生かすことを原点とし、製造者側と消費者側が相互に環境改善について重要視していかなければなりません。ごみを捨てているのは私たちです。「リデュース・リユース・リサイクル」の3つを忘れることなく、少しでも環境保全に役立てるよう行動を見直していきたいと思います。今回研修できて大変勉強になりました。

充実した日々を生きるために
第109地区警務隊八戸派遣隊 1陸尉 天野 力三
 単身赴任しているからか、最近時間について思うことがある。単身でいると、必然的に一人の時間が多く感じられるようになった。加えて自分自身50歳を超え、自分の歩んできた道を振り返り想うところもある。
 私たちは一日一日を「公務」と「私的」2つの時間の流れの中に生きながら人生(自衛官)としてのプロセスをたどり、そしてその完結へと向かいつつあるのです。時間は生命そのものであると思うのです。公務に使う時間も私的に使う時間も共に貴重であり、大切にしかも巧みに使わなければならない。それには「時間意識」に目覚めることが大切だと思う。
 自分に固有の職業である自衛官そしてそれぞれの職種部隊での地位、役割、価値観、ライフスタイルにあった「時間管理」の技法を自らの創意工夫で作りだし、実践を継続させていくことが必要であると感じている。そして時間管理を実践していくことの要は、公私共に「優先主義」と「重点主義」をとることであると思うのです。その日何を優先させ何に重点を置いて時間割をし、集中的に活動するか。この判断を適切にすることを意識するようにしている。そうすることで公の時間を仕事に貢献させ、私の時間を自分自身に貢献させることができると感じている。
 時間は人に与えられた限られた資源かもしれない。人生を充実させるためにも、自分で時間管理をしっかりとしていきたい。時間は命です。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
健康第一に意識おく
ライジングビルメインテナンス(株) 森 久雄
森氏は平成18年5月、第4高射群(岐阜)を2空尉で定年退職。55歳
 私は平成18年5月16日に定年退職し、6月からライジングビルメインテナンス株式会社に勤務し、1年が経過しました。
 当社は三井住友銀行の店頭警備等を主としており、北は北海道から南は九州鹿児島までの、三井住友銀行の本支店に警備員を配置しています。私の配置先は三井住友銀行名古屋栄支店であり、当支店には3名の警備員がいます。共に自衛隊OBのため、配置当初からあまり不安等はありませんでした。
 日々の業務概要は8時からの開店準備に始まり、窓口営業時間中の店頭での立哨警備、来店客の案内・誘導及び店内外の巡回等、窓口営業終了後は防災、防火点検等保安に関する業務及びメール便の授受に関する警備並びに各所の清掃などを行い、17時10分で一日の業務が終了となります。
 この中で一番大変なのはやはり窓口営業時間中であり、警備だからといって怖い顔をして突っ立っていればいいものではなく、来店客一人一人に目配りをし、その応対は笑顔でにこやかに、丁寧な言葉遣いが求められます。私としては最も苦手とするところであり、日々笑顔作りに努力しています。また銀行には不特定多数の人が出入りするため、中にはよからぬ考えや行動をする者がいるかもしれません。警戒を怠らず、事件事故を未然に防止するのが最も重要であり、警備員の使命でもあります。常に笑顔でにこやかな表情ながら、警戒心は緩めることなく立哨する事は結構大変であり、知らず知らずのうちに硬い表情になっている自分にハッとすることが未だに続いています。
 最後にこれから再就職される方へ。自分で決定した就職先はベストであり、隣の芝は決して青くないことを肝に銘じ、最善を尽くす。現役時代のことをあれやこれやと引きずらない。私が再就職した時に頂いた言葉があります。参考になれば幸いです。
 「まず第一に心身ともに健康であること。第二に能力があり、且つやる気満々なこと。第三に人柄が良いことであり、その大前提となるのが意識革命である」正にその通りであり、実感しています。

12面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2008 Boueihome Shinbun Inc