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   2006年6月15日号
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創立記念行事を実施
<武山・北富士>
多数の来場者と盛大に祝う
厳粛な雰囲気のなか堂々とした行進を行う1教団隊員
第1教育団
 第1教育団(団長・岩丸勇1陸佐)は雨上がりの5月28日、「第1教育団創立47周年記念行事」を挙行し、部内外多数の来賓、隊員家族および市民等2600人を超える来場者を迎え、隊員とともに創立47周年を盛大に祝った。
 記念式典にあたり、岩丸団長は式辞の中で、「第1教育団は、陸上自衛隊の戦力の中核となる有為な陸曹・陸士の基本教育を担当する部隊であり、その役割は従来以上に重要性を増していくものと考えております。創立47周年の記念すべき日に、教育団所属の全隊員が教育部隊の任務の重要性を再確認するとともに、入校中の全隊員が決意を新たにし、国民の負託に応えることを、改めてお誓いしたいと思います」と力強く述べた。
 続いて来賓祝辞のあと、観閲行進へ移行、今年度入隊した男女新入隊員らは威風堂々たる行進を披露した。訓練展示では、117教大・1機甲教の陸曹候補士による自衛隊体操、117教大の一般陸曹候補学生による徒手格闘、女教隊の隊歌合唱、若さと躍動感溢れるきびきびとした動作と我が子の成長した姿に家族や市民から拍手喝采が送られた。
 その後、3曹教・1機甲教による戦闘訓練の教育訓練展示が行われ、その迫力に観衆の目は釘付けになった。
 この他、第302保安中隊の特別儀仗、東部方面音楽隊の演奏、少年工科学校生徒によるファンシードリル、装備品展示、戦車等の体験試乗などが行われ、武山駐屯地は終日家族連れや若者達で賑わった。

北富士駐屯地
 北富士駐屯地(司令・坂田順彦1陸佐)は5月21日、地元選出の国会議員をはじめ、県下各市町村長、県議会議員など多数の来賓を迎え、北富士駐屯地創立46周年記念行事を挙行した。

雄大な富士山をバックに観閲部隊が整列し式典を開始。坂田駐屯地司令の式辞、来賓代表各位による祝辞に続き、第1音楽隊演奏のマーチにのって観閲部隊が堂々の行進を行った。
 式典に引き続き第1空挺団による空挺降下、少年工科学校のファンシードリルが披露され、迫力ある訓練展示や第1特科隊独特の任務である礼砲射撃(=写真)に、観衆からどよめきと大きな歓声が上がった。
 会場内には、曹友会主催の模擬売店が軒を連ね、グラウンドでは戦車、高機動車の体験試乗に人気が集まり、この日訪れた約2900人の地域住民で駐屯地は終日賑わった。

雪月花
 異星人が「この星の人間から携帯を取り上げたらどうなるだろう」と対地球作戦を考えている広告が電車の中などで目を引いている。このキャッチコピーだけでは彼が携帯をどのように見ているのか分からなかったが、地球ではまだこんな物を重宝がっているのか、これがないと生きていけないのか 携帯に支配されている地球人を見下しているのかとも受け取れた。以前に読んだSF小説で、島に漂流してきた人間がこん睡状態にもかかわらずカチカチと鳴る音には正確に反応しながら物凄く怯えていた。彼を取り囲んだ島の人たちはそのカチカチと鳴る物体をよっぽど恐ろしいものらしいと思って近寄らない。この島ではこんな腕輪は見たことがない、こんな恐ろしいものは早く処分しようと決まった時、彼が目を覚まし腕時計を見た「ああ、もうこんな時間だ、会社に遅れる」と飛び起きた。随分前に読んだものでストーリーは違っているかも知れないが、時間と会社に支配されるサラリーマンとしてまだ憶えている。現代文明をもってしても南米ペルーのナスカの地上絵(ちじょうえ)の謎はいまだ解けていない。紀元前400年の当時、この絵を描くことが最も大事なことであり生活の一部だった、とも言われている。何千年か何万年後、地球は発展しているか破壊されているか分からないが、その時地球を支配している生物は携帯を発見してどのように定義するのだろうか。と、書きながら本来は「携帯」は手に下げて持つ、という動詞だったのに本稿では名詞として使っていることに気がついた。完全に携帯に支配されているようだ。

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