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偵察戦技競技会を実施 |
《富士教導団》 |
日頃の訓練成果を充分に発揮 |
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競技会を終え、ほっと一息のオートバイ隊員(3/8、東富士演習場で) |
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富士教導団偵察教導隊(隊長・大端徳男2陸佐)は3月7・8日の両日、平成18年度偵察戦技競技会を富士学校内と東富士演習場の海苔川宿営地で行った。競技は偵察隊員としての戦技・知識の切磋琢磨、各個の能力の向上を図り、志気高揚・団結の強化が目的。
7日は、昨年まではなかった学科や衛生(救急包帯を利用した応急処置)、化学(戦闘用防護衣の装脱着)さらに、通信(P―10開設、識別及び携帯無線機の動作点検、通話法)の課目も実施された。
8日午前中は、73式小型車(偵察用ジープ)の競技。側方転移、車庫入れ、タイヤ交換、手押しなどが行われ、車長、操縦手、機関銃手の3名の信頼関係・協同連携が試された。要求されるのは、スピード(迅速性)、正確性、そして安全管理。車長の指示に応え、操縦手は手がパンパンになるほどハンドルを切る。
隊長も見守る午後は、オートバイ隊員の技術や精神力を計る操縦競技。パイロンを縫っての走行や忍者乗り、一本橋走行に立ち乗り、そしてブレーキターンと速度を重視したなど器用な操縦競技が続く。
自衛隊の「技術」をさりげなく見せつけたこの競技会。シンプルに見えるが、任務のために非常に重要な役割を担っている。 |
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50期生273名が巣立つ |
《少工校卒業式》 |
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少年工科学校(校長・別所利通陸将補)の第50期生徒(273名)の卒業式が3月17日、同校体育館で行われた。
式には宗像久男陸幕副長をはじめ上田順子横須賀市長代理、吉田英男三浦市長、荒川堯一海上自衛隊横須賀地方総監等、部内外多数の来賓を迎え、そしてこの晴れの日を祝う卒業生の家族が見守る中、厳粛に挙行された(写真)。
卒業証書が一人ひとりに手渡された後、学校長から「将来の自衛隊を背負って立つ気概を持て」「夢を持ちその実現に向かって日々努力せよ」「生涯に亘り同期の絆を大切にせよ」と3点の要望を含んだ式辞が述べられ、また陸幕副長からは「技術分野を担う陸曹の中核として誇りと責任をもって職務に邁進し、武力集団のプロを目指してもらいたい」と訓示があった。
その後横須賀市長代理をはじめとする来賓からの祝辞、在校生代表による送辞と卒業生代表による答辞が力強く述べられ、最後の校歌斉唱へと続いた。
式典終了後は、学校グラウンドで在校生による音楽隊やドリル部の送別パレードが行われ、小雨を吹き飛ばすかのような勇ましい演技で卒業生の旅立ちを祝った。 |
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雪月花 |
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友人の高永さんの出版パーティが都内のホテルで行われた。高さんは元韓国の海軍少佐で15年前に日本を巻き込んだ事件で軍籍を離れて、今は日本で軍事評論をしながら執筆活動を続けている。彼が今回出版したのは本紙前々号で紹介した「白頭山3号作戦」、出版後数日でベストセラーになり二刷に入っていると出版元の講談社のひとが挨拶で述べていた。たしかにその内容には緊張と戦慄を覚えるし、まさかと聞いていたことが資料で裏付けされている。会場にはテレビで見かける情報関係の人やマスコミも多く、時期が時期だけに北の脅威と高さんの情報に深い関心を見せていた。筆者も先日、北がひそかに南侵を図るために38度線の下を1635メートル掘り進んだ第3トンネルを見てきたが「戦争」を肌で感じた。こっそり掘った地下トンネルというイメージは人間がやっと通れる程度を想像するがとんでもない、1時間で武装軍人3万人の移動が可能、戦車も通れるほどの物である。しかも漢江という大きな川の下を通っており、このようなトンネルが20個はあるのではないかと言われながら、まだ4個しか発見されていないということだった。私たちの目と鼻の先でこのようなせめぎ合いが存在している事実、休戦と言えるのか戦時と言うのか考えてしまう。またソウルで聞かされたことは3世代に渡って食糧の量と質に差がつくと同一民族だった韓半島で違う民族の出現になってしまうと心配する大学教授の声だった。早く統一したいと言うことだろうが。
(所谷) |
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