防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2006年6月15日号
1面 2面 3面 6面 7面 8面 9面 10面 12面

東北方音楽隊演奏会を支援
<宮城>
満席の会場が沸き立つ
 名取市自衛隊協力会(渡辺至男会長)と自衛隊父兄会名取支部(石田光一支部長)主催の陸上自衛隊東北方面音楽隊演奏会「ブラスの響きinなとり」が5月13日、名取市文化会館で開かれ、1350人の聴衆が来場した。
 同会主催の音楽演奏会は、市民に自衛隊への理解を深めてもらうことが目的で行われ、今回で7回目となる。宮城地連(部長・佐藤暢彦1陸佐)が支援し、隊友会名取支部が共催、名取市が後援した。
 当日は、開場2時間前から入口に市民の列ができ、予定を15分早めて開場した。また、待合ホールでは音楽隊によるフルート演奏があり(=写真)、開演を待つ市民から好評を得た。
 音楽隊は隊長・佐藤政紀3陸佐の指揮で行進曲など11曲、約1時間30分間の演奏を行った。アンコールでは「名取市民歌」を会場の市民らが演奏に合わせて熱唱した。
 演奏会は満員のなかで行われ、観衆からは盛大な拍手が送られた。
 渡辺会長と石田支部長からは「音楽隊の演奏ありがとうございます。また来年もお願いします」との感謝の言葉もあり、成功のうちに演奏会を終えた。

就職フェア
大人気の地連ブース
<愛媛>
 愛媛地連(部長・児嶋幹司1陸佐)は4月22日、厚生労働省愛媛労働局が主催する「平成18年度大卒者等就職フェア」に初めて参加した。この就職フェアは大卒者の雇用促進のため、愛媛労働局が12年前から毎年実施している事業で、求人企業と求職大卒者等が一同に会し、効果的な就職応募機会を提供するもの。今回は県内外から約160を超える企業がブースを連ね、職を求める大学生等は約1300人が集まった。
 初参加の愛媛地連のブースには10時の開始直後から15時30分の終了時間ぎりぎりまでの間、途絶えることなく次々と学生が面接に訪れ、説明を担当する2名の広報官は休む暇もない状態となった。面接に来る学生は、今まで自衛隊との接触機会がなかったものがほとんどで、自衛隊の任務や職域、受験種目など広報官の説明する内容一つひとつに熱心に耳を傾け、中にはわずか15分の面接の間に志願意思を固めてしまう学生もいた。また、順番待ちの間にと用意したパンフレットや広報用DVDに熱心に見入る大学生らも多く、自衛隊に対する関心の高さと彼らの就職に対する真剣さが感じられた。
 愛媛地連関係者は、「今回のフェア参加を通じて、多くの大学生等との接点を持ち、自衛隊の理解を深められた。幹部候補生はもとよりその他の種目への志願者確保に確かな手応えを感じると共に、多くの就職希望者が実は自衛官に高い関心を抱いていることを目の当たりにし、今後の募集広報活動に大きな自信を持つことが出来た。愛媛地連としてはこれからも新しい広報活動にチャレンジし、自衛隊ファンの拡大を図っていく」と語っている。

「さわゆき」体験航海
艦の前には長蛇の列も
<千葉>
 千葉地連(部長・益子光久1海佐)は5月13、14の両日、船橋京葉食品コンビナート南埠頭で海自横須賀地方隊第21護衛隊護衛艦「さわゆき」による体験航海を行った(=写真)。
 13日の入港セレモニーでは船橋市長代理・原宏彰助役が歓迎の挨拶を述べたあと、マリンレディーから花束を贈られた隊司令・野島豊1海佐が「体験航海で海上自衛隊の一端を知っていただくことができれば幸いです。乗員一同皆様のご期待にそえるように努めますので、艦の生活がどんなものであるか楽しんでいただきたいと思います。本日は、お出迎えありがとうございました」と互いに挨拶を交わした。
 体験航海は隊司令による一日艦長及び一日広報係士官任命式終了後に開始され、13日の午後、14日の午前・午後の計3回実施した。初日はあいにくの雨模様の天候だったが、延べ約1300人の募集・援護協力者及び一般公募での当選者が東京湾のクルージングを楽しんだ。
 航海航海終了後には、「隊員によるラッパ吹奏を聞き元気が出た」「自衛艦の訓練展示やヘリコプターの飛行展示を初めて見て感激しました」などの意見と、艦長・大保信一郎3海佐以下乗員の規律正しい動作を称賛する声が多く聞かれ、海上自衛隊に対する新たな認識と理解が深められた体験航海となった。

「頑張っています」 新しい職場
活躍するOBシリーズ
東京海上日動火災保険 内 藤 壽 美
内藤氏は平成16年11月、第8航空団(築城)防衛部長を1空佐で定年退職。56歳
 現在、保険業界において、個人代理店では営業拡大におのずと限界があるとして、複数の募集人および事務員、さらに法人化を必須とした改革が急務として進行中です。その風を受けて近所の保険代理店主から依頼があり「現役(戦闘機操縦者)は大変だったでしょうからこれからはのんびりやりましょう」の甘い誘いに乗り、また、転勤ばかりで関わりが薄かった地元の人々との信頼関係を築くにもちょうど良いかなと考え、東京海上日動火災保険株式会社に入社しました。
 事故処理ではなく営業マン(代理店)として損害保険、生命保険を取り扱うわけですが、退官者用に自衛隊コースというピッタリなものがあり1年間養成して頂きました。防衛庁団体取り扱い(15パーセント割引)のコードも頂いて、隊員に幸せを運ぶ役割も出来るようになりました。定年はありません。
 入社1カ月前から募集人資格取得のための試験勉強を始め、入社後は2カ月間栃木の研修所で一日16〜18時間ほど頑張りました。そのあとも営業の傍ら次々と上級資格の試験(最多月3回)や研修をこなしています。さらに日々の営業レポート、週間や月間の業績に対する上司による徹底した分析、指導など、自衛隊以上にフォローが充実しており、これが東京海上日動のグレードの高さの根源だと思われます。
 援護室に聞くと、退官後営業部門を望む人は少ないそうです。若いころから生保レディに付きまとわれ、保険屋が大嫌いだった私が、いま全くのゼロからのスタートに頑張れているのは自分でも驚きです。何事も前向きに取り組めば結構やっていけるものだと自信が持てました。同時入社(総員132名)の中に陸(旭川)、海(呉)各1名の同期生もいて頑張っています。
 昭和43年から戦闘機一筋で国民を守ってきたついでに、体の動く限り隊員や地元の人々のため、効率的な保険加入の手助けを続けていこうと思っています。

10面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2008 Boueihome Shinbun Inc