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   2006年6月15日号
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隊内生活体験入隊を実施
新入社員59人
"訓練を通じて学んだこと"
<群馬地連>
参加者たち全員が慣れないながらも積極的に訓練に臨んだ
 群馬地連(部長・深澤雅貴事務官)は5月15日から3日間、相馬原駐屯地の協力を得て、(株)山田製作所新入社員59人の隊内生活体験入隊を実施した。
 企業の申し込む隊内生活体験に参加する社員は、一般に自衛隊・防衛問題との関わりが薄い。そのため体験入隊は、自衛隊の現況を直接体験を通じて部隊を理解させる絶好の機会として、地連は依頼を受けた。
 初日の午後から体験入隊が始まり、担任部隊である第12高射中隊から被服の交付を受けたあと、史料館見学・相馬原駐屯地の概要説明、午後の後段では基本教練を行った。
 2日目は演習場内で10km行進を行い、慣れない半長靴に四苦八苦しながらも仲間同士で声を掛けあい、励ましあいながら完歩した。自衛隊といえば「ほふく前進」をイメージしていた社員たちは実際に戦闘訓練を行い、滅多にない経験に目を輝かせて積極的に訓練を受けていた。参加者に感想を聞くと、「指揮をとり、人を統率する難しさと、仲間を大切にする心を教わった」「みんなに励まされ、自分もやればできることを学んだ」など、充実した体験だったことを語った。
 地連では、これからも自衛隊を良く理解してもらうため、隊内生活体験希望団体と支援部隊との円滑な調整を実施していく、としている。

ラジオで募集PR
<茨城地連>
学生らに強く呼びかける
 茨城地連(部長・安藤正一1陸佐)ではラジオ番組「FMぱるるん」で放送している「自衛隊きままにトーク」のなかで、4月19日に地連部長、5月10日に一般幹部候補生出身の角谷3陸尉(勝田駐屯地施設教導隊所属)が出演し、幹部候補生募集をPRした。
 4月下旬からスタジオが水戸駅南口ビル1階に移転、全面ガラス張りのスタジオで、外からも収録状況が見ることができる。通勤・通学などで水戸駅を行きかう人たちが手を振ったりと興味津々の様子で見学していた。また、駅南口ビルに設置された大型ビジョンにはラジオ放送が画像で流れ、多くの老若男女が足を止め、画面に見入っていた。
 角谷3尉は迷彩服姿で出演し、スタジオ前の通りを歩く若者らに自衛隊をアピールするとともに、「一般幹部候補生出身の角谷3尉です。ただいま幹部候補生を募集中です。部隊のリーダーを目指して、私たちと一緒に頑張ってみませんか」とリスナーに熱く呼びかけた。
 同番組は、放送開始から6年目を迎え、通勤時間帯の人気番組として定着している。パーソナリティは広報室員3名(額賀2海尉、倉持2海曹、宇田川3陸曹)で、「今後も自衛官募集をはじめイベント情報などを紹介し、リスナーと一体となって番組を作り上げていきたい」としている。

市中パレードを支援
観衆から大きな声援受ける
<宮崎地連>
 宮崎地連(部長・杉崎信之1空佐)は延岡市内において、4月15日に「市民と自衛隊とのふれあいコンサート」、翌16日には市中パレードを支援した。
 ふれあいコンサートは延岡市自衛隊協力団体主催により毎年行われているもので、今年で22回目を迎えた。1500の客席はあっという間に満席となり、観客からは「クラシックに興味のない人も退屈しない構成で楽しかった」「第1回目から鑑賞させてもらっているが、今回は百点だった」などの感想があり、大盛況の演奏会となった。
 翌日行われた市中パレードは、九州三大春祭りの一つと言われており、観衆が約20万人を超えるという延岡市の大きな祭りで、市内中心部の商店街、道路を約4キロにわたって練り歩くもの。
 今回は陸自西部方面音楽隊が先頭を務め、その次に海自佐世保基地ブルーマリンオペレーション、そして「若鮎レディ」を乗せた宮崎地連のジープが続いた。その後には鼓笛隊や大名行列など市民グループ47団体約1600人が続き、盛大なパレードとなった。
 当日の天候は晴天。多くの観客が訪れ、西部方面音楽隊が行ったパレードでの3回の停止演奏では、沿道から盛大な拍手と歓声が沸き、自衛隊をPRする絶好の機会となった。

会社説明会に参加
良質な募集拡大へ
<旭川地連>
 旭川地連(部長・小森宏1陸佐)は4月24、25の両日、旭川大学構内で開催された学内会社説明会に参加した。
 この説明会は同大学の4年生を主な対象としており、両日で、延べ28社が参加する大規模のものとなった。
 説明会は企業側と学生の面談方式で行われ、旭川地連のブースには23人が訪れた。広報官から熱心に説明を受けた学生からは「体力的に辛いのでは?」「筆記試験の難易度は?」など多くの質問が飛び出し、自衛官という職業に強い興味をもった様子が窺われた。
 参加したある学生は「話を聞いて就職活動に対する視野が広がってよかった」との感想を述べるなど、この求人イベント参加は自衛隊のPRにも大きく貢献していた。

イベントで広報活動
深める地域との「絆」
<徳島地連>
 徳島地連(部長・神宮万和1海佐)は4月28日から3日間、徳島市藍場浜公園開催された「はな・はるフェスタ2006」で、広報活動と父兄会徳島市支部の支援を行った。
 「はな・はるフェスタ」は、徳島の春のイベントとして開催され、今年は延べ24万人の来場者があった。
 陸・海自衛隊の航空機3コ編隊、合計8機による祝賀飛行で開幕したイベントの期間中、徳島地連は防衛パネル展と砕氷艦「しらせ」が持ち帰った南極の氷を展示した。
 防衛パネル展示では、イラク復興支援活動における医療、公共施設の復旧活動などを紹介し、2年に及ぶ自衛隊の活動を紹介した。
 南極の氷を展示した30日は汗ばむような日差しの下、幼児らが氷の冷たさに驚きの声を上げ、演舞場で汗だくになり阿波踊りを終えた踊り子らが南極の氷で心と体を癒した。特に氷がとける時の「プチプチ」という不思議な音を親子で楽しむ姿や、氷に閉じ込められた気泡が数万年前の空気であることに驚く姿が印象的であった。また、父兄会徳島市支部が、「がんばれ自衛隊」の旗を掲げて自衛隊グッズを販売し会場を盛り上げた。同支部との協力は、多くの来場者の足を止め、親しみのある広報活動となった。

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